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Genial Technology, Inc.

  • IT/Web・通信・インターネット系

AI監査ソフトウェアを開発するITスタートアップ

上場を目指す
自社サービス製品あり
グローバルに活動
残業少なめ
カジュアル面談歓迎

企業について

Genial Technologyが開発するクラウドAI監査ソフトウェア「ジーニアルAI」は、監査法人や企業の内部監査での活用が期待されている。不正会計の防止や財務情報の透明性を確保するため、監査法人、会計士が取引を正確に記録しているかチェックする「会計監査」。会計士は、その際に相当量の単純作業を行わねばならないのだという。

「会計監査では、請求書、注文書、出荷指示書などの文書と、総勘定元帳や売り上げ明細のデータと照らし合わせて、記帳に不備がないか、あるいは不正がないかを調べるのですが、膨大な数のデータとなるため、作業には時間とコストがかかります。その単純作業をAIに任せるのが当社で開発するジーニアルAIです」(阿部川明優・Founder and CEO)

ジーニアルAIは、紙の文書をOCRで取り込んで、ERPデータベースのデータと照らし合わせる。1社の会計監査の売上テストにつき、なんと200時間もの時間が削減できるだけでなく、AI監査なら「100%テスト」も可能となる。通常は、数千万ある取引のうち一部をサンプルとして抽出し「検算」を行っているが、AIならすべてのデータをチェックすることができるからだ。

ここまでは、AIというよりもロボティクスを活用したオートメーション化といえるだろう。これだけではなく、ジーニアルAIは、AI監査ソフトウェアとして、その先を見据えて開発されている。例えば、過去に人間が行った判断をベースに、リスクの高い取引を検知したり、契約書を読み込んで、どの会計ルールを適応するか自動で判断したりと、会計士の仕事をアシストしてくれるといった形だ。

「会計士の負担を軽減するのがジーニアルAIの役割。単純作業はAIに任せ、会計士は本来の業務に集中できます。高度な専門職である会計士の単価は高く、会計士の負担軽減は監査法人や企業のコスト削減につながります。それ以前に、会計士の数は世界的に足りないといわれており、日本でも公認会計士の長時間労働は問題視されています。AIで負担軽減をしなければなりません」(阿部川氏)

監査法人だけでなく、ジーニアルAIは一般企業でも活用できると阿部川氏は続ける。

「メインクライアントは監査法人を想定していますが、一般企業でも活用できます。2018年5月にシリコンバレーで開催された世界最大級のFintechのイベント「Finovate」でデモを交えたピッチをしたところ、非常に反響が大きく、監査法人だけでなく一般企業からも多数の問い合わせをいただきました」(阿部川氏)

Genial Technologyは、ERPやSaaSの大手企業SAPとも業務提携し、SAPのソフトウェアから自動的にデータをダウンロードできる仕組みを開発。SAPを使用している企業への導入も期待できる。

Genial Technologyは、カリフォルニア州サンノゼに本社がある。日本の監査法人PwCあらたで公認会計士をしていた阿部川氏が、アメリカで起業したのには理由がある。

まず、英語に比べると、日本語でのOCRエンジンの開発が難しく、アメリカの監査法人や企業のほうが導入への障壁が低いことが挙げられる。また、日本では99%の精度を求められるが、アメリカなら8割の精度でも「試す価値あり」と判断してくれる。実績がないスタートアップとしては、より戦いやすい環境といえる。

そしてなんといっても、日米ではマーケットサイズが格段に違う。中小も含めた監査法人の北米マーケットは200億ドル(22兆円)。日本のマーケットの10倍だという。アメリカで成功させブランド力を付ければ、日本でも導入する会計監査法人や企業が増えると予測している。

そもそも、阿部川氏がジーニアルAIの着想を得たのは、アメリカへの留学がきっかけだった。

「昔から起業したいと思っていたため、PwCあらたを辞めてカーネギーメロン大学にMBA留学しました。コンピューターサイエンスを学ぶ中で、日本で会計士をしていたころの悩みの種だった単純作業を、AIでなら解決可能だとひらめきました。最初は、文書によって表記が異なる会社名を、ひとまとめで抽出できるデータクレンジングのツールを開発する予定でした。インド人の前CTOとのブレストの中で、データクレンジングでは市場が小さいため、データクレンジングを技術のキーにしながらも、OCRとAIによる検出を組み合わせてAI監査ソフトを開発することにしました」(阿部川氏)

今後、日本語を含め他言語への対応も予定しているが、現在開発中のジーニアルAIは英語版。しかし、製品化へ向けたパイロットテストは、日本の監査法人と共同で行っているという。

