全員参加の経営と堅実な事業内容を強みに、新規ビジネスを積極的に展開
デマンドリンク株式会社は、SES(システムエンジニアリングサービス)事業や不動産調査事業、インバウンド関連事業などを展開する会社だ。企業理念として「個人・法人を問わずさまざまな需要をつなげていく」、そして「ステークホルダー全員のWinを目指す」を掲げ、「見たことのないサービスを、見たことのない人たちへ」をコンセプトとした商品・サービスを創造し、国境を越えたサービス展開を目指している。
SES事業では、SE業務やアウトソーシング業務、HP作成業務、OAサポート業務、翻訳業務などを提供するほか、司会業務やTVショッピングメディアへの出演など、幅広い人材ソリューション事業を展開。顧客のニーズに合わせ、スキル・経験ともにマッチした人材を提案している。不動産調査業としては、新規サービスの「エリアリポート」事業が特徴的だ。
本社が東京都千代田区にあるデマンドリンク株式会社。前代表取締役社長を務めた中路俊平氏は現場の第一線に立つ現役のエンジニアで、20代前半の頃から商品やサービスを発信したいという気持ちを強く抱いていた。20代半ばのある日、思いついたサービスが頭から離れなくなり、現在の代表取締役である今木隆彦氏と検討を開始。その過程で、サブコンテンツとして、あるいは副次的なビジネスとしてさまざまな案も同時に生まれ、起業を行うに十分と判断して2013年6月に会社を設立した。さらなる事業展開を求めて社員の発想も幅広く汲み取り、IT関連だけでなく新しいビジネス展開に積極的に取り組んでいる。
経営状況は非常に良好で、大手企業との間で多数のプロジェクトが走っており、業績は堅調に推移している。また、アーリーアップ系の複数事業への投資も行っている最中だ。主力事業であるSES事業では現時点の成長速度を維持し、今後はさらにベンチャー系へも展開していく予定。「エリアサポート」事業も、成長事業として大事に育てていく方針だ。
海外・IT案件に強いSES事業と、注目の新規事業「エリアサポート」事業、キャリアアップ制度
SES事業では、大手通信系企業の顧客管理システムや会計システムに付随する業務、および英語関連の事務をメインに提供している。各種OAサポート業務やコールセンター業務などのほか、海外企業の日本向け仕様書の翻訳業務なども行う。IT関係の案件が多いため、ネットワーク系や開発系のITスキルを修得することもできる環境だ。また、海外企業との電話やメールによる対応や、日本語・英語による報告書の作成といった外国語業務も提供している。
独自サービスであるAR(エリアリポート)事業では、利用者が引越しや不動産購⼊をするにあたり、物件の調査や周辺環境の調査を行う住圏調査サービス「エリアリポート」を提供。任意の住圏を徹底的に調査し、⼤⼿調査会社では対応できない、きめ細かな調査結果報告として提供する。この事業はデマンドリンクの独自事業であるため、今後の展開によっては"ブルーオーシャン"が広がる有望な事業だ。
「エリアリポート」について詳しく説明すると、引越しを検討している人などに向けて任意の地域の情報を集め、引越し後に違和感なく過ごしてもらうことを目的としたサービスだ。「引越して失敗した」「新しく建てた家の場所が不満」といった、“住宅のミスマッチ”が起こらないよう、専門の調査員が調査を行い、顧客にレポートを提出する。
基本調査としては、住宅外観の撮影や、主要施設の内容や位置、距離といった最寄施設の調査、商業施設のリストアップおよび考察などがある。また、駅までの所要時間や、調査員の実体験による周辺環境の調査、さらに、ゴミの分別や出し方などの調査、周辺環境の問題点や過去の事件の洗い出し調査、学校や保育園、塾などの育児環境の調査、年齢層や生活レベルなどに関する調査など多岐にわたる。そのほか、オプションメニューとして天候調査や日照調査、車両・歩行者数調査、騒音調査、訪問販売の有無などに関する聞き込み、出前の便利さ調査なども用意し、さらに上級オプションメニューも用意している。
キャリアアップ制度も充実している、1週間に1度開かれる顔合わせも含め未経験から参入できる「プレ開発事業」を行っている。未経験でゲームを製作・開発したい等のニーズにもこたえるため、時間外での有志対応で業務の範囲内で経験を積むことが可能だ。もちろん残業等の時間外手当は付与される。
【主要取引先】
NTT関連企業様、NTTDoCoMo関連企業様、LIXIL関連企業様、日本自動化開発株式会社 ほか(順不同)
社員本位の“完全ホワイト企業”へ、2020卒から新卒採用スタートの予定
2019年10月現在の従業員数は28名(契約社員含む)で、平均年齢は28歳、男女比は7:3だ。今後は若手や女性メンバーの採用を拡充し、平均年齢25歳、男女比=1:1程度を目指している。中途採用率100%で2022年卒から新卒採用を始める予定もある。就業規則に関しても産休・育休やその他諸制度について、今後拡充していく方向だ。また「人財第一」をモットーに掲げるデマンドリンクでは、意欲的な人材を役員に登用していくことも検討している。
平均年齢が若いため、社内は自由で明るい雰囲気に包まれている。かつて、前代表の中路氏がそうであったように、思いつきに熱意がプラスされている場合には、会社全体でバックアップする社風も根付いている。その風土はビジネスに限らず、経営や社員交流の場でも感じることができるだろう。このベンチャー企業ならではのポジティブさが、デマンドリンクの成長エネルギーなのだ。代表は実際、「熱意があれば何でもできる会社だ」と語る。これは精神論やたとえ話ではなく、心の底からそう思い、実行に移しているからだ。
教育制度としては資格取得支援制度があり、会社が事前に承認し合格した場合に、諸経費の全額を負担してくれる。福利厚生では、社員選択制の寮制度や慶弔給付金などがあり、最近、有志による社内サークル制度がスタートした。現時点で旅行部とイベント部、ゲーム部、麻雀部等が活動しており、若手がサークル予算執行などを通じてマネジメントを学びながら、社内の交流にも役立つことを期待している。特徴的な制度として現場作業以外の社内残業制度というものがあり、公式に副業が可能。また、将来の独立希望者には支援を行っている。
デマンドリンクでは、能力や意欲さえあれば学歴にこだわらず、経歴や人物を重視した採用を行う方針。社員本位のキャリア形成と完全ホワイト企業を目指しており、「夢がある」「目標を探している」「仕事を楽しく行いたい」といった意欲を持ち前向きな人なら、"ツボにはまる"魅力のある会社だ。
デマンドリンク 株式会社の社員の声

30代前半
2014年10月入社

20代後半
2016年04月入社

20代後半
2015年10月入社