株式会社エクスクルーズ

株式会社エクスクルーズ（Xcluz）は、不動産・住宅業界における情報流通ギャップを解消し、適切な取引を推進する"新型Web反響販売会社"として業界で知られている会社だ。現在は売買仲介業中心から脱皮し、「おうち関連」ビジネス全般をカバーした活動を行っている。

設立は2008年8月で、東京と大阪にオフィスを置く。代表取締役を務める岡本純一氏は1976年生まれで、慶應義塾大学では財務会計を専攻した。新卒で経営コンサルティング会社に入社すると、科学的な営業を組織的に展開するパッケージの拡販に従事。部署内唯一の営業マンとして、爆発的な活躍ぶりを見せた。その後はフリーランスとして営業代行業で活躍し、2008年の会社設立以来、一般的なWeb関連業者とは一線を画した、現場に直接介入する成果創出スタイルを強みに、事業を拡大している。

エクスクルーズ（Xcluz）の社名は、未知なる（X）仲間たち（crews）とともに、Webテクノロジーで世界を生まれ変わらせる未知の「宝」を数々の手口（clues）で求めていき、未来の航路を大胆に追求（decluttering）していく、という意味が込められている。また、多くのアイデアを重ねる（duet）ことを大切にし、「おうち関連」ビジネスから業界の覇者を目指していく。

2008年の創業時から群を抜くSEO力を発揮して、不動産業界向けホームページ制作で名を挙げてきた。不動産業界の中でも新築分譲・新築マンションを中心に、ハウスメーカーや工務店に向け、賃貸仲介や投資仲介に関する総合的なサービスを提供。スピーディーな納品管理システムのカスタマイズや、前職での経験を活かしたコンサルティング営業でも、優位性を発揮してきた。

その後も、“ライブな”ダイレクト感を大切に、業種に特化したWeb広告システムの構築や、エンドユーザーにも直接介入するコンサルティングサービス、ジョイナビリティ性の高い制作現場の構築など、着実に足元を固めてきた。現在、「テカズ至上主義」、「ショーバイサイエンス」、「情報情熱感」、「全方位ジョイナビリティ」などをキーワードに、不動産・住宅業界をITのチカラでスッキリクリアにリフレッシュしていく。

売買仲介業向け成功報酬制ホームページの制作から事業を開始したエクスクルーズでは、現在、以下の5事業をメインにサービスを展開している。
■反響奉行：カスタムオーダータイプの、反響取得に特化した不動産業者向けホームページ制作サービス
■不動産速報シリーズ：不動産仲介会社向けに不動産の購入を検討しているエンドユーザーを紹介するサイト
■不動産窓口シリーズ：不動産仲介会社への相談を希望するエンドユーザーを紹介するサイト
■家みつ：住まい探しから新生活に役立つ情報まで、家を中心とした不動産総合ポータルサイトとして2015年7月1日にオープン
■超納言：不動産営業を可視化し、見込み客の「管理・追客・掘り起こし」を行う、次世代型の営業管理アプリケーションシステム

現代の不動産業は、地元密着で来店集客型の業者と、インターネットを活用した物件反響集客型の業者に二分化しているが、そのような中で"表からは見えない"新しいタイプの埋蔵物件が産み出されているとエクスクルーズはとらえている。業者ごとにエリアや事業、種別、価格帯などで得意・不得意は必ずあるが、未公開の物件情報を収集するためには、「絞り込み」が欠かせない。エンドユーザーのニーズと、得意分野がかみ合う不動産業者をマッチングすることこそ、最高の問い合わせや反響につながる、というわけだ。

また、エクスクルーズのサービスはREINS（不動産の指定流通機構）に登録されているデータだけでなく、未公開物件や非公開物件の情報を、足を使って収集しているのも特徴。独自物件のポータル掲載や、自社ホームページ＋Web広告の組み合わせによる会員登録で集客を行いつつ、ポータルでカバーしきれないマッチングをつくり出すことが、エクスクルーズのサービスの要点だ。

日本の不動産業界にとって、今後の課題とされている中古物件の流通活性化に向け、現在主流の「売り切り型」から、業者とエンドユーザーの新しい関係性を築きたい。その方向性をエクスクルーズは「ファン響」化と名付け、今後の不動産流通業界活性化に役立てていく。「ファン響」から成約という流れをつくり、一生に一度の買い物から、状況に合わせた買い換えなどを含めた、新しい不動産流通の創造に貢献していく。

エクスクルーズの成長の秘密を一言で言い表すと、「商売を科学する」という言葉に集約される。この言葉はエクスクルーズの事業コンセプトでもあり、根性論や精神論に陥ることなく、顧客との付き合い方や提案の仕方を考え抜いて行動するということ。効率悪化を招く業務は極力減らし、ON/OFFの切り替えをハッキリさせることで、ほとんどの社員が19:30には退勤できている。社内イベントも多彩で、自由な雰囲気のもと、誰もがノリやイタズラ心を大事にしつつ、仕事やプライベートをワクワクと楽しんでいるのだ。

エクスクルーズは独自のITサービスを提供することで、顧客企業とユーザーが出会う新たな場所を創り出してきたが、さまざまな顧客とのつながりを通じて得た知識・ノウハウを活用し、現在も立て続けに新しいアイデアを発信している。そのため、不動産・住宅業界での知識のほか、ITに関する専門性・スキルを幅広く身につけることができ、圧倒的な熱量のもとで、実践を通じて成長することができる環境だ。

2016年6月期の年商は5億3000万円。社員数は21名で（2017年7月現在）、これだけの成長率をこの規模のメンバーで実現させている企業は、極めて珍しいと言える。取引先の多くは不動産売買仲介業でもトップクラスの企業が占め、契約継続率は100％に近い。しかも、継続のたびに契約金額も大きくなっている。もともと、エクスクルーズの立ち上げメンバーはコンサルティング業界やシンクタンク業界などの出身で、ITや不動産の知識は必ずしも多くはなかった。だからこそ、ユーザー目線に立ったサービス提供が成長の原動力となっているのだ。

また、風通しのいい関係性もエクスクルーズの魅力で、「仕事は全力、仕事以外も全力」のスタイルで極力残業をしないことを徹底。仕事とプライベートの両立ができるからこそ、誰もが前向きに仕事に取り組むことができている。社内イベントは食事会や飲み会のほか、BBQ大会やフットサル、ゴーカート大会などバラエティー豊か。「学生のころの楽しかった空気」を、職場でも感じられると語るスタッフも多い。