株式会社 エイシスのインタビュー

御社の起業の経緯を教えてください。

私は、異動を経て就任した三代目の代表取締役です。初代が創業者なのですが、当社創立時の1994年は、インターネットがようやく一般で使われ始めた時期です。Yahoo!が登場し、ダイヤルアップ接続が主流で、今の大容量回線とは比べものにならない通信速度の時代でした。

そんな状況の中で、猫が好きだった創業者は、猫好きたちが集うコミュニティサイトを立ち上げようとしました。しかし、集まってくるのは「猫耳好き」の人ばかり(笑)　その当時、インターネットユーザは、ほとんどが「オタク」でしたから。そうこうしているうちに、コミュニティが発展し、気が付けばオタクたちの交流の場になっていたんです。

ならばと、創業者はその場を盛り上げるサービス提供に注力していきました。それが当社の成り立ちです。少々意外でしたか？(笑)オタクのニーズに懸命に応えるというベースは、この頃に培われました。

御社のビジョンはどのようなものでしょうか？

ビジョンは、創業時からずっと変わらず「オタクを幸せにしていく」ことです！二次元コンテンツに特化して26期続けてきたので、そこを軸として広げていくという展開は、今後も変わらないですね。

今後の目標は、二次元というところにフォーカスした上で日本一、世界一を目指していくことです。
そのためには、常に意欲的でいることはもちろん、業界の常識を疑い、新しい概念で考え続けることが重要だと考えています。

また、当社についてきてくださっているユーザの思いは、何よりも大切にしたいです。
ユーザの思いは本当に強いですよ(笑)　とても、熱いものを感じますし、こちらにダイレクトに伝わってきます。それをしっかりと受け止めて、これからも良いものを発信していきたいですね。

ちなみに、私自身は二次元コンテンツが趣味というわけではないのですが、だからこそ俯瞰で見られる部分があります。逆に、取締役をはじめ、心から二次元コンテンツを愛している社員もいるので、うまくバランスが取れていますね。

社員への思い、求めることは？どのようになってもらいたいですか？

仕事を楽しんで欲しいですね。会社に来るのがイヤだな、ツライな、と思うような職場にはしたくないです。

マネージャー層は、基本的に社員を縛りません。あまりうるさくあれこれと指示することもありません。自由にやって欲しいですよね。

コミュニケーションも気軽に取って欲しいですし。実際そういう雰囲気に自然となっています。役員と社員間に壁はないと思いますよ。私自身も、別に社長だからどうという感覚はまったくないです。

やはり、オタクコンテンツを扱っている以上、ユーザに近い感覚は大切だと思っています。自由な環境の中で、プライベートも大切にして趣味に没頭することで、柔軟な発想が生まれると思っています。

日頃大切にしていることや心がけを教えてください。

考えることより「まずやる」、行動することを大切にしています。社員にもそうあって欲しいですね。

私は、検討とか保留とか好きじゃないんですよ。そこで止まっているぐらいなら、まず決めてやった方が良いと思っています。前進あるのみです。そうしないとスピードが出てこないですし。IT業界は競合が多く進化も早いので、立ち止まっていたらついていけなくなります。

座右の銘ですか？ないです！(笑)感銘を受けた言葉とか、うーん、ないなぁ……。いや、カッコつけて言おうと思えば出ますけど。正直に言って、あまりそういうことは考えないですね。

応募者へのメッセージをお願いします！

失敗しても良いので、どんどんチャレンジしてほしいです。その機会や場は、こちらが準備します。

社員からよく聞くのは、最初から責任ある仕事をさせてもらえるため、非常にやりがいがあるということ。もちろん、ただ投げるだけでなくフォローはしっかりします。とにかく自由に楽しんで働いてもらいたいですね。そのために必要なバックアップは、きちんとしていきます。

また当社は、就業時間が7時間と短いです。残業もあまりさせないような体制を取っているので、限られた就業時間内で集中して仕事に取り組んで欲しいですね。

実際、社員は効率を重視して自分たちで考えて動いています。当社は本当に「自由」ですが、皆言わなくてもやることはきっちりやってくれるので。「自由」と「責任」のバランスを十分に理解している、だからこそ上手く回っているとも言えます。

集中して働いてサッと切り上げて、プライベートも充実させてください。そして、趣味に没頭してください(笑)