株式会社fonfun

2006年10月１日、ネットビレッジ株式会社から社名を改め、新たなスタートを切った、株式会社fonfun。<br /><br />同社は、1999年 のｉ-モードサービス開始と同時に、PCメールを携帯電話から確認できる「リモートメール事業」に注力。デジタルコンテンツ事業やエンコード事業など、インターネット対応携帯電話向けサービスを軸に、さまざまな事業を展開している。

「業界に先駆けてリモートメール事業に着手したという、先行メリットだけが注目されがちですが、サービスとして立ち上げるまでには、POPサーバーの解析やシステムの開発など、多くの時間や労力を必要としました」とは、代表取締役社長の三浦氏。<br /><br />OSで起動するわけではない携帯電話では、プログラムや動作環境など、あらゆる面でPCとは異なるアプローチが必要。スペシャリスト集団として高い評価を得ていたfonfun社は、技術的なバックグラウンドを武器に、いくつものハードルをクリア。<br /><br />結果、パイオニアとしての先行リードを実現したのはもちろん、現在に至るまで、ノウハウを蓄積しつつ、デジタルコンテンツなど、新たな事業へのチャレンジを続けている。<br /><br />「国内に約100社、海外に約40社のパートナーを持っているのも、当社の強みです」と同氏。各スタッフの技術力や企画力はもちろん、パートナーとのアライアンスを利用することで、無限ともいえるさまざまな可能性が開かれてくるのだ。

fonfun社では、「ベンチャー精神」を参画者に求める。主体性の高い人材に、挑戦する場を与え、成功体験を積ませることで、モチベーションアップを図っているという。<br /><br />「スタッフが自ら発展できるようなフィールドを作ることが、会社の役目です」と三浦氏。<br /><br />リモートメール事業と並行させてデジタルコンテンツ事業にも力を入れている同社では、着目点と企画力が認められれば、キャリアに独自のサービスを提案することも可能。「萌え系」や「園児とママの情報誌」など、オリジナリティあふれるユニークなコンテンツが、我々エンドユーザーの眼に触れている。

「枠組みからコンテンツ作りができ、その評価をダイレクトに感じることができます」とは、技術開発部開発グループマネージャーとして、デジタルコンテンツの開発や運用を行っている八田氏。<br /><br />「アイデアを可視化していく楽しみと、アクセス数やメッセージなどで、ユーザーからの評価をリアルに感じることができる点が、やりがいであり刺激でもあります」と同氏。現在は、企画段階から携わっている「美少女系」コンテンツにおいて、ユーザーの笑顔を見据えながら、モチベーション高く業務に望んでいる。<br /><br />「今後も新たなコンテンツをどんどん増やしていきたいので、人手が足りない状況です。常にアンテナを張って、流行に目を向けているような人材に参画してほしいです」と同氏。「スポーツやゲーム、ビジネスなど、自分の得意分野を持った人に、いろんな提案をしてもらいたいですね」と微笑む。<br /><br />風通しがよく、スタッフ間でコミュニケーションをとりながら、ストレスなく業務にまい進できるのはもちろん、参画意識が高ければ、明確なキャリアパスを見上げることができるのも特徴だ。

社名の変更に伴い、“第二の創業期”を迎えたfonfun社。今までつちかってきたノウハウや良い習慣を引き継ぎつつ、気持ちを入れ替えて新たなフェーズに望みたいと、社員一丸となっている。<br /><br />現在のコンテンツは、キャリアへの依存度が高いのが現実。しかしこれからは、ユーザーが本当に望むものをリリースできるように、新たなサービスを展開していく予定だ。