株式会社キャンプフォー

株式会社キャンプフォー（CAMP4）は、WEBを中心としたコミュニケーションデザインや、UI/UXデザイン、ブランディングデザインを行う会社だ。2008年4月に設立し、本社を東京・麹町に置く。デザインとテクノロジーの力で世の中を便利に暮らしよく、そして楽しくなるように、さまざまなプロジェクトのパートナーとして未来を変えていく。

社名の「CAMP4」は、麓から4番目のベースキャンプという意味だ。時には頂上アタックを目指す拠点となり、時にはロッククライミングの名所ともなる。山登りを支える場として多くの人が目的をもって集まり交わる場所、キャンプフォーはそんな“自由な場”として、クライアントが持つ目的に向かって人々が集うベースキャンプのような存在だ。デザインとテクノロジーの可能性を追求し、頂上を目指す人たちをサポートし、新たな創造を生み出していく。

キャンプフォーのサービスコンセプトは、人々の暮らしと、その土台となる社会やコミュニティが、よりよく楽しくなるようにデザインで手助けすること。「好奇心が未来をつくる」をモットーに、好奇心が沸き立つような、ワクワクする案件を数多く手がけている。デザインをつくっていく中で重視することは、ユーザーファースト目線での遊び心だ。優れたアウトドアギアのように、オシャレなだけではなく、使いやすくわかりやすい、人に寄り添ったデザインを指向する。

社内に営業職はなく、仕事は新規の問い合わせや、以前仕事をしたクライアントから新しい依頼を受けたり、紹介から新しいクライアントと仕事をすることが多い。これは、クライアントと深い信頼関係が築かれ、お互いの意見を尊重しつつ、じっくりと案件と向き合っているからこそできること。一つひとつの案件は企画・デザイン・コーディングを一貫してつくることがほとんどで、デザイン会社の中でもフロントエンドに詳しいことは、キャンプフォーの大きな強みとなっている。社内ではクライアントと直接やり取りしながら、チーム全員が同じ目的をもって仕事に携わっている。

キャンプフォーのクライアントは多種多様だが、情報設計やサイトの企画をしっかりと行った上で、デザインと実装に落とし込むことを得意としているため、UI/UXを重視したサービスサイトやコーポレートサイトなどの仕事が中心になっている。クライアントと直接やりとりする仕事が中心のため、WEBの目的やクライアントの声をきちんと把握した上で制作できるのも大きな強みだ。また、遊びや学びといったキーワードに関連した仕事も多く、社会的意義のある活動を支援することにも力を入れている。

フジドリームエアラインズ（FDA）のサイトでは、予約モジュール連動型の運航路線図を制作。出発空港を選択すると、利用可能な全ての路線が表示され、そのまま航空券の空席照会へ進むことができる高度な実装も行っている。
アウトドアリゾートを展開しているPICA RESORTポータルサイトでは、PICA西湖・PICA山中湖など各宿泊施設のサイトやコーポレートサイトをトータルで制作。デザイン、UI/UXに統一感のある、PICA RESORTの魅力とブランドが伝わるサイトに仕上がっている。

この他、渋谷区で誰でも無料で参加できるさまざまな授業を行政と協力して実施しているNPO法人シブヤ大学のWEBサイトや、「らしく、たのしく、ほこらしく」をモットーに、2018年GW期間中に開催されたLGBTイベント「TOKYO RAINBOW PRIDE 2018」のWEBサイトといった、ユニークな社会的活動を行う団体からの相談を受けることも多い。

また、設計や実装の強みを活かしたウェブアプリケーションのUI/UX設計といった仕事も多く行っている。ユーザーの行動分析などを行った上で理想的なUI/UXを考えるやりがいのある仕事だ。
自社開発やサービス開発にも取り組んでいて、東京メトロのオープンデータAPIを使用し、電車が駅に来るまでのカウントダウンをしてくれるiPhone用ウェブアプリ「Catch the Metro」はテレビでも紹介された実績を持つ。
他にも、HTML制作の単純な処理や最適化を自動で行い、効率化できるオリジナルのフレームワークも開発しているなど、ウェブの企画・デザインだけでなく、実装へのこだわりも強いのが特徴だ。

2018年11月時点の従業員数は12名で、働きやすい環境づくりに力を入れている。希望者はスタンディングデスクを利用することもできる。広めの個人スペースを確保しつつ、分断する仕切りなどはない、オープンな印象を受ける。ちょっとした打ち合わせなどは気軽に話しかけて行うことができる。また、入れ替わりが激しく残業の多いイメージのWEB/デザイン業界の常識を変えるべく、ワークライフバランス重視の働き方を実践。多忙期に作業が夜中や早朝になってしまった場合は、フレックス制や代休を取ることでバランスを取っている。

会社に所属することで制限されがちな人生の決断や趣味も、キャンプフォーは柔軟に受け入れる。2018年11月時点で、通信制大学に進学している人、育児によるリモートワーク/時短勤務の適用を受けている人、スポーツ実業団選手などが在籍している。プロフェッショナルを追求しながら第二の人生のように自分のやりたいことができる/続けられる環境を目指して、新たにリモートワークの取り組みも導入した。

このような“自由な選択”ができるのは、社員同士の信頼関係と、各自のプロフェッショナル意識があるからだ。自ら学び、積極的に成長していく意欲を一人ひとりが持っているため、それぞれ違う場所で仕事をしていても、安心してプロジェクトを進めることができる。月2回の全スタッフ会議や、不定期で開催される勉強会・交流会などを通じて、普段は会えなくてもコミュニケーションをしっかりとり、信頼関係を深めることができている。

キャンプフォーには、規模もジャンルも違うさまざまな案件がある。時には初めて出会うような、高いハードルを超えなければいけない場合もあるだろう。そんな時にも協力できるチームがあるため、好奇心とワクワク感をもって仕事ができる。これからも一緒に働く仲間との信頼関係を重視してクリエイティブに活かしていく。そんな会社に少しでも興味がある方は、ぜひ気軽に応募してみてほしい。