WEB開発に特化し、「ワークライフバランス」「客先常駐一切なし」にこだわる
株式会社インプローブは、群馬県前橋市にオフィスをかまえるWEBシステム制作会社だ。PHPをメインにJavaなどによる受託開発、ラボ型開発を行っている。WEB開発に特化し、デザイン会社や広告代理店、自動車関連企業などから案件を受注。企業サイトのCMSやECサイト制作なども手掛ける中で、最大の強みは基幹・業務系WEBシステムでの多数の開発実績だ。顧客との信頼関係構築を第一に、エンジニア自身がきめ細かい顧客対応を行っていることも特徴だ。
会社設立は2011年10月で、受託開発にありがちな“長時間労働”かつ“不当な値引き”というものを排除し、適正な労働、適正な価格で利益を生み出す事業にしたいとの想いが創業の動機。代表取締役の中澤晃久氏は、群馬県内の中小IT企業でWEBシステム開発を約10年経験し、月100時間を超える長時間残業や、他社への派遣出向を経験。スキルは吸収できるものの創造的ではない、孤立無援の居心地の悪さなどダークサイドをつくづく思い知った。そこで、群馬では珍しいWEBシステム開発をメインに据え、受託開発でも「働きやすさ」を実現できる環境をつくりたいと、有志とともに創業した。
創業10年目に突入したインプローブだが、スタートアップ期を無事に乗り切り、ここ5年は右肩上がりの成長を遂げている。特に、手がけたシステムの利用者数は急激に増加し、100社(団体)近くの案件を持つ。最近の実績としては、経済産業省が進める国際水準のクレジットカード決済環境の整備対応を受託。また、製造業・商社・販社向けには製造データや在庫データを基幹データとして構築し、BtoBやBtoCなどのシステムと連結したり、営業スタッフが使うツールシステムとの連動、タブレット端末対応などを行ってきた。今後も群馬の地でWEBシステム開発に特化し、新たなエンドユーザーを獲得して案件増加によって、クライアント企業の成長を支援するシステムの提案・導入を目指している。
適正な労働、適正な価格で利益を生み出す事業にしたいとの想いから創業。
地方だからこそ実現できる強みを活かし、ユーザー企業にメリットをもたらす
現状、インプローブは直接受注のほかにもデザイン会社や各種業界のサービス会社からの2次受け案件も数多く抱えている。今後の展開としては、「得意とするWEBシステムに特化する」→「ユーザー企業が成長する」→「エンドユーザー数が増える」という好循環を実現し、インプローブ自身も発展していく成長モデルを描く。不動産業界やスクール運営業界、自動車業界向けのシステムを得意としてきたインプローブだが、かつて工程を手書きまたはExcel管理してきた企業が、それらの工程をWEB化してクラウド上で管理したいという案件が増えており、今後も案件増が見込まれている。
また、群馬という立地から賃借料などの固定費が安い、物価も安いため開発コスト全体を抑えられる、少数精鋭のため様々なニーズに柔軟に対応できる、なども強みだ。また品質や実績から、ターゲットユーザーが都内の企業に対しても、案件獲得の競争力がある。開発の際はセキュリティ面で不安のあるオープンソースのCMSなどは指定がない限り使わず、独自フレームワークやLaravelなどを使ってスクラッチで開発していることも高評価の一因。さらに、エンジニアが顧客と直接対応するため、顧客と対等な立場で関係性を築けることも優位な点だ。これらの強みを活かして、“適正価格で”WEBシステムを構築したいと考える企業の受け皿になることを目指している。
現在、1案件につき2人~4人で担当している。人手不足の時代だが従業員の増員をさらに積極的に進め、ワークライフバランスを追求しながら、力強い業績拡大につなげていく。
都会と田舎が程よく溶け込む群馬・前橋で、満足のいくエンジニアライフ
インプローブが掲げる理念に、「信頼関係を築き、効率的に、親身に、楽しく仕事を」という言葉がある。受託開発のメリット(=案件で得たノウハウを別案件に適用しやすいこと)を活かし、知的財産などの法律は順守しながら、ノウハウを共有して効率的な開発につなげていく。また、顧客からの相談や要望に親身に対応することに努め、相互に“パートナー”となる関係性づくりも大切にしている。パートナー的な関係が築かれていれば、必ず訪れる困難を乗り切る際にも、ストレスなく楽しく考えていくことができるからだ。
2021年01月01日現在の社員数は19名で、代表2名(1名はシステム開発兼任)、システム開発に13名(女性3名)、そのほか、事務部門の女性2名、開発パート2名という陣容。全員が中途入社だ。個人を尊重し合い、分からないことがあると「あー、それ知ってる知ってる」と誰かから自然に声がかかる距離感だ。人員増によるワークライフバランスの維持/改善を進めていくため現在実施しているのが、テレワーク制度やチャットやgSuiteなどデジタルツールの活用。一方、ワークライフバランスは重視しつつも、突発的な不具合などによる営業時間以外の作業などにも柔軟に応じることをモットーにしており、責任感を持って臨機応変な行動をしていくことは変わらない(もちろん手当支給あり。負荷軽減のためにインターバル勤務制度を運用)。
教育制度としては、入社後の1カ月を教育・研修期間にあて、その後は随時必要なものを、社員の意見を取り入れて追加していく。例えば、「研修に出たい」という要望を出して承認されれば、参加が可能だ。手当や福利厚生は非常に充実しており、『あんしん財団WELBOX』が利用できる。
インプローブは、群馬でWEBシステム開発、特にPHPを中心とした勤務環境としては、非常に珍しい企業だ。また、派遣もなく、残業も比較的少なめ(月20時間以内)なのも魅力的だ。個人のアイデアや習得した技術を社内で共有し、開発の効率化を図っているため新技術も吸収しやすい。地方企業の弱みである給与面も、成長著しいため期待が持てる。ワークライフバランスを維持しながらコアメンバーとして成長したいという希望を持つ人には、とても面白い企業といえるだろう。
株式会社 インプローブの社員の声

20代後半
2018年03月入社
前職では、案件や進捗はExcel等...続きを読む

30代後半
2016年05月入社

20代後半
2019年04月入社
若い人が多く、子供...続きを読む