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クロスコ株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

動画制作年間1000本、制作案件2000件超の実績を誇り、業界30年以上の歴史あり

企業について

クロスコ株式会社は、映像制作を中心としたコミュニケーションサービスを提供する会社だ。東京都港区芝に本社を置き、六本木にスタジオを保有している。映像、動画、Webサイト、各種販促ツールのクリエイティブを組み合わせたクロスメディアプロモーションを、顧客の要望に応じてワンストップで実現可能な実力を持ち、年間1000本の動画制作、2000件を超える制作案件実績を誇る。

クロスコは、紙やWeb、実写やアニメーションに対応するコンテンツ制作力を強みとし、大きく分けて2つの事業を展開している。 1つは、「企業のマーケティング支援/業務支援」。もう1つは、「TV業界の技術支援」だ。いずれも映像/動画を中心としたサービスで、顧客は大手メーカーや通信業界が多く、BtoB事業者向けの実績を多く保有していることに特徴がある。

会社設立は1984年で、TV番組の制作会社からのスピンオフにより設立された。当時、映像業界はテレビが中心だったが、企業が展示会などで映像を使うことが多くなってきたのが、ちょうどこの頃。時代の潮流に乗って、クロスコは順調に業績を伸ばしてきた。その後、インターネットの登場、スマートフォンの普及といった環境変化があったものの、仕事の本質はあくまで一貫。企業が伝えたい思いや解決したいビジネス課題、達成したい目標などに対し、その手段としての動画やWebサイトなどさまざまなクリエイティブによるソリューションを提供する。2006年、クロスコは自らの事業を「ビジュアルマーケティング」という言葉で再定義し、社名も“クロスメディアコミュニケーション“から採って「クロスコ」に変更した。

動画のメインフィールドがインターネット上にシフトしている現在、クロスコのアドバンテージであり、かつユニークな点は、
(1)TV業界に対してインターネットを使ったサービス(ライブ配信など)を提供している
(2)企業に対してWebサイトの制作を提供している
の2点だろう。共通しているのは、制作に留まらず周辺環境に対するサポートまでも含めた映像活用支援を事業領域としていることだ。例えば、ある製品を紹介する動画をつくるとき、ターゲットはどのようにその動画にたどり着くのか、どういう見え方で最初に感じることは何か、動画を見た後にWebページの中で説明すべきことは? という一連のユーザー行動を考え、トータルでデザインしていることに特徴がある。

また、新しいサービス/ソリューションの開発にも積極的だ。米国のメディア・コングロマリット「Hearst(ハースト)」や、IBM、SAPといった企業をはじめ、100カ国以上400万人のユーザーを持つ「Videolicious」という米国発のサービスの日本総代理店を、2015年から務めている。「Videolicious」はスマホ一つで誰でも簡単に動画が作成できるアプリで、制作会社という立ち位置で企業の動画制作のインハウス化を支援するというのは一見矛盾しているようにも見えるが、それぞれが機能するシーンを心得ているからこそ必要という判断をクロスコはいち早く行い、日本に持ち込んだという経緯がある。

今後の展望としては、「動画」を一時的なブームではなく、地に足を付け顧客にとって本当に価値のあるサービスとして提供していく方針だ。動画活用の注目度が上がる中で企業向け動画制作サービスを提供する会社は増えており、差別化が難しくなっていることからサービスの“コモディティ化”が進行。同時に、必要とされる動画や予算・人的リソースも各社各様という現状がある。今後は顧客企業それぞれの状況に即して、二人三脚で動画をビジネスに活かすことを考え、実践していけるパートナーが必要な時代になるとクロスコは見る。このポジションをクロスコは「Video Communication Partner」という言葉で標榜し、サービスとリソースの両面を、さらに拡充させていく方針だ。

2017年4月現在の従業員数は70名で、平均年齢は38歳。男女比は8:2で、女性の役職者は課長職が1名在籍している。今まで多くのスタッフが産休・育休を利用し、現在(2017年10月時点)も1名が産休、3名が育児のため時短勤務を行っている。勤務時間はフレックス制を採用しているため、女性だけでなく男性も、育児や家庭の都合などで早退や午後出勤などフレキシブルなスタイルで働くことができる。

教育制度として特徴的なのは、マーケティングやデータ分析などの資格取得支援を積極的に行っている点だ。これらのスキルを映像制作スキルにプラスオンすることで、人材価値がさらに高まり、サービス提供レベルの底上げにつながるとの考えからだ。このように、重要なスキルでありながら実業務の中では機会が不足しがちな分野について、外部の研修含めて補完する体制が整っている。最近では「JMLA マーケティング解析士」「JWA Webアナリスト検定」という2つの最上位資格の取得実績があり、今後は資格取得者が定期的に勉強会を開いていくことを企画している。

社内体制としては、専任の営業スタッフを置かない方針のため、日々顧客と相対するスタッフ一人ひとりが営業としての役割も担っている。営業は主にプロデューサーやディレクターといったポジションが担当するが、クリエイターについても志向や適性のある人は積極的にチャレンジしている。「仕事を獲得する」というのは長い目で見ればクリエイターであっても必要なスキルとなるため、キャリアアップにも役立っている。

これまでに採用され、活躍している人のキャリアは、映像制作会社でのアシスタント経験を経て、入社後はWeb案件にも多く携わり現在はマルチに活躍するプロデューサーとなった人や、Webディレクターとして活躍していた人が動画も好きであったため実案件にチャレンジし、以降は多くの映像案件を手掛けセミナー講師にまでなった人、さらに、グラフィックデザイナーの経験を活かして入社し、Webデザイン/映像のクリエイティブスキルを伸ばして現在はコンセプトメイキングからあらゆるクリエイティブのアウトプットまで、一気通貫で提供できるクリエイターとして活躍している人などがいる。このように、特定領域に強みがあればスキルを横にも縦にも広げられる環境が整っている会社だ。

企業情報

会社名

クロスコ株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

資本金

1億円

設立年月

1984年11月

代表者氏名

代表取締役社長 永澤 浩行

事業内容

■映像を活用したマーケティング・コミュニケーション戦略の立案と実現
■ 動画ソリューション・制作・活用支援サービスの提供
■ 映像技術・ポストプロダクション・ライブ中継/配信サービス
■WEBサイト制作・運用、WEBプロモーション
■UI/UXデザイン
■ 各種コンテンツの企画・制作

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

株式会社電通デジタル/株式会社エヌ・ティ・ティ・アド/株式会社丹青社/株式会社スパイスボックス/株式会社エムアールエム・ワールドワイド/株式会社電通/株式会社テレビ朝日/株式会社Jストリーム/トランスコスモス株式会社/株式会社フレックス他(順不同、敬称略)

従業員数

70人

平均年齢

38歳

本社住所

東京都港区芝2-5-6 芝256スクエアビル6階

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