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株式会社パネイル

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 製造・メーカー系

ネクストユニコーンとしても大注目。日本初のインターネットベースの電力基幹システムを展開するEnergyTech企業

自社サービス製品あり

企業について

株式会社パネイルは、「世界中のエネルギー市場に最先端のEnergyTechを」というミッションの下、小売電気事業者向けのエネルギー流通基幹システム『Panair Cloud(パネイルクラウド)』の開発・運営と、小売電気事業者への業務支援などを手がける会社だ。北海道から九州まで、グループに7つの電力会社を持ち、自ら小売電気事業も営んでいる。

2017年11月には、『Forbes Japan』誌の「日本の起業家ランキング2018」において、創業者で代表取締役社長の名越達彦氏が7位に選出され、2018年12月には、日本経済新聞の「NEXTユニコーンランキング」の2位に選出された気鋭の会社でもある。経済界、産業界からの期待は極めて大きく、その表れとして、コーポレイトサイトには「主な株主」として著名なベンチャーキャピタルがズラリと並んでいる。IT化が遅れているエネルギー業界にあって、いち早くブルーオーシャンの市場に打って出たリーディングカンパニーであり、その独自性と将来性が高く評価されているのだ。

期待の『Panair Cloud』は、AIとビッグデータを活用し、電力流通に関わる業務やプロセスを効率化することで、電力流通コストの大幅な削減を実現するクラウドベースのプラットフォームだ。電気事業は発電、送電、小売に分かれ、このうち小売が、2016年に全面的に自由化された。以後、地域の会社や異業種からの参入など「新電力」と呼ばれる数々の小売電気事業者が誕生。

しかし、事業をスタートするには顧客管理や電力の需給予測・管理、電源調達、見積もりや営業活動といった数々の煩雑な管理や計算が必要となる。当時、これに適したソリューションがなく、人手を割いてエクセルベースの作業や24時間の運用体制構築をせざるを得ない状況にあった。そこに目をつけ、ITを活用して電力流通業務をクラウド上で、一気通貫でできるようにしたのが、『Panair Cloud』だ。導入すれば人手を大幅に削減でき、コストとヒューマンエラーの削減にもつながる革新的なソリューションだ。

『Panair Cloud』は、いくつかのシステムから成り立っている。電力需要や天候、気温などのビッグデータを高速で処理するシステムと、膨大な量のデータを解析するAIを基盤に、解析や可視化などの各システムを統合し、『Panair Cloud』として電力流通を最適化する数々の処理を行っている。「私の知る限りは、類似のシステムはないと思います」(取締役CTO 研究開発本部長の佐藤真介氏)

精鋭のエンジニアが集まり、この世界のどこにもないシステムを開発し、日々改良を続けているのがパネイルだ。

パネイルの設立は2012年12月。株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)出身の名越氏が、仲間とともに創業した。当初は太陽光発電に目を付け、太陽光発電事業者と顧客のマッチングサービスを展開していた。しかし2014年、再生可能エネルギーの買い取りを巡る国の制度変更などを原因に、太陽光発電が下火に。新しい事業を始める必要に迫られたとき、目に止まったのが、自由化を控えた小売電気事業者の数々と、小売電気事業者向けの旧態依然とした流通システムだった。値段も高く、事業構造上、薄利にならざるを得ない小売電気事業者にとって、既存システムの導入はハードルが高いと感じられたそこで使いやすいシステムを作ろうと考え、わずか半年で作り上げたのが『Panair Cloud』だ。

しかし、社会の重要なインフラであり、とりわけ信用が重要視される電力業界では、実績のないシステムは売れない。実際に、2015年夏に『Panair Cloud』が誕生したものの手応えはあまり芳しくなかった。そこで、パネイルは電力会社を作り、小売電気事業を自ら営み、そこで『Panair Cloud』を使って自らその実力を証明することにしたのだ。その実績を携えたことで、ようやく『Panair Cloud』は業界の内外から大きな注目を集めるようになった。グループに7つの電力会社があるのは、このような経緯によるものだ。

そのような経緯を経て、『Panair Cloud』は、まさに今から本格的な普及のフェーズを迎える。2018年4月、スケールに向けた大きな一歩として、東京電力グループの小売電気事業会社である東京電力エナジーパートナーとの合弁会社、株式会社PinTを設立した。実質的に『Panair Cloud』などパネイルのEnergyTechを、東京電力グループに展開するための会社と捉えていいだろう。最大のターゲットを押さえたことで、今後の展開が加速する可能性は高い。

同様に2018年11月には、丸紅グループの丸紅新電力との合弁会社、丸紅ソーラートレーディング株式会社を設立。太陽光発電による余剰電力を最適化する会社で、ここでもパネイルのEnergyTechが真価を発揮するだろう。

