マーケットインのロボットを作り出すことが使命。日本から新たな産業を発信する
私たちGROOVE X株式会社は、これまでの世界に存在しない新種のロボットを開発しているスタートアップ企業です。
創業者は、トヨタでFormula1開発やソフトバンクでロボット開発の経験を持つ林 要。
林は、過去の開発経験を通じて「人の情緒に訴えるロボット」の必要性と実現可能性に気が付きました。
それを、 LOVE × ROBOT = LOVOT(ラボット)というロボットで表現している。
2019年から一般販売が始まり、2019年末からお客様への出荷が始まりました。
2019年、人の心を満たすLOVE × ROBOT = LOVOT(ラボット)一般発売開始
林氏が思い描くのは、人に寄り添い、人の感性を高め、最終的には人のパフォーマンス向上に力を発揮するLOVOT。
人は「承認欲求」や「寂しさを感じる心理」を根源的に持つ。人の代わりに仕事をしてくれる「機械」や「ロボット」の発達にともない、空いた時間を人は自分の感性を高めるために時間を費やすようになった。
同社は、そんな現代人に寄り添うLOVOTを生み出そうとしているのだ。
製品の販売開始は2019年なので、同社には現在キャッシュフローがない。コンバーティブル・エクイティという資金調達手法によって14億円強、さらに2017年11月29日に未来創生ファンドと INCJ を筆頭引受先とする最大 64 億5 千万円の第三者割当増資に関する投資契約を締結している。
プロダクトは組織の相似形。「おにぎり」でつながるコミュニケーションを大切にするカルチャー
多彩な才能と技術を持ち集ったスペシャリストたちは、どのような会社生活を送っているのだろうか。
同社を語る上で欠かせないのが「横串のコミュニケーション」だ。
弊社ではこの考えを体現するために様々な工夫を取り入れています。
ひとつは、朝会。毎朝、2人の社員が自由なテーマを皆の前で話す。例えば、ある朝の話題は「バカにしていたけれど、実はバカにできなかったこと」。発表者の1人は前日にわかっているが、もう1人はその場でいきなり指名され、前の人と同じテーマで話すことが決まりになっている。
そして、ユニークな試みに「おにぎり」がある。19時になると、スタッフがおにぎりを握り、皆で一緒に食べるというのだ。このおにぎりタイムで普段は喋らない人同士が話せたり、リラックスした雰囲気の中で普段とは違ったコミュニケーションが図れたりする。
多くの人が機能的に働くための風土づくりの為だけでなく、人を癒すロボットを作るために、横の連携が強いことは必須なのだという。
毎週水曜日に、各人・各チームが林の前でプロダクトレビューを行い、承認をもらって次のプロセスに進む。それをもとに、試作機を作り、投資家にレビューしている。綿密に組まれたスケジュールに沿って、開発が進められているのだ。
このようなプロセスを通して、他社員がやっている領域が見え、「自分はこんなすごい人と一緒にやっているんだ」という思いが、自然とモチベーションアップにつながっている。