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株式会社ビィ・フォアード

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 商社(卸売)・流通・小売り系

アフリカで絶大な知名度を誇る、日本発の中古車輸出企業

自社サービス製品あり
シェアトップクラス
グローバルに活動

企業について

株式会社ビィ・フォアードをご存じだろうか。テレビ、雑誌などのマスメディアでもたびたび取り上げられているこの会社、アフリカでの知名度は想像以上。特にWebの世界ではその傾向が顕著で、アフリカ諸国ではGoogleやYahoo!、LinkedIn、Facebookなど世界の有名サイトと比較されるほどのアクセス数を誇っている。そのため、Google社の幹部が「この会社は何だ?」と驚き、話を聞きに来た、という逸話があるほど。アフリカを中心とした新興国・途上国では絶大な人気・知名度を誇る会社なのだ。

「当社が扱うのは中古車です。日本で仕入れた中古車を、世界各国に向けて輸出・販売しています。日本国内では『過走行車』として価値を低く見られてしまう、10万キロ以上走ったような車でもアフリカに持っていけばまだまだ走る車として人気があるんですよ。外車も扱いますが、人気の中心はやはり日本車。丈夫で長持ちすると好評です」(営業企画第2部長・関戸洋平氏)

中古車のアフリカ向け輸出では、ズバ抜けた実績をもつ同社だが、もともとはスポーツカーなどを扱うごく普通の中古車店だったという。ある時偶然ネット経由でアフリカのジンバブエから注文が入ったことをきっかけに、1台、また1台と売り続け、ついにはアフリカへの中古車輸出に注力することになったのだ。

「現在では、アフリカを中心に中南米やモンゴルなど127カ国から注文が入ります。特にアフリカでは、Amazonやアリババですら構築できていない物流網を独自に作り上げており、日本はもちろん、世界中の企業に負けないネットワークを持っていると自負しています」(関戸氏)

同社の強みは物流網だけではない。そのひとつがECサイトだ。同社は、中古車販売業者のなかでいち早くECに力を入れた。こだわったのは情報量。中古車の場合1台1台ごとに商品のコンディションが異なるが、たくさんの写真を掲載することでユーザーのニーズをガッチリと掴んだ。

「当時中古車販売サイトというと、写真が1枚2枚しかなく、不鮮明なものすらありました。当社ではいち早く、サイトに写真をたくさん載せることにし、十分に車の状態がわかるようにしたのです。こうして、EC経由で車を売る際のデメリットである『状態がよくわからない』『認識していた状態と違う』というマイナス点を解消したのです」(関戸氏)

いち早くECサイト、そしてITへの投資を行い、省力化と効率化を図った同社。それに加えて、アフリカをはじめとする海外での独自物流網、大量仕入れによる販売価格の引き下げと、多くの武器を持つ同社は、年間11万台(2016年度)を輸出するなど大きな実績を残している。

「当社は、中古車輸出だけに留まるつもりはありません。なにしろ、アフリカ諸国ではトップ10級のアクセスを誇るECサイトを持っているのです。ランキングに並ぶのはGoogleやYouTube、LinkedInなど世界的に知られるサイトばかり。さらにいえば、ECサイトでこれだけのアクセスを集めるサイトは、アフリカでは他にありません。そこで最近では、中古車以外にも、車関係のパーツ、カーオーディオ関連の商品、スマートフォン、時計など日本で手に入るさまざまなものを輸出販売しています。まだまだ金額では中古車がダントツですが、いずれ『新興国のAmazon』と呼ばれるような総合物流・販売企業を目指して成長を続けていきます」(関戸氏)

アフリカに始まった同社の輸出先も、中南米・カリブ海諸国、フィリピン、モンゴルとどんどん広がってきており、まさに今、世界中を相手に活躍できるチャンスがある。さらに同社では新規事業として、アフリカでの販売網・コネクションを活かしたコンサルティングサービスも提供しはじめた。日本企業の「MADE IN JAPAN」製品・サービスをアフリカ市場に展開するサポートを行うのだ。徒手空拳でアフリカに乗り込み、一大販売網を築いた同社ならではのサービスといえ、今後の展開にも期待が持てそうだ。

