株式会社バーニャカウダ

業界のパイオニアとして、国内最大級のオンラインカウンセリングサービス「ボイスマルシェ 」を展開する株式会社バーニャカウダ。ライフコンサルティングを事業領域とし「ボイスマルシェ 」の他にも約500人の専門家・カウンセラーと共創しながら、意欲的な事業展開を行なっている。

全ての事業の出発点であり、共通する想い。それはバーニャカウダ創業時からのコーポレートミッションにある。

「どこからでも、いくつになってもチャレンジできる社会にしたい。だから、プロの知見をみんなのために」

専門家やカウンセラーの知見を、今流でいう「民主化」。誰もが活用できるためのチャレンジを、バーニャカウダ自身が新規事業創出を通してし続けている。

ちなみに社名、バーニャカウダはイタリア・ピエモンテ語で「熱いソース」。「熱い想いをもったソース（資源や人材）が集まる会社」であり、社名そのものがコーポレートミッションへの自らのスタンスを指し示しているとも言える。

「ボイスマルシェ（Voice Marche）」は20歳以上の女性の課題解決に特化した「大人のための電話相談」で、専門カウンセラーをボイスマルシェのサイト上で簡単に探すことができ、しかも予約・購入が簡単に行える。メールアドレスや氏名などは非公開のまま、電話でカウンセリングを受けることが可能だ。

会員数は非公開だが、カウンセラーの数は500名を超えており、その数は競合と比較しても群を抜く。カウンセラーは面談を含む3段階の審査を経てようやく登録できるとのことで、身元も確かであり相談する側の安心にもつながっている。

相談できるテーマも幅広い。「就活から終活まで」と創業者・取締役の菅野 彩子氏は言うが、就職や転職、出産や子育てなど、女性の人生の転機に利用してもらえる、「女性の転機を応援するサービス」として成長してきた。

そうして書き込まれた体験談・口コミは、6000件を超えている。それほどの数のリアルな相談事例が集まっているサイトは、世界を探しても他にはそうなく、「みんな」の「チャレンジ」をサポートする有数の存在・サービスということができるだろう。

一方「プロの知見」を提供する側=カウンセラー側からも、多く感謝の声が集まっていることも見逃せない。

「やってみて初めてわかったのですが、カウンセリングは一対一の対個人で完結する仕事だけに、事業主としては孤独になりがち。だから、担当の社員がカウンセラーごとのキャッチコピーやテーマ選定について提案したり、カウンセラー向けに勉強会を開催することをすごく楽しんでくださる。勉強会やその後の懇親会には、それこそ北海道や沖縄などの遠方からも来られます」（菅野氏）

カウンセラーへのサポート・サービスも充実させる中、「ボイスマルシェ登録者以外にも提供して欲しい」との声を受け、より幅広い対象者に提供することになったのが、現在スタッフ増員を計画しているオンラインスクールだ。

ここまでのストーリーの通り、コーポレートミッションの下、様々な人の想いに応え、事業を拡大してきたバーニャカウダ。事実、オフィスにいけば、その充足感から仕事を楽しむ創業メンバー、スタッフの姿を見ることができる。

そんな同社の求める人物像を伺うと、古川氏はプラスアルファが必要であるという。

「バーニャカウダが行う事業は、全て「ありがとう」と言われるものだと胸を張って言えます。ただ、その舞台裏はというと、想いや情熱だけでは足りない。人の気持ちや声をしっかり汲みながら、一方ではきちんと数字やロジックでものを考えて取り組む。更には、一人ひとりが主体性を持って動かないと、本当に社会や世の中の要請に応えるものには仕上がりません。」

自ら価値を創造していく。そのための想い、そして行動がスタッフ一人ひとりに求められるとも、そのための仲間、環境がバーニャカウダにはあるとも言えるのかもしれない。

「まだまだやりたいことはたくさんあります。スクール運営に留まらず、ぜひ多方面で力を貸してほしいです。カウンセリングの購入行動に関するビッグデータ、6000件を超える体験談の口コミや、500名以上の専門カウンセラーの方々の専門知識など、他にはないリソースはたくさんあるので、いろいろな切り口で面白いことができますよ」（菅野氏）

「スクールはしっかりとした準備ができているため、後は自由に考えて作っていける醍醐味があると思います。バーニャカウダ全体としても、組織としてレベルの高い自由さを追求していきたい。プロとしてイキイキと働ける環境をスタッフに提供することも、私の仕事です」（古川氏）

自らもまたチャレンジし、成長を志向する一人ひとりのスタッフ、そしてバーニャカウダという組織が「どこからでも、いくつになってもチャレンジできる社会」を創っていく。