アドテクノロジー業界をリードする、高い技術力を誇るスタートアップ企業
株式会社ジオロジックは、位置情報データを利用した広告配信サービスなどを提供する、アドテクノロジーをリードする企業。代表取締役の野口 航氏は、これまで株式会社NTTコミュニケーションズや株式会社サイバーエージェント、株式会社マイクロアドなどで活躍した、アドテクノロジー業界を代表する第一人者。その野口氏に同社について伺った。
「当社はネット広告のスタートアップ企業です。位置情報データに特化した、今まで世の中になかったサービスを提供して、新しい市場を創造していると思います。現在、社員数25名ですが、急拡大しようとしているところです」(野口氏)
この秋、フロア面積3倍ほどのオフィスへ移転する同社。圧倒的なスピードで成長している同社だが、位置情報に着目したきっかけは何なのか?
「位置情報にもとづいてユーザーを狙い撃てるようなネット広告の技術的なブレイクスルーがありました。ビッグデータの波によって大量のデータを安く、簡単に分析できるようになってきたという時代背景もあります。その上で、我々が持つ技術力によって、広大なデータの中からいろいろな人々の行動特性を浮かび上がらせることができるのが当社の特長です」(野口氏)
高い技術力をバックボーンに、広告関連商品を開発して販売する同社の設立は2014年11月。そこからわずか数年で広告主は五百社以上、広告代理店は百数十社と取り引きをするまでに成長している。とはいえ、実のところ、位置情報データがインターネット広告に活用されていること自体、エンジニアにも広告営業にも広く知られていない側面もあって、一般的な知名度はまだまだだと考えているようだ。
「業界の内外で“知ってて当然”と思わせるような存在になっていきたいですね。技術面では、中身のあるBuzzを作って草の根で知名度を上げていきたいですし、ビジネス面では展示会やカンファレンスに積極的に顔を出して、当社の認知度をどんどん上げていきたいと思っています」(野口氏)
同社は、着実に未来を切り拓いていこうとしている。
NTTコミュニケーションズやサイバーエージェントなどで活躍してきた経歴を持つ。
位置情報データを駆使して、これからもイノベーションを起こしていく
位置情報データを駆使する同社がメインターゲットにしているのは、地域指定で広告を出すエリアマーケティングの分厚いマーケット。従来はチラシなどでカバーされていた領域でもあり、デジタル広告としては新市場ともいえる分野で、大きな成長が見込まれている。
「広告主は、インターネット広告を多くやっているような業種と違って、やはりチラシを打っていた業種が多いですね。チラシ広告は経験と勘に頼っていた部分も大きく、効果測定ができないといった点もあったので、それをデータを活用した広告に変え、価値を上げることでマーケットをより新しく、大きくできるのではないかと考えています」(野口氏)
クライアントには、不動産業や学習塾、カーディーラーなど、地域に拠点を持つ大手企業が多い。大手マンションディベロッパーのほとんどと取り引きがあるなど、同社は高関与商品を取り扱う大企業の地域密着型広告でめざましい成果をあげている。この状況について、野口氏は「当初は小売や外食などを想定していたのですが、実際は若干イメージが異なりました」という。
同社が広告主から視線を集める背景には“新聞離れ”もある。若い層が新聞を読まなくなっている現代、例えば「小さな子どもがいるママ」に、地域密着でデジタル広告が配信できる同社にスポットが当たるという構図だ。今後、効果が出そうだと注目しているクライアントの業種について野口氏に伺った。
「スーパーマーケットに関連する業種ですね。すでにご利用はいただいていますが、チラシに投入している予算規模からみるともっと伸びると見ています。単にチラシを電子化するだけでなく、そこにイノベーションを起こして、スーパーのチラシを再発明したいと考えています」(野口氏)
これから、同社はどんな未来を描いているのだろうか。
「当然、グローバル化や広告の多角化は考えています。現在は、スマートフォン向けの広告だけですが、例えばカーナビやテレビ、スマートスピーカーなどいろいろなところに位置情報に基づいた広告を打っていきたいと考えています。また、フォーマットもバナーや動画から、オーディオや音声にも拡張していく予定です」(野口氏)
野口氏によると、現在は、本当にやりたいことの10分の1くらいしかできていないというイメージだという。さらに積極的にチャレンジを続け、新しい未来を創造していきたい考えだ。
“信じられないくらい自由な社風”でアドテクノロジーの未来を創っていく
著名なエンジニアも在籍する同社の社内の雰囲気について、野口氏は「信じられないくらい自由な会社ですね」という。週に2回のリモートワークが推奨され、朝礼や不要なミーティングもなく、社内はSlackで連絡を取り合う同社。「仕事をやりやすいようにやる」という社風で、営業担当者もTPOに合わせて同様の環境で仕事ができるのが特徴のひとつとなっている。
「今の自由な社風はできる限り維持して、社員を縛りつけないようにしていきたいと考えています。給与水準も高いところにしていきたいですし、目標の達成度合いによって社員旅行なども企画しています」(野口氏)
働きやすさには最大限に気を配っており、社内の風通しも良く、交流も盛んだ。飲み会等も多いという。そして女性の採用も増やしていく方針という。さらに同社では、新技術に貪欲に取り組み、社内での研修などに力を入れている。
「“ジオロジックカンファレンス”という、技術陣が個々で最近取り組んでいる新しい技術を発表する場を、月一回開催しています。社外の人を呼んだり、合同開催するなどしています」(野口氏)
そんなジオロジックでは、どんな人物を求めているのだろうか。
「まず、フットワークの軽さを重視しています。例えば、営業なら自分でアクションを考えていける人ですね。エンジニアなら新しい技術をキャッチアップするとか、自主的に考えて、率先して学べることになります」(野口氏)
経験はそれほど重視していないという。極論すれば、アドテクノロジー業界未経験でも問題なく、クライアントと同じ目線で考え、話せることが大切だと同社では考えている。これは会社自体が若く、自由な社風で新たなテクノロジーに取り組んでいるため、吸収力のある人を求めているということもありそうだ。
「メンバーたちは楽しく仕事をしています。当社に入れば、伸び伸びと働けるということを伝えたいですね」(野口氏)
同社のオフィスは、明るく朗らかな雰囲気。新しいテクノロジーが好きな人、未来の技術を学びたい人は、ぜひ、内外から注目を集める同社の門を叩いてみてほしい。
株式会社 ジオロジックの社員の声

40代前半
2019年09月入社
自分の役割はある意味では...続きを読む

20代後半
2018年09月入社
位置情報広告という選択肢は、...続きを読む

20代後半
2018年09月入社
また仕事のやり方に決まりはないので...続きを読む