「つたえる」をサポートし、コミュニケーション課題を解決する
ニッセイエブロ株式会社(NISSEI EBLO INC.)は、主に(1)クリエイティブ事業(WEBサイト制作、システム開発、印刷物制作、動画制作など)、(2)プロモーション事業(SNS広告の出稿支援・運用。リスティング広告、純広告など各種広告出稿、キャンペーン企画・運用支援、イベント企画立案など)、(3)コンサルティング事業(ECサイトコンサルティング、システムコンサルティング、CSRコンサルティングなど)の3事業を展開している会社だ。設立は1950年2月で、東京・西新橋に本社オフィスを置く。
社名のエブロ(EBLO)とは、「可能にする」「有能な」といった意味を持つ“able”のエスペラント語を、固有名詞化したもの。エスペラント語は、「壁を越えてより良いコミュニケーションを図る」ために考案された国際共通語だ。その名の通り、ニッセイエブロはコミュニケーション課題の解決を使命とし、社名には「さまざまな可能性にチャレンジする会社でありたい」という願いが込められている。
代表取締役社長を務める亀田修平氏は、「現在のコミュニケーション活動は、消費者、ユーザー、地域住民の意識変化により、主観的なメッセージや一方的な伝達ではなく、より信頼性のある「内容」や「伝え方」が求められている」と語る。「それは、伝えたい内容が正確に伝わり、人や社会との信頼関係が向上する方向へとつながる、コミュニケーションといえるでしょう」と亀田氏は続ける。「ニッセイエブロは、人と人がつながり、心と心がつながる、そのための「つたえる」をサポートすることを仕事としているのです」。
ニッセイエブロは、1944年、「日本青写真工業」の名前で青写真制作の会社としてスタートした。時代の流れとともに大きく業態を変えつつも情報コミュニケーション産業を根本とし、1989年に「ニッセイエブロ株式会社」に社名変更。その後も、映像制作業務やWeb制作・システム開発業務、文書管理業務など事業規模を拡大し、2017年にはベトナムでのオフショア開発をスタートさせている。
広報、広告、販促などのほか、内部コミュニケーションの支援も
先述したように、ニッセイエブロの主要事業は(1)クリエイティブ事業、(2)プロモーション事業、(3)コンサルティング事業の3事業だ。それぞれ、民間企業(BtoC、BtoB)、官公庁、自治体、各種団体など、業種業界や規模などにとらわれない、全方向的な顧客基盤を持つ。
(1)クリエイティブ事業におけるWEBサイト制作・システム開発の制作実績には、株式会社タカラトミーアーツの人気アーケードゲーム「キラッとプリ☆チャン」ブランドサイト制作などがある。そのほか、聖路加国際大学のメインサイトのリニューアル、入試サイトの新規制作、CMS導入なども担当した。グラフィックデザイン・コンテンツ制作では、首都圏外郭放水路のガイドアプリおよびARアプリ(国土交通省江戸川河川事務所)や、鬼怒川の決壊などをVRで体験できる動画コンテンツ(同 下館河川事務所)などを手がけた。そのほか、動画の撮影・制作、印刷物の制作なども得意としている。
(2)プロモーション事業では、EC事業支援サービスや各種広告出稿、イベント企画運営などをおこなっている。EC事業支援では、戦略立案、制作、分析、さらに年間収支予測、メルマガ制作、システム構築、Web広告選定など、さまざまなサポートを提供している。
(3)コンサルティング事業では、システムコンサルティングやCSRコミュニケーションなどの支援をおこなう。Webシステムの新規開発やリプレース、大規模修正などについて、業界・規模・期間など顧客のニーズや状況に応じて、柔軟に対応している。大手SIerをはじめとするパートナー企業と連携し、50人月以上の規模にも対応可能だ。また、労働者派遣事業や有料職業紹介事業の許可設けており、幅広い人材サービスにも対応している。
今後の展開としては、WEB制作やシステム開発、WEB広告などICT分野の拡大を見据え、リソースをさらに投入していく方針。また、ベトナムでのオフショア開発をはじめとする、海外(東南アジア)での事業展開もスタートしている。
将来の幹部候補として大きな裁量を持ち、働くことを楽しめる環境
2019年1月時点の従業員数は60名で、平均年齢は45.6歳、男女比は8:2の比率となっている。年間の採用者数は新卒・中途を含めて3~5人ほど。新卒は隔年で若干名採用している。現在の西新橋のオフィスは2018年に拡大・移転したばかりで、心地よい空間で働くことができる。職種やTPOによるが、オフィス内は私服勤務OKだ。
組織体制はICT事業部とプロモーション事業部の2事業部制で、事業部間での人事異動や交流が盛んにおこなわれている。新橋という土地柄もあり、“アフター6”の交流も活発だ。働き方は、期末などの繁忙期は深夜残業や休日出勤となるケースがあるものの、振替休日の取得推進や時差出勤制度の活用などにより、しっかり休める風土がある。ノー残業デーも実施され、毎週水曜日は19時退勤、月末の金曜日は18時退勤を徹底している。
教育制度としては、各種資格取得支援制度のほか、管理職研修や全社員対象のコンピテンシー検査などを実施している。実力を正当に評価する制度があり、キャリア採用の場合、入社2~5年でマネジャーへの昇格実績がある。メンバーから登用され、部長職としてマネジメントにあたっている社員もいる。
ニッセイエブロが大切にしている理念は、「原理原則を重んじる」「信用を大切にする」「堅実経営を心がける」など。堅実な社風がうかがわれ、間もなく創業75年を迎える老舗企業ではあるが、変化を恐れず怠らず、チャレンジ精神を持ち続けることもニッセイエブロの伝統だ。老舗の歴史と文化を大切にしつつ、次世代の事業やサービスの創出に向けて、ベンチャー精神を発揮して業態を大きく変えてきたからだ。
今回の採用で求める人材像は、自ら考え行動できる人、コミュニケーション能力がある人、将来の幹部としてリーダーシップが取れる人そして、創業100年に向け、新たな企業文化を一緒につくり上げていける人だ。手段や方法を限定せず、常に「伝える」ことのプロフェッショナルを目指す、そんな“可能性”にチャレンジできる職場だ。