人材派遣業界における採用管理システムでトップシェアを誇る『RPM』の強みとは
株式会社ゼクウは、採用管理システムの開発・販売を手掛けるシステムベンダーです。なかでも人材派遣業界向けのシステムに強みを持っており、主力である採用管理クラウドシステム「RPM」は、現在300社を超える企業が導入しています。
一般企業向けに採用管理ツールを提供する企業は数多ありますが、派遣業に特化しているのは、ほぼ当社のみ。人材派遣を営む企業上位10社すべてにご利用いただいています。
当社が人材関連に特化したサービスを手掛けるようになったのは、初受注した仕事が派遣会社の社内システムだったことが発端です。
1社のために開発したこのシステムは、派遣業を営む他社からも大きな反響がありました。そこで当社は、当初のシステムをベースに個社ごとにカスタマイズしたものを2社3社と手掛けるようになります。その間にも相次いで依頼が入る現状からビジネスチャンスを感じ取った当社は、「低コストで利用できるサービスにすれば、多くの企業が導入しやすくなる」「安定したビジネス展開を実現させ、さらに必要とされるシステムを開発したい」という思いの元、このシステムを月額課金のオンラインウェアとしてリリースすることにしました。こうして生まれたのが、採用管理クラウドシステム「RPM」です。
「RPM」で特長的なのが、「システムコンサルタントによる導入サポート」と「各社の注力ポイントに応じてカスタマイズできる柔軟性の高さ」です。
従来のサービスの多くは、あらかじめ設定した仕様をパッケージとして提供し、導入企業が使える機能のみをうまく活用するというもの。サポートも最低限に留められており、いわば“使いこなせるかどうかは、使い手のスキルしだい”の考えかたです。
一方、当社のサービスはお客様が自在にお使いいただけるようになるまで伴走し続けるサポート体制を用意。さらには、お客様の要望に応じて機能を追加できるオーダーメイドプランにも対応しています。こうしたきめ細かいサポートを可能とするのが、自社開発という当社ならではの強みでありこれら使い勝手の良さが300社以上にもおよぶ利用実績を生み出し、年間解約率も約1%という結果が導き出す理由となっています。
このようにして派遣業界をフィールドにビジネスを磨いてきたゼクウの技術は、他業種でも生かされています。たとえば、ファッションECサイトを手掛ける企業が行う数千人規模の採用管理、全国400以上にものぼる介護施設を経営する企業による、あらゆる職種の採用管理のように、大量募集、多職種・他拠点といった複雑な採用管理の場でも「RPM」が活用されています。
もともと「RPM」は、基本設定にカスタマイズ機能を加えることを想定し、お客様の要望に個別に対応できる余白を用意していました。しかし、同じ要望が複数の会社から出るようになれば、その機能は世の中に広く必要とされるようになってきたということ。このようにして、カスタマイズ仕様から基本設定へと機能を随時取り込むことで、製品精度の向上を繰り返し続けてきました。ゆえに、「RPM」は、何百社にもおよぶ導入企業のノウハウが詰まったサービスとも言い換えられ、一朝一夕では積み上げることのできない唯一無二の強みになっています。
当社はこの「RPM」を主力としつつ、このほか採用サイトクラウドシステム「ジョブサイトplus」、業務管理システム「RPM Enterprise」を展開。ともに「RPM」の前後にある業務を補完するシステムであり、多くの企業に「RPM」と一緒に導入いただいています。
「ITの力でHR業界を変えたい」ゼクウが描く四つのミライ
ゼクウが実現したいビジネスの局面は、種々さまざまです。
ここでは、大きく四つに分けてご紹介します。
【「RPM」の機能強化で、「傍」を「楽」に】
派遣業界に特化した採用管理システムでは、トップシェアを持つゼクウですが、現在この高いシェアを活用し、採用から就業管理までをワンストップでお手伝いできるサービスの提供を目指しています。たとえば、オンライン面談や情報配信ツールの拡充、面接予約システムなどは、すでに多くのお客様に求められている機能です。これらを「RPM」と連携し、データベースで一元管理できれば、お客様の業務効率は一段と向上することでしょう。
これらのように、すでに実用化されつつある新しい技術を市場に展開することも、ゼクウの使命と考えています。少し前までは難しいとされていたことが、ワンボタンで展開できる世界を生み出し、人が介在しなくても仕事が成立できる状態をお客様に提供したいと考えています。
【採用管理のみならず、業務管理のクラウド化で市場規模をいまの10倍に】
人材派遣業を営む企業にとって採用活動と同様に大切なのは、スタッフの業務管理であり、実際の業務でも非常に大きなウエイトを占めています。しかし、この分野のクラウド化はいまだ進んでおらず、例えば給与計算や請求書管理をするのに、エクセルや紙帳票を用いる企業もまだ少なくありません。
これらの業務のクラウド化によりもたらされる利益は、現在の10倍以上にもなると当社は試算しており、この大きなチャンスに向け、さらにビジネスを加速していきます。
【地方と中央の差、業種の差をITで埋める】
