特定領域に特化してきたことによる強み
決済系システムの企画・設計・開発において業界内で高い評価を獲得している株式会社ビュフォートが、次なるステージへ向けて飛躍の時を迎えている。
同社が設立されたのは、2010年9月のことだ。官公庁の会計システム開発に携わった後、米国へ渡って経営理論やシステム開発について学んだ秋山氏が、帰国後、クレジットカードのシステム開発に加わっていたときに出会った仲間たちと起業した。
秋山氏が同社を設立する際は、『なんでもできる会社ではダメ』と考えていた。仕事内容を問わずに偶然タイミングがあった案件だけを受注していく。そのような経営手法だと、特に設立したての会社は必ず大きな壁にぶつかるからだという。そこで秋山氏が考えたのは、『業務領域を絞り、その領域に特化すること』。その領域で成功することができれば、会社が認知され、他の領域でも必ずチャンスは訪れる。クレジットカード領域に特化してきた理由はビジネスの基幹となる領域を確保するということだけではなく、認知され、他領域に進出する際の助走という意味合いもこめられている。事実、最近のビュフォート社はクレジットカードシステム開発以外の案件の引き合いも増加している。
「直接のクライアントであるSIerからも信頼いただいていており、ほとんどの案件で要件定義など上流工程から参画しています。直近の案件では、大手クレジットカード会社の基幹システムの全面刷新という大規模プロジェクトで、エンドユーザ様と一緒になって、そもそものシステムの形から考えるというもの。
“超上流工程”といえるフェーズからビュフォートらしいシステム開発を行うチャンスなのです。ここで必ず結果を出し、さらなる成長のきっかけをつかみたいと思っています」(秋山氏)
大規模プロジェクトを契機に コア事業を強化し、組織を整える
クレジットカードのシステムは、およそ10年周期で刷新される。
さらに、クレジットカードの付加価値を高めるべく、次々と新たな機能やサービスが追加されていくため、システムの更新・改良も頻繁に発生する。
このような背景が、確かな技術力を持つビュフォートの着実な成長を後押ししてくれた。
そして、今回の大規模プロジェクトを契機に、社員を増強し、福岡営業所も開設した。
また、事業部制を導入し、各事業部の長に権限を委譲するなど、組織としての体裁を整えていくことも検討中だ。
「指揮命令系統を明確にして、社員が戸惑うことなく仕事に集中できる組織づくりを進めていきます。また、今回のプロジェクトを成功させて余剰資金をつくることで、
今後は新規事業の立ち上げも検討していきたいと考えています」(秋山氏)
コア事業であるクレジットカード・システム開発を強化・拡大し、そこから生まれる原資を新たな事業へ投資していくわけだ。
しかも、新規事業は、社員から企画を募り、検討していく予定だという。
ベンチャー企業でいうところのスタートアップ期から成長期へと踏み出した同社には、社員が力を発揮できるチャンスがいくらでもありそうだ。
しかし、成長の只中にある企業だからこそ、そこで働く社員には、何よりも“やる気”が求められると秋山氏は強調する。
「ここでいうやる気のある人とは、目標を立てて、それを達成するために努力できる人のことです。ベンチャー企業にとって必要なのは、それがすべてだと言ってもいい。
社名のビュフォート(Buffort)は造語ですが、これは『Business』と『Effort(努力)』を合成したものなのです」
もう1つ、秋山氏が大切にしているスタンスが、「物事を自責として捉えてみる」なのだと続ける。
「仕事をしていれば、相手のミスでうまくいかないこともあるでしょう。しかし、そのようなケースでも100%相手だけが悪いなどということはありえません。必ず自分の力で未然に防ぐ方法、もしくはミスの度合いを軽減する方法があったはずです。
そこに気づき、改善していくことで人は成長できます。
でも、ミスを何かのせいにしている限り、そこに気づくことはできないのです。
だから、どのような失敗であっても我が事として捉えるよう、社員にはいつも話しています」
こういった成長に対する貪欲さが、同社成長の原動力になっているのは間違いないだろう。
会社の規模からは想像できないほど、 顧客と対等の立場で“仕事”ができる
現在、ビュフォートに在籍している社員は、中途入社が多い。
前職で大手SIerにいたもののプロジェクト全体を俯瞰できない現実にもどかしさを感じていた人、開発のみで上流工程から携わることに飢えていた人、テストばかりに明け暮れていた人など、そのバックボーンはさまざまだ。
ただ、共通しているのは、「自分のやりたいことを実現するため、ビュフォートの門を叩いた」ことだと、管理部の東氏は語る。
「当社は、企画や設計から開発、運用まで幅広く携わっているので、どのような技術を磨きたいのか、希望を言ってもらえれば、叶えられる“場”があります。
未経験の工程や技術であっても、先輩社員と共にプロジェクトに加わりながら学んでもらうので、一人でお客さま先へ放り込まれるようなこともありません」
客先に常駐している社員が多いものの、コミュニケーションが円滑で、仲が良いもの特徴だと話すのは、管理部の相島氏だ。
「月1回の帰社日にはほぼ全員が集まり、仕事終わりにみんなで飲みに行くことも珍しくありません。また、日頃もSNSで連絡を取り合っているので、社員がどのような状況にいるのかも共有しています。
風通しが良く、人間関係も円滑なので、和気あいあいとしている雰囲気ですよ」
育成はOJTが基本だが、社員の能力や希望を鑑みた上で、オーダーメイドのプログラムをつくっているという。育成担当として先輩社員がフォローする体制をとっている。
目標設定とその達成度については、年1回の社長面談のほか、毎月チームごとに個人面談も実施している。
「有志が集まって勉強会も開いています。やる気さえあれば、希望する仕事に携わるチャンスや技術を磨く機会がある会社だと思います。
それに、これまでに培った信頼と実績があるからこそ、20数名という企業規模では考えられないほど、お客さまと対等の立場で話すことができます。
与えられた業務をこなす“作業”ではなく、お客さまの要望を聞き、提案を重ねて形にしていくという“仕事”ができるのです。これはエンジニアにとって、何よりもやりがいにつながっています」(システム開発事業部・マネージャー・徳田氏)
自分次第でさまざまなチャンスをつかめる同社で、
企業が成長していく醍醐味を内側から味わってみてはどうだろうか。
株式会社 ビュフォートの社員の声

20代後半
2018年07月入社
案件も上流から下流...続きを読む

20代後半
2016年01月入社
社員の意見を尊重してもらえ、やりたいこ...続きを読む

40代前半
2016年09月入社