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株式会社Cuon

  • IT/Web・通信・インターネット系

Ruby on Railsによるシステム構築とITコンサルティングを両輪に、顧客の厚い信頼を獲得!

平均年齢20代

企業について

2005年、Webアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails(以下、RoR)」が登場したことで、ここ数年、注目度が上がっているプログラム言語「Ruby」。起業以来、このRubyにこだわり、Web系業務システム開発を中心にPCやモバイル機器向けのWeb開発など、数々のプロジェクトを手がけてきたのが、株式会社Cuonだ。RoRによる開発実績は、同社が手がけてきた全案件のおよそ8割を占め、設立7年目にして200件に達しようとしている。案件規模も年を追うごとに大きくなってきており、数千万円をボリュームゾーンに億を超えるプロジェクトも増えているという。
「創業間もない頃は、私たちのほうからRoRによるシステム構築をお客様に勧めていましたが、最近では、お客様のほうからRoRのシステム構築ならCuonだと指名していただけるようになってきました」(取締役社長・林田幸一氏)
数多くの開発実績によってRoRに関するオリジナルライブラリも充実しており、それを活用することによる品質の向上や開発期間の短縮、コスト減も顧客から選ばれる理由の一つになっている。

また、RoRの他に、もう一つ同社の特長といえるのが、ITコンサルティングを得意としているところだ。IT業界における業務コンサルタント経験者を多く抱える同社は、業務改革・IT導入支援やプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)代行、PM支援なども行っている。最近は、自社でエンジニアを抱えてシステム開発を行う企業が増えてきていることもあり、ITコンサルティングのニーズが高まっていくことは間違いないだろう。

この2つをコア事業としつつ、新規事業の立ち上げにも積極的だ。
クラウドベースのCRM(顧客関係管理)ツールやSFA(営業支援)ツールを提供するベンダーとして世界トップシェアを持つセールスフォース・ドットコムと連携。「Salesforce」を導入している顧客やこれから導入する顧客への連携システム開発を担当していく。2015年に、Amazon Web Serviceの「AWSパートナーネットワーク コンサルティングパートナー」認定をうけたことで、AWSと連携したシステム開発も具体性が出てきた。さらに、異業種とのコラボレーションによってIoTの可能性を探るなど、自社開発への道を模索し始めてもいる。
RoRによるシステム開発会社としてその名が知られつつある同社だが、すでに次なるステージへ向けて、いくつもの妙手を打ち始めているのだ。

Cuonの強みといえば、RoRに関する深い知見をはじめとした技術力だといえる。それは間違いないことだが、表には現れにくいもう一つの強みがある。それは、高い技術力を十二分に活かしきるために不可欠な「顧客との折衝(コミュニケーション)力」や「潜在的ニーズを察知する力」、「それを企画として構成する力」といったコンサルティング力だ。そのことを端的に表している顧客からCuonへコメントがある。
「企画段階で私たち自身も細部まで検討できていない“頭の中にある要求事項”や“あるべき仕様”を正確に提案の形に落とし込んでくれた」(リサーチ会社)
顧客ニーズを的確に引き出せれば、企画段階からシステムとしての実現性まで含めて検討できる。そのことが、設計から実装の精度を高め、結果的に顧客満足度の向上に帰結しているわけだ。

では、なぜ、同社は高いコンサルティング力を有しているのか? その答えの一つは「一人ひとりの業務範囲を広くとる」という同社のスタンスにある。
「企画なら企画だけ、設計なら設計だけというように、業務を細分化していけば、効率性は上がるかもしれません。しかし、細分化するほど、それぞれの担当者とお客様の距離は遠くなり、プロジェクトに対する責任感も薄れてしまうのではないかと思うのです。そのため、当社では、プロジェクトごとに3~4名という少人数でチームを組み、プログラマもお客様と近い立場で考え、コンサルタントやSEでもプログラマであることを求めています。そうすることが、個々人の責任感を強いものとし、『技術的なベストではなく、お客様にとってのベスト』を具現化する意識を高めるのだと考えます」(林田幸一氏)