「テスト開発を進めるためには、個人情報や営業に関するデータを提供してもらう必要があります。ところが、アメリカはその辺りのルールが厳格で、開発のスピードが落ちてしまいます。だから、データベースの使用に関する規制がアメリカよりも少ない日本で、英語のデータを提供してもらい開発を進めています」(阿部川氏)

アメリカで開発が進めず日本で開発を進められていることは、アメリカの他のスタートアップに対するアドバンテージにもなる。実際、GenialAIに似たソフトウェアはあるものの、AI監査ソフトウェアとしては他社に先行している。

「認識精度が高いと評判のOCRエンジンを採用し、会計帳票用にカスタマイズ中です。OCRエンジンのカスタマイズが完成すれば、製品化に向けて大きく前進します。2019年の初旬のローンチを予定しています」(阿部川氏)

カーネギーメロン大学でコンピューターサイエンスを学び、コーディングにも自信を見せる阿部川氏。会計士とエンジニアの二刀流といえよう。前CTOが抜けて以来、CEOとCTOを兼務しているというから大変だ。製品化と事業拡大に向けて、CTOを任せられる人材を探しているといえる。

「現在は、アメリカでインターンを2名雇用し、日本の開発会社に一部開発を依頼しています。今回採用を予定している人材には、インターンに任せているOCRの研究開発を引き継いでほしいと思っています。今後の当社の経営にも積極的に関わってもらいたいですね」(阿部川氏)

同社では、今期中に日本オフィスの開設を予定しており、2020年には5名体制での開発を目指している。日本オフィスのリーダーとして、アメリカと日本を行き来する阿部川氏を支える人材を求めている。最初はアメリカで製品化するため、CTOとなる人材には英語力が求められるほか、会計の基礎知識も必要だ。加えて、アジャイル開発の経験があれば尚可。Pythonで読み書きができて、システムの開発経験が5年程度ほしい。会計ソフトの開発やERPの導入に携わっていた経験があれば適任だ。

「英語力はビジネス英語までは必要ないと思います。日常会話ができる程度でOKです。TOEICでいえば600点ぐらいですかね。会計の知識も簿記3級程度で大丈夫です。会計知識がなくても開発は進められますが、会計の基礎知識があればコミュニケーションがスムーズになります」(阿部川氏)

Genial Technologyで働く醍醐味は、やはり日本にいながら並み居るシリコンバレーのスタートアップと競える環境だろう。「TensorFlow」「scikit-learn」「theano」といった機械学習フレームワークを使ってAIを開発するチャンスがあるため、技術的にも先進的。

「研究開発に近い仕事ですから、最先端技術に触れたいエンジニアには最適な仕事だと思います。AWSでの開発環境は、クラウドコンピューティングのスキルも身に付きます。そして、何よりも、ジーニアルAIは会計監査の世界を大きく変える可能性を秘めたソフトウェア。一緒に未知の世界に分け入る仲間がほしいですね」(阿部川氏)

シリコンバレーの企業で自らの力を存分に発揮したいと考えているエンジニアには、ぜひ一度「Genial TechnologyのCTO」という選択肢を検討してほしい!

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インタビュー

Genial Technology, Inc.のインタビュー写真
代表取締役 阿部川 明優氏 2007年12月 慶應義塾大学経済学部在学中に現在のPwCあらた有限責任監査法人へ入所。会計監査、システムレビュー、会計基準アドバイザリーを経験。2017年3月 カーネギーメロン大学MBAプログラム在学中にジーニアルテクノロジーを設立。

── どのような理由で会社を立ち上げようと考えましたか?

2004年4月に大学へ入学したときから起業に興味がありました。当時は「スタートアップ」という単語も一般的ではありませんでしたが、どんな事業をしているのか世間に認知されているとはいえない多くの新しいIT企業が株式市場で隆盛を誇っていました。

卒業後にITの知識を活かして起業してもよかったのですが、まずは大企業を知っておくべきだと考えて大学2年生から公認会計士の勉強を始めました。そして試験まで半年となった2006年1月にライブドア事件があり、スタートアップへ世間の注目が集まりました。当初はこの事件の影響でスタートアップが浪費や粉飾と紐づけられました。 ... 続きを読む

企業情報

会社名

Genial Technology, Inc.

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、自社サービス製品あり、グローバルに活動、残業少なめ
設立年月

2017年03月

代表者氏名

阿部川 明優

事業内容

AI監査ソフトウェア「ジーニアルAI」の企画・開発・運営

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

9人

本社住所

神奈川県平塚市紅谷町8-16

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