ビジネスのIT化は日進月歩の勢いで加速していますが、人材派遣業界は、地方と中央の差、事務系と介護系といった業種の差が著しく存在しています。特に地方の場合、「システム化は必要ない」と考える経営者も多く、現場スタッフが長時間をかけて人海戦術で業務に向かう光景も珍しくありません。
月20万円の人件費はかけられるのに、この人件費をかけて行う業務を効率化するためのシステム料金数万円を渋る経営者はまだまだ多く、この認識を変えるだけでも派遣業界のIT化は進むと考えています。さらには、労働時間の短縮をはじめ、働き方の健全化の面でも、ゼクウのビジネスは大きな力を秘めていることから、“派遣業界の『働き方改革』”に挑戦&貢献したい思いを持っています。
【人材派遣の枠を超え、HRTech全体を俯瞰できる立場を目指します】
昨今の法改正により、特定派遣と一般派遣が統合され、派遣業界の解釈は広がりつつあります。さらには、以前はアルバイトでまかなっていたコンビニチェーンや介護施設等も、最近は派遣社員を募るケースが出始めています。
このように派遣業界のすそ野は拡大傾向にあるものの、近い将来、派遣を含め働き方の多様化はますます進むものと私たちは考えます。いま、ゼクウに求められているのは、派遣業界に固執するのではなく、“人が企業に雇用される際の接点”という見方で、ビジネスを推進する審美眼です。
現在のプラットフォームをどう活用できるのかを考えながら、HRTech全体への影響力を持てる立場を、今後目指していきます。
「働きやすさ」×「働きがい」を実感できるゼクウで、自社開発の醍醐味を一緒に味わいませんか
ITによるパラダイムシフトの期待が高まるHR領域で、独自の強みを発揮する私たちゼクウですが、その中で働く社員は、キャリアも経歴もさまざま。実務未経験で入社したプログラマーも少なくありません。20代 30代の若い社員も多く、それぞれの成長意欲の高さがお互いの刺激になっています。
「新人の自分にも意見を求める会社の姿勢があります。実務もていねいにケアをしてくれるので、一人で抱え込むことはありません」と話すのは、入社4か月目のプログラマー 高岸大樹(20代)。実務未経験でのスタートながら、現在は既存顧客のカスタマイズ依頼に対応するなど、早くも第一線で活躍しています。
同じく未経験で入社したプログラマーの菅野隆晧(2017年入社・30代)は、「プログラム言語も自分が使いたいものを選ばせてくれるなど柔軟性がある。そのぶん自ら学ぶ姿勢を求められますが、そこも含めて評価してくれる点は、やりがいです」と、ゼクウでの働きがいを語ります。
彼らに共通するのは、プログラマーを志したいという熱意とまっすぐな思い。「入社時点でのスキルや経験」ではなく、「職場で力を発揮してくれるかどうか」を重要だと考えます。
そんなゼクウの社風をシステムコンサルタントの盛満一彰(2011年入社・30代)は以下のように話します。
「ゼクウは、まず人がいい。コミュニケーションは取りやすいし、意見も言い合える。トラブルが起きたときも、その人の責任ではなく、組織の仕組みに問題があるという視点で考え、改善してくれる。社員を大切にする会社と感じます。」
さて、ゼクウの働く環境として特長的なのは、営業とエンジニアの垣根を意図的に低くしていること。ゼクウは営業のみならず、プログラマーもお客様のもとに足を運び、現場の声を開発に活かしています。
「プログラマーが『5時間かかっていた資料づくりがRPMのおかげで、15分で済むようになりました』と喜ぶお客様の姿を目の当たりにできる良い取り組みだと思っています。その思いを励みにつくったシステムが、またお客様に喜ばれるというサイクルになっているからです。」(システムコンサルタント 四戸淳弘・30代)
「プログラマーは、部屋に閉じこもってひたすらコードを書くイメージがありましたが、ゼクウはお客様との接点がとても多い。成長できる環境と感じています。」(高岸)
これらの言葉のとおり、ゼクウには自分たちで企画・開発したシステムを、自分たちで販売することへの誇りと充実感、社員全員で取り組む一体感を得られる環境があります。
そんな仕事へのやりがいを補完するのが、ゼクウ独自の制度の数々です。
たとえば、「昼食補助」は、1日中パソコンと向き合うプログラマーの食生活に配慮したい思いから導入。社員の人気が高い施策の一つです。同じく好評なのが、マッサージや整体、映画鑑賞等にかかった費用を毎月6,000円まで会社が負担する「カフェテリアプラン」です。リフレッシュやレジャー体験をとおし、精神的な豊かさを養ってほしいねらいがあります。
このほか書籍購入補助費として毎月最大3,000円を会社が負担するほか、TOEICやセキュリティマネジメントなどの資格を取得した社員に対し、最大30万円の報奨金を贈っています。いずれも社員の学ぶ姿勢を応援したい思いがこめられています。そして、2019年からは連続9日間の有休取得を社員に義務付けることが決定。働きやすさと働きがいをより実現していきます。
「社員一人ひとりが生産性高く業務に励む環境を整備したい」
そんな思いを持つゼクウ。
個人の頑張りが認められる制度や仕組みをどんどん取り入れ、HRTechを席巻できる企業を全員で目指しています。
株式会社 ゼクウの社員の声

20代後半
2018年08月入社

30代前半
2017年09月入社

20代後半
2018年04月入社