また、同社に業務コンサルタント出身者が多く在籍し、顧客起点のコンサルタント思考が自然な形で社員の間に浸透している点も見逃せない。つまり、技術力とコンサルティング力という両輪がバランス良く、そして力強く回転しているところが、同社最大の強みといえるだろう。
「私たちは、プロであることにこだわります。ここでいうプロとは、企画(コンサルティング)から要件定義、設計・開発、ときには運用まで一貫して見る力があること。そのために、高い技術力だけに頼るのではなく、技術力に見合った質の高いコンサルティング力を併せ持つ集団を目指しています」(林田幸一氏)

Cuonのメンバーは、14名と決して多くはないが、社内には活気がある。社員同士の関係性がフラットで、発言することを躊躇うような雰囲気がないからだ。また、IT系業務コンサルタント出身や大手SIerでDB構築を手がけてきた者、Web制作会社のWebディレクターなど、多様なキャリアを歩んできた社員たちが、闊達に意見を出し合い、ボトムアップで事業を、プロジェクトを推進しているからでもある。
「RoRに関する実績や知見に魅力を感じて集まってきたメンバーが多いため、技術に対する考え方は人それぞれでも、どこか相通ずるところがあるのかもしれません」(取締役CTO・森本 優氏)

こういった社員同士の距離の近さや技術に対するこだわりの強さが、技術力に磨きをかける原動力にもなっていると森本氏は続ける。
「互いに切磋琢磨する風土が根付いているんですね。中途で入社した社員には、今のところRoRに関する2週間の基礎研修しか用意していませんが、プロジェクトにアサインされて高い技術を有する社員たちの中で揉まれるうちに否応なく力はついていきます」(森本氏)

また、週1回2時間かけて技術勉強会を開いており、技術力向上につながる参考図書の購入費や外部研修の受講費用についても支援制度が設けられている。その他、RoRを学ぶだけでは抜け落ちてしまうWebシステム開発の基礎知識についても、今後、研修制度を整えていくそうだ。
一方、コンサルティング力に関しては、年3回の営業研修(エンジニアは自由参加)やOJT、客先訪問などを通じて学ぶことになる。

Cuonで己を磨くことで、どのような人材に成長できるのか? この問に対して森本氏は、しばらなく考えてから口を開いた。
「ひと言で表せる職種はありません。技術面でいえば、幅広い業務経験を詰めることからフルスタックエンジニアといえるかもしれません。しかし、当社の場合は、そこにコミュニケーションやコンサルティングなども加わります。あえて表現するなら“フルスタックビジネスパーソン”でしょうか。そのくらい何でもできる人材になれると思いますよ」

RoRを中心としたWeb系のシステム開発やITコンサルティングに始まり、SalesforceやAWSとの連携、はては異業種との共同開発など、新たな技術や事業領域に果敢に挑戦する同社だからこそ味わえる醍醐味がある。この環境に身を置くことで、どこまで自分を伸ばせるのか、試してみてはいかがだろうか。

企業情報

会社名

株式会社Cuon

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
平均年齢20代
資本金

1000万円

売上(3年分)

2016124.2億

設立年月

2010年01月

代表者氏名

木地 貴雄

事業内容

・Webシステム受託開発
・スマートフォン対応サービス
・製薬企業、アパレルなど各業界の特徴に合わせた最適なサービス

株式公開(証券取引所)

主要株主

株式会社BIJ

主要取引先

アイチケット株式会社/アイティメディア株式会社/株式会社インテージ・テクノスフィア/株式会社うちなび/エムスリー株式会社/株式会社クリニカル・トライアル/株式会社紀伊國屋書店/株式会社TIS/株式会社TBS/ディップ株式会社/株式会社電通レイザーフィッシュ/トランスコスモス株式会社/株式会社ネクスト/野村総合研究所 等

従業員数

14人

本社住所

東京都中央区日本橋2-11-2 太陽生命日本橋ビル15階

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