「当社の強みであるECサイトについても、特にこだわっているわけではありません。あくまで、ビジネスツールのひとつとして考えています。たとえば、今新たに力をいれているのが、海外にいる当社の『ファン』をセールスパーソンにしてしまおうという仕組み。登録してくれた当社のファンに、顧客を紹介してくれたら手数料を支払うというもので、いわばリアルのアフィリエイターです。すでに、5万人ものユーザーがこのサービスに登録してくれているのですが、ポイントはアフリカで流行しているモバイルマネーで支払っていること。このサービスは私が直接経営陣に提案して採用されたものですが、こうした新サービス、新事業の提案もどんどんできるのが当社のいいところです」(関戸氏)

では、同社で活躍しているのはどんな人材なのだろうか。関戸氏によれば、好奇心が豊富で、何事にも積極的にチャレンジするタイプの人が同社には向いているという。

「当社はいろいろな意味でベンチャー企業らしい会社です。社名も『前へ進もう』という意味ですし、前向きにやっていける方には当社が合うのかなと感じます。新しいことをやってみたい、新事業を提案してみたいなんていう方にはピッタリですね。
 社内の雰囲気は明るいです。毎年海外へ社員旅行にも行きますし、社員同士のつながりもよく、仕事以外でも仲良くしている者も多いです。加えて、仕事の性質上社内に外国人もいます。社員だけで30人くらいの外国人がいますし、社外のスタッフも含めると、オフィスにはたくさんの外国人がいますよ」(関戸氏)

さて、世界を相手にする企業となると、気になるのが語学面。同社では採用の際に「日常英語必須」としているが、実際のところ担当する業務にもよるのだとか。

「若くて未経験でやる気だけはあります!というような方であれば、最低限英語くらいはできてほしいですね。ですが、当社が今後発展していくために必要な、デジタル周りに明るい方、特にEC関係で実績・経験をお持ちの方については、そこまで英語力は問いません。世界中からアクセスが集まる当社のECサイトをよりよくできる方には、語学の面はさておき、ぜひチャレンジしていただきたいですね」(関戸氏)

ちなみに同社では、希望者に対して毎朝英会話のレッスンを開催しており、現在は4クラス動いているとか。学ぶ気があれば、英語力も社内で身につけられる。また、デジタルマーケティング関連の勉強会も月1で実施中。大手企業から講師を招くこともあるそうだ。自ら学び、成長したいという意欲がある人物にとって、世界を舞台に伸びゆく企業の中で働け、なおかつ勉強もできるという、これ以上ない環境だ。

「当社は今、次なるステージへ向けて進化をはかっています。『近い将来、事業の牽引役になるぞ』というくらいの意欲を持った方に、私たちの仲間になっていただきたいですね。『新しい価値』『新しいビジネス』を創造し、しかも他の日本企業が行かないところで勝負をしたいという方、新興国・途上国向けのビジネスでは、まだまだ広大なフロンティアが広がっています。ぜひ私たちとともに、挑戦していきましょう」(関戸氏)

企業情報

会社名

株式会社ビィ・フォアード

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

商社(卸売)・流通・小売り系 > 総合商社・専門商社

企業の特徴
自社サービス製品あり、シェアトップクラス、グローバルに活動
資本金

1,000万円

売上(3年分)

20176400億円

20166431億円

20156492億円

設立年月

2004年03月

代表者氏名

代表取締役 山川 博功

事業内容

・ECサイトの運営
・中古自動車の販売及び輸出入
・自動車用部品の販売及び輸出入
その他

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

177人

本社住所

東京都調布市布田4-6-1 調布丸善ビル8階

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