着々とスケールへの道筋が整ってきたが、パネイルの歩みはまだ始まったばかり。ミッションに“世界中の”、“エネルギー市場”という言葉を掲げているだけに、現在の小売電気事業者向けのプラットフォーム事業は、描く世界観のほんの入口でしかない。電力事業の3領域である発電、送電、小売のうち、当然、発電や送電の領域へもEnergyTechを浸透させていく考えだ。また、電気だけではなく様々なエネルギーを対象に、そして日本だけではなく世界へと事業を拡大していく構想を描く。

独自のシステムを作り上げたパネイルだが、現在、開発部隊は10人余りと少数精鋭だ。DeNA、サイバーエージェント、LINEといったインターネット企業の出身者が多い。
「重厚長大型のシステム開発は多層構造化していて、大手SIerではマネジメントが業務の中心になります。一方、インターネット系の会社では、全部をひとりで開発します。自分で考え、実際に手も動かせる人のほうが、当社には馴染みますね」(CTO 佐藤氏)

一人一人が裁量をもって設計、開発、実装と自分の担当をやりきるスタイルは、従来の多層構造・長期間・高価格の一大プロジェクトだったエネルギー業界におけるシステム開発とは異質のものだ。だが、業界全体が変革を迫られている今、合弁の相手先である東京電力グループや丸紅グループも、スピーディーで柔軟に開発と改良を進めるパネイルの存在を、驚きと期待をもって受け入れているという。エンジニアにとっては高いスキルが身に付く環境であり、さらに大きな視点でとらえるなら、パネイルのEnergyTechが受け入れられ、世界へと展開できれば、エネルギーコストの削減や人々の生活の向上といった大きな価値提供にもつながる。スケールは果てしなく大きく、やりがいも十分な仕事だろう。

開発以外のメンバーも、多様性に富む優秀な人材ばかり。“多様性”は、パネイルが特に大事にしている価値観でもある。「私たちはマルチプロトコルであろうとしています」と話すのは、代表の名越氏だ。

「私たちが取り組んでいる“レガシーな業界”は、ITに精通していればいいだけではなく、相手の業界、言葉、商慣習を理解し、金融機関や株主など多方面にわたる関係先と上手にコミュニケーションをとる必要があります。相手を理解し、そして愚直に推進していくのです。そのために必要なのが総合力。多様性を高め、色々な人材がシナジーを生み出すことが重要です」(名越氏)

実際、今いるメンバーは弁護士、会計士といった有資格者や、前職の業界もコンサルティング、インターネット、金融など多様なバックグラウンドを持つ人材たちだ。優秀な人材が吸引力となり、新たに優秀な人材が加わる好循環も生まれているという。優秀な人材の英知の掛け合わせで良きプロダクトが生まれ、世の中に大きな価値を提供する。「パネイルという会社は、その価値を最大化するための器です」と名越氏は言う。この素晴らしいメンバーと共に、エネルギーという巨大な市場に挑戦したい人を待っている。

インタビュー

株式会社パネイルのインタビュー写真
CTO 佐藤 技術力にとどまらず、コミュニケーション力も超一流のエンジニア。 中学生の時、自宅にあったパソコンでプログラミングを始める。 いつか起業したいという思いがあり、経営には営業力が必要との周囲のアドバイスを受け、既にフリーランスのエンジニアとして地位を確立していた20代前半、OA機器の営業に転職。 営業時代には、実績と共に漫画みたいにドラマチックなエピソードを多数残す。 Pythonエンジニア集団の(株)ビープラウドのCTOを経て、自身の会社も経営しつつ、2017年10月、パネイルのCTOとして入社。

── 入社を決めた理由

パネイルとの出会いは、2年ほど前になりますね。
名越さんがクラウドソーシング経由で発注された案件の受注がきっかけでした。
以来、名越さんと一緒に飲んだり食べたりしていたのですが、ある日、ウィスキーを飲みながら「一緒に世界を変えませんか?」と言われたんですよ(笑)
ただ、その時の職場がとても自由で、あまり辞める理由もなかったので、パネイルの仕事を手伝いながらも、どうしようかと考えていました。
ある日、パネイルの全社員が集まる総会に呼んでいただいたんですよね。それまでは、エンジニアに囲まれて仕事をしていたのですが、パネイルには、弁護士や会計士などの専... 続きを読む

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企業情報

会社名

株式会社パネイル

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

製造・メーカー系 > 電気・電子・機械・半導体

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

企業の特徴
自社サービス製品あり
資本金

31億2,463万円

設立年月

2012年12月

代表者氏名

名越 達彦

事業内容

・次世代型エネルギー流通基幹システム「パネイルクラウド(Panair Cloud)」の運営開発
・小売電気事業者等に対する業務支援
・小売電気事業(登録番号:A0215)

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

従業員数

79人

平均年齢

33.8歳

本社住所

東京都千代田区丸の内 1-9-2 グラントウキョウ サウスタワー 17F

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