上流工程にチャレンジできる環境!Salesforceに特化したシステム開発会社
株式会社クオンツは、Salesforceの導入・カスタマイズ支援に特化したシステム開発会社。Salesforceは、説明するまでもないだろうが、全世界で15万社が使う世界No.1の営業支援・CRMツール。日本でも契約するクライアントがどんどん増えている。クオンツは、SES契約に基づいて、エンジニアをクライアントのもとに常駐させ、Salesforceの導入・カスタマイズ・運用をサポートする。
クオンツがSalesforceに特化している理由は「上流工程」に携われるチャンスがあるから。創業からしばらくは、創業者である代表取締役社長、高橋文明氏が一人でJAVAの開発現場を渡り歩いていた。あるとき知人にSalesforceの現場を紹介してもらい、クライアントの数に比べて、Salesforceに精通したエンジニアが足りず、どこの現場でも経験が浅いエンジニアが要件定義にチャレンジしている現状を、高橋氏は目の当たりにした。
「上流工程を担当できるようになれば、エンジニアを生涯の仕事にするのに有利です。当社では、上流工程を経験できるチャンスがあります。プログラミングのスペシャリストになる道もありますが、上流工程を経験すればプログラミング言語に縛られず、今後どんな現場でも活躍の機会に恵まれます」(高橋氏)
JAVAやPHPといったメジャーな言語では、エンジニアの数も多く希望しても上流工程に携われるとは限らない。その点、エンジニアが不足しているSalesforceの現場なら、経験が浅いエンジニアでも上流工程に携われるチャンスが多い。
「エンジニアを育成したいという思いが当社にはあります。Salesforceに特化しているのも、SESでのエンジニア派遣にこだわっているのも、エンジニアを育てる場を作るためです。元請けは、利益率こそ高いかもしれませんが、納期と責任を負わなければならず、そのしわ寄せがエンジニアに行ってしまいがち。SESなら現場が高稼働になれば、エンジニアを引き上げることもできます」(高橋氏)
Salesforceに特化した会社でなら、Salesforceのスペシャリストになれる。エンジニアのキャリアパスに特徴が示すことができ、上流工程を担当することで、たとえSalesforce以外の現場で働くことになっても、要件定義や設計のフェーズでの経験はしっかりと生かせる。
スキルを磨いて会社を卒業!手厚い教育制度でエンジニアのステップアップを支援
「エンジニアを育成したい」と語るだけあり、クオンツの教育制度は手厚い。未経験採用も積極的に行っており、入社半年は社内でじっくり研修し、その後、クライアント先常駐の仕事へとシフトする。
未経験で入社した場合、最初の2カ月はITの基礎を習得するのに充てられる。「JAVA」「HTML」「データベース」などの入門テキストを使っての座学で、Webエンジニアとして最低限必要な知識を詰め込む。そしてその後、実際にプログラムを書く作業を学ぶ。3カ月目は「Salesforce」の特徴や使用言語などを学び、現場で働けるようにスキルを身に付けていく。そして、4カ月目以降は、受託開発でのOJTで実際の現場と同じ仕事を学ぶ。
「Webアプリの開発経験がある人は、3カ月目のプログラムから研修を受けてもらう形になります。だからSalesforceの知識がなくても大丈夫です。社内でしっかりスキルを身に付けてから常駐先へ行ってもらいます。4カ月~半年の研修期間は長いようで、ほかのシステム開発会社に『そんなに研修に時間と手間をかけているんですか』とよく言われます。けれど、手厚く教えないと、本人が客先で困るだけでなく、クライアントに迷惑をかけてしまいますから。」(高橋氏)
Webアプリケーションの開発経験が1年以上あるエンジニアなら、同社でSalesforceのスペシャリストへの道が開ける。これまでに経験した言語は問わない。HTTPを使ってサーバとやり取りする、Webアプリの裏側の仕組みを理解していれば問題ないという。
「要件定義ができるPL/PMになって、もっと大きい会社に転職してほしいですね。当社では上流工程を経験できますが、大規模な案件には携われません。エンジニアとして当社で学び終え、さらなる高みを目指すなら、より活躍できる会社に移ってほしいと願っています」(高橋氏)
学校で学べるのは知識だけ。経験を積むなら現場が一番。クオンツの現場で経験を積んで次のステージへ旅立つことで、エンジニアのキャリアパスが開ける。クオンツもそれを望んでいるのだ。
「エンジニアの成長を後押ししたいから会社を経営しています。うちで学ぶことがなくなれば、巣立ってもらって構いません。うちでの経験を生かして、ステップアップしてほしい。それが私の願いなんですから」(高橋氏)
受託案件は教育の場。それぞれの会社のビジネスや社風、文化を肌で感じられるSES案件
2018年まで社長がプレイングマネージャーとして現場で活躍していたクオンツ。会社の制度面での整備が追いついていなかった。福利厚生に関しても、みんなの意見を聞いてこれから作り上げていく。
「ひどくゆるい会社です。有休消化率が124%。ひどい有様ですよね(笑) ゆるさの調節も含めて、みんなで居心地のいい会社を作っていきたい。だから、いいアイデアをどんどん取り入れたいです」(高橋氏)
クオンツのエンジニアは残業がほとんどない。2018年に立ち上げた受託の部隊は多少残業はあるが、SESで常駐している人は、ほぼない。タイム&マテリアル契約だから、クライアントからすれば、残業が発生すればコストがかかる。だから、できる限り定時に帰れるようにする。そのおかげで稼働は安定している。
「火を噴く案件に関しては、クライアントの担当者と折衝してエンジニアの負担にならないように、早めのケアを心掛けています。場合によっては引き上げさせてもらうこともあります。私自身、月に400時間働いた経験から、スキルアップのため時には高稼働も必要だとは思っています。キャリアパスを築くには、仕事に打ち込む時期があってもいいと思いますが、時代が違います。過酷な環境に身を置きたいという猛者がいれば、受託案件を取ってきて、いくらでも働けるようにバックアップしますよ(笑)」(高橋氏)
Salesforceは、営業支援・CRMツールと認識されているが、実はクラウドプラットフォームとしては汎用性を持っており、人事や在庫の管理システムとして使っているクライアントもいる。
「同じセールスフォースでもクライアントによって使い方が違います。本人がどうしたいかをしっかりヒアリングして、常駐先を決めるようにしています。自分のキャリアを考えて、経験したい現場を選んで働けるように配慮しています」(高橋氏)
クオンツの案件のうち2割は受託案件。しかし、その比率を大きくするつもりはないと高橋氏は言い切る。受託案件が増えるとリスクが大きくなり「エンジニアを育てる」という目的から外れてしまう恐れがあるからだ。
「受託案件は、経験の浅いエンジニアが常駐先に出る前に、社内で学べる程度でいいです。やりたいのは教育。それができる受託案件があれば十分です。そもそも、受託案件をはじめたのが、研修のためですから。その軸だけはブレないようにしたいですね」(高橋氏)
自社のエンジニアにも、ずっと受託に携わるよりも、若いうちはいろんな現場を経験してほしいと高橋氏は願っている。
「SESは現場をたらい回しにすると考えている人もいるかもしれませんが、翻って考えれば、いろんな現場を経験できる貴重な機会。それぞれの会社のビジネスや社風、文化を肌で感じて、経験値にしてほしいですね」(高橋氏)
株式会社 クオンツの社員の声

20代後半
2018年06月入社

20代後半
2019年02月入社

30代前半
2015年12月入社
それを乗り越えたときの達成感は何ものに...続きを読む