業界のリーディングカンパニーが新経営陣の下、新たな挑戦を仕掛ける!
フィード株式会社の創業は1980年。創業間もない1983年より「歯科医院向け通販事業」の分野で急成長し、今や業界を牽引する立場としてポジションを確立している。
創業当初より歯科医院が必要とする全ての商品を取り扱うことを心がけラインナップを拡大してきており、取り扱いアイテム数は業界屈指で、特に海外からの調達に強みを持つ。また業界においては突出して洗練されたコールセンター、物流機能を持ち、必要な材料を高い品質で当日ないしは翌日に届けられる。そうした強みを武器に、今や歯科業界では欠かせない存在となっているのだ。また、歯科医院向け事業で培ったノウハウやインフラを利用して、医療介護施設向け、動物病院向けにも同様の事業を展開しており、そちらも好調に推移している。
「フィードにしかできない」ビジネスモデルで、業界に革新をもたらす!
「フィードは歯科医院向けの通販事業の先駆けとして事業を展開してまいりました。現在、日本全国に6万8000軒の歯科医院があると言われていて、その数はコンビニ大手チェーンの総店舗数よりも多いです。歯科医師数は、人口比で見て先進国として決して過剰ではありませんが、個人病院を開業するケースがほとんどであるため医院数が大変多いのです。このように顧客が小規模で分散しているため、我々が取り組んでいる通販業態は市場に非常にマッチしています」
「日本に歯科医院向けの通販という事業を根付かせたのが、我々フィードなのです。そのため、業界内では異端な存在であり、新しいものを積極的に取り入れる社風がありました。例えば、現在、歯科医院の衛生レベルを高めるために使い捨てのグローブを患者さんごとに交換することは常識となっています。これは当社が、使い捨てできる価格で、グローブというかさばる荷物を通販でお届けし始めたことが大きく貢献していると考えています。しかしながら、歯科材料業界はフィードがもたらした通販業態の登場以外はこの30年全く変化がなく停滞しているといっていい。当社もまた通販事業そのものが新業態であることにあぐらをかいて、いつのまにか革新的なことにチャレンジする気持ちを忘れてしまっていたのではないかと振り返っています。フィードが動かなければ業界は変わりません。この30年で深いご縁が築かれた全国の歯科医療に従事するプロフェッショナルと手を携え、もう一度業界の革新をフィードが中心になって行っていきたいと考えているわけです」
培ったフィードらしさを残しながらも、根付きつつある「新たな社風」
フィードの社風について、「足腰がしっかりしていて、頭が軽い」と表現する。
「医療現場に材料を供給するためには、厳密な商品管理としっかりしたデリバリーの体系が必要ですが、30年間それをやり続けてきた足腰の強さは明確です。さらに、新しいことにも果敢にチャレンジしていこうという意味で、頭は非常に軽い。創業から培ってきたフィードの良さは残しつつ、新たな部分を取り入れようという雰囲気が社内にもあります」
もちろん、新体制による新たな取り組みは、既にいくつもスタートしている。そのうちの一つが、「医療現場とのコミュニケーション」だ。
「利用者である歯科医院の方々とのコミュニケーションを密にすべく、医療の現場に足を運び、現場の知見やノウハウを得るというチャレンジが拡大しています。通販業態での成功体験ゆえに、顧客のところに行かないことが従来業態との違いであると思いこんで、現場の声を拾い、そこから勉強するという当たり前の取り組みが逆に困難になっていた。それを打破し、コミュニケーションの機会を増やすことで、業界独自の個性や特徴、新たな人間関係も生まれ始めました」
人材面についても、活性化がはかられている。新たな取り組みに向けて、異業種から新たな人材を迎え入れるなど、以前にも増して、刺激に溢れた、チャレンジに前向きな人材が充実してきた。
30年の歴史と確立されたノウハウ・ブランドを持ちながら、針路明確なリーダーシップのもと、ベンチャー精神にあふれる刺激的な会社。ほかにはない環境で、新たなチャレンジを楽しんでほしい。