有限会社デザインスタジオエース

Web制作を中心とした有限会社デザインスタジオエースは現在25期目をむかえ業績は右肩あがりで成長を続けている。

メインクライアントは三菱電機株式会社100％出資のハウスエージェンシーである株式会社アイプラネット。
主に三菱電機のコーポレートサイトを始め、各事業部やグループ会社のサイト、キャンペーンサイトなどを網羅的に手がけている。代表取締役社長のフリーランス時代からの長い信頼関係があり現在に至っている形だ。

そんな信頼関係の根底にあるのは業務品質の高さ。

「フロントエンドの技術力が高いので、サーバーサイドプログラムに頼らず、要件を実現することも多いですね。」と伏見氏。
このように先方のニーズに次々に応え、長期間に渡って信頼関係を更新し続けてきた。

そこには仕事を楽しむ姿勢も大切だという。
「自分が仕事を面白いと感じ、楽しめなければ高品質のモノはアウトプットできないと考えています。そして高品質のアウトプットでお客様も喜んでいただくサイクルを続けられるように日々頑張っています。」と伏見氏。

同社では対応力強化のためミャンマーにオフショア拠点を確保し現地で5名のマークアップエンジニアを擁している点も特長的だ。

グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせた伏見氏は、早期からMacによるDTPを手がけ始める。
その流れでCD-ROMなどのマルチメディアやCGにもタッチし、インターネットの黎明期、ブラウザが「MOSAIC」の頃からWebデザインに携わり始めた。
「いろいろな会社のホームページ制作を手掛けました。その規模がどんどん大きくなり人材採用が必要になってきたこともあって、当社を設立することにしたのです」と伏見氏。

そんな同社では柔軟な姿勢や環境の良さもあって定着率が良いこともあり人材が育ってきている。
勤続年数も平均8年と安定しているようだ。
デザイン・コーディング・ディレクションの3チーム完全分業体制にし、それぞれのリーダーにマネジメントを任せている。
組織体制を強化し、現クライアントのニーズに真っ先に応えるとともに新規クライアントの獲得も検討していく構えだ。

『有限会社デザインスタジオエースは、クオリティとお客様の満足を最優先しながら個人の楽しさを追求する会社です』

上記の経営理念について伏見氏はその背景を次のように説明する。
「私は、お客様も社員も非常に大切なものと考えています。大切だからこそ本気で取り組むことでいいモノをつくり、
そのプロセスをお客様も社員も楽しいものにできれば良いなと考えています」（伏見氏）

だからこそ社内の働きやすい環境づくりには力を入れている。
2022年にリノベーションした3階のワークスペースや最新の端末／ソフトウェア、書籍・資料といった設備・備品の整備や、お互いが協力し合う風土づくり、在宅勤務が継続できる柔軟な勤務体系などはその一例だ。


全社行事としては社員研修旅行も魅力のひとつ。
2019年はベトナム、2018年は香港、2017年はバリ島に行った。
コロナ禍ではあるが2022年はBBQで集まることができたようだ。

そんな同社が求める人材像について伏見氏は次のように言う。
「やる気があってモノづくりが好きな方。そして人のために何かしてあげたいと思うような方ですね」（伏見氏）

同社のオフィスは東京・代官山の高級住宅街にある。
すぐ近くには蔦屋書店（T-SITE）があり、辺りはスタイリッシュなファッションや雑貨ショップ、カフェが点在する。
メゾネットタイプの2フロアの同社オフィスもスタイリッシュそのもの。クリエイティブな仕事には最適な環境といえるだろう。