治療・リラクゼーション業界の風雲児。始まりは一軒の接骨院から
私たちの生活にとって、より身近になった整体や鍼灸、マッサージ。近年ではケガだけでなく、肩こりや腰痛など慢性的な不調を抱える人も増え、最新の厚生労働省のデータでは、全国の柔道整復(接骨院・整骨院)鍼灸、マッサージにかけられた療養費(保険診療での費用)は、年間約4900億円にものぼる。同じく厚生労働省の発表では、これらの施設は全国で約80,000カ所あるとされ、2002年以降、ずっと増加傾向をたどっている。全国のコンビニが約45,000店ということを鑑みると、いかに身近な存在になっているかということがうかがえる。
これらの施設が必ず行う業務の一つに、療養費の請求申請があるが、その請求代行サービスを中心に、治療院経営のコンサルティング、セラピスト育成事業、リラクゼーションサロン運営など、幅広いビジネス展開と業界の活性化を行なっているのが、株式会社メディックスだ。「ひとと社会を、もっともっと健康に。」をスローガンにかかげ、個人を健康にする仕事から始まり、現在は社会へ目を向けた活動を目指す会社へと成長を遂げている、唯一無二の会社である。
同社の創業は1989年と、すでに業界で25年にわたり存在感を放っているが、始まりはたった一軒の接骨院経営からであった。接骨院を営む上で必要だと思われるサービスを追求していくうちに、業界にないものを自社で開発するようになり、それ自体がビジネスとして拡大し、現在に至っている。
創業者の金地龍夫氏は、アントレプレンナーシップ溢れる、1952年生まれの64歳。日本の大学を卒業後すぐに渡米し、現地の短期大学を経て、79年にカリフォルニアでフィッシュ&チップス店をオープン。事業を軌道に乗せて2年で売却し、商社の現地法人でニューヨーク支店長などを歴任した後、83年に家業を継ぐために帰国。その後、起業・廃業を経て現在のメディックスを立ち上げた、異色の経歴の持ち主だ。
横のつながりやしがらみが多い業界にあって、業界の慣習にとらわれず、従来の請求方式やサポート体制の問題・課題などを独自に洗い出し、「しがらみのないクリアで頼れる対応」を信条としてサービスを展開できたのも、様々な業界を経験した金地氏のキャラクターによるところが大きいだろう。
治療・リラクゼーション業界の内部から業界全体の近代化にチャレンジする。それがメディックスである。
業務代行からコンサルティングまで、治療院の経営をトータルにサポート
メディックスのビジネスの中核を担うのは、メディックス計算センター事業部。会員制の健康保険(療養費)の請求代行および立替払いを中心に、治療院の開業や経営のコンサルティング及びシステムサポートまでを手がけている。
療養費の請求代行および立替払いとは、柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師が行う施術に適用される健康保険(療養費)の診療報酬明細書(レセプト)の発行システム(レセコン)の提供と、そのレセコンで発行されたレセプトの保険者への請求および請求金額の立替払いまでを行うサービスである。療養費の請求代行サービスは数多く存在するが、サービスの中身が不透明なものが多く、中には何らかの被害を被ってしまうケースもあるという。メディックスのサービスは、お金の流れや業務内容を可視化することで、業界に蔓延するグレーな部分を払拭した点が画期的であった。
コンサルティングサービスにおいては、治療院の開業や経営課題に対してのリアルなコンサルティングに加えて、会員に対しての、さまざまな情報を提供する無料動画「メディックスTV」を定期的に配信。特定の分野に精通した専門家をゲストに迎えて経営・集患・接客・施術ノウハウやレセコンの便利な使い方や最新情報などを紹介するなど、業界全体の知識レベル向上に一役買っている。
同社の顧客拡大の方法は、業界誌やWEBへの広告出稿や、会員からの紹介、セミナー等の開催による集客、直接治療院への訪問営業など、オーソドックスな手法であるが、これまでの実績や充実したサービスが評価され、今や立替請求代行業務の会員数は業界内でNo.1、さらに会員数を順調に増やしている。
このように、システムから経営のノウハウの提供まで、治療院運営の効率化と生産性の向上を総合的にサポートできるのが、同社の強み。また、すべてのシステムが自社開発のため、レセコンを業界で初めてクラウド化するなど、機動力を持ってサービスレベルを上げていけるため、競合他社の追随を許さない地位を、今後も確立し続けられる可能性は高いと言えるであろう。
未経験者OK。失敗さえも糧にできる人であれば、誰でも活躍のチャンス広がる
そんなメディックスが求める人材は「結果だけを求めず、自ら次のステップを考えられる人」。今でこそ安定した成長を続けている同社だが、これまでの道のりは決して平坦ではなく、成功も失敗も確実に自分の糧にすることでさらなる成長を遂げる、という精神が根付いている。
新卒は採用しておらず、大手保険会社、クレジット会社、システム開発会社など、業界経験豊富なベテランが揃っている一方、若手の採用にも積極的で、彼らへのベテランからのOJTにも力を入れている。そのため、業界未経験であっても、これから経験を積んでいきたいという意欲があれば、同社で活躍できるチャンスは十分にある。
また、社員の65%が女性と、女性が活躍できる環境が整っているのも同社の特徴だ。産休制度なども充実しており、現在4名が、部長職のポジションについている。
治療院業界の近代化を目指して、閉鎖的な業界に新しいビジネスモデルを提唱し普及させてきた同社。「社員の成長=メディックスの成長=社会が豊かになる」というような視野を持って、業界の常識を打ち破り新しい仕組みを作り上げていくことに情熱を持てる人、些細なことも流さずに解決することが得意な人、チームとしての成果を追い求められる人には、チャレンンジしがいのある会社と言えそうだ。
株式会社 メディックスの社員の声

40代前半
2017年05月入社

20代後半
2018年01月入社
尚、疑問に思ったことについて気軽に発言...続きを読む

20代後半
2017年10月入社
サイト運用、広告運用、解析...続きを読む