多様な生産現場から流通・物流の分野まで、常に最前線のシステムを追求
高い技術力を持つ中小製造業が数多く集まり、製造品出荷額全国2位(経済産業省 平成21年度工業統計調査)を誇る静岡県。日本を代表するこの「ものづくり県」で、生産管理システムを中心としたソフトウェア開会社として1991年に産声をあげたのが、株式会社マーズコンピュータである。
同社は設立以来、地元密着営業活動を展開。生産・製造管理に特化したシステム開発や関連サービスを提供してきた。
1993年には部品加工・組み立て業向けのパッケージ開発に着手。社会に貢献する研究開発型企業として家電、自動車部品、産業機械、食料品、医薬品などの製造業において着実に実績を積み上げてきた。
そして2005年、流通・物流分野に強みを持つジャパンシステック株式会社と合併し、東京支社を設立した同社。事業領域も生産・製造管理から金融、流通、ユビキタス系まで拡大し、幅広いニーズに対応できるシステム開発会社としてまた一つ新しい階段を上った。
「顧客と接し、共に成長する」事をポリシーに日々努力を重ねている同社。直接顧客と向き合ってビジネスを行うことが同社の最大の強みである。その証拠のひとつとして取引は大手エンドユーザーとの直接取引。顧客のニーズを丁寧にくみ取った同社のサービスは大手ベンダーからも大きな信頼を集めているという。
上記のような大手ベンダーとのやり取りは東京支社を起点として行っており、今後もさらなる拡大に向け、ERP開発およびiOSやAndroidなどのモバイルアプリケーション分野にも注力していくという。この東京支社の拡大が今後の会社全体の成長を左右すると言っても過言ではないだろう。
常に最前線のシステムを追求し挑戦を続ける同社は、更なる成長の原動力となってくれる人材を求めている。
顧客と共に成長し、顧客のための商品・サービスを提供することに全力を尽くす
「どのような業種に対しても、お客様の業務内容や作業工程のひとつひとつを把握した上で問題点をお客様と共有し、システム構築に取り組む。得られる効果、生み出せる付加価値を徹底的に考え抜き、他社と競うのではなく、お客様の支持をいかに得るかを追求しているのです」と語る菊池氏。
顧客にとって真に価値のあるサービスを提供するという企業姿勢は、社内に深く浸透し、数多くの開発実績に明確に示されている。
また同社が製品の質とともに重要視しているのがシステム導入のスピードである。
「『システムを導入したい』と当社にご相談を頂くときがお客様にとってシステム導入効果が最も高いタイミングなのです。そこにいかに早く対応するかが我々の役目です」と語る菊池氏。
これまで積み重ねてきた実績と技術力を基盤に、顧客にマッチしたシステムを「短期間」で構築する。それがコストダウンや顧客の競争力アップに直接つながっているのだという。
創造力を最大限に発揮して生み出した成果が、さらなる成長を促す。こうした顧客との信頼関係こそが、同社の事業を推進・発展させる原動力のひとつになっているのだ。
「信じて発する」自立したSEがキーマンとなる
「当社のシステムエンジニアはお客様と問題点を共有しながら、自らの考えを発信し、プロジェクトを推進していく役割を担っています。プロジェクトが終わった時にお客様と当社の社員が相互に成長できていたら、それは当社が価値を提供できた証拠ですし、当社にとって大きな財産となるのです。」と語るのは東京支社営業部部長の富塚氏。
社内にはこうしたスキルをいち早く身に付け、社会貢献のできるプロフェッショナルとして育成することを目的とした、さまざまな教育制度を完備している。
もちろん実務経験が最も大切であるが、資格取得についても積極的に支援しており、情報処理技術者資格(国家試験)、日商簿記資格、ベンダー認定資格などの合格者に対しては報奨を与える制度を設け、社員の意欲に応えている。また、プログラマ、システムエンジニア、プロジェクトリーダ/マネージャという経験別に必要なスキルを学ぶこともできる。
福利厚生も充実しており、社員同士の交流も活発におこなわれているという同社。
年2回開催される静岡事業所と東京支社合同のゴルフコンペをはじめとして、ボウリング、はとバスツアーなど社員自らが企画・実行するイベントやレクリエーションは人気があり、参加率も高い。
仕事はもちろんオフタイムでも同じ目的に向かって社員が一体となって取り組む姿勢は、コミュニケーションを大切にしている同社の企業風土があらわれている。
「社員の多くが同社の顧客を第一に考える姿勢を誇りに思っているようです。」という富塚氏。ユーザーのダイレクトな反応を感じながら開発できること、また直接感謝の声を聞けることが、社員にとって大きなやりがいになっているという。
システム開発のプロジェクトは、開発・保守・運用とさまざまなフィールドを含んでいる。それぞれ違ったスキルが求められるが、どれも非常に重要であり、自身の成長のためには必要なステップでもある。
こうしたキャリアを積み重ねることにより、システム開発全体の流れを把握することができ、将来的には、コンサルティング領域においても自身の活躍の場を広げることができるようになる。
「『成長したい』という意欲さえあれば、確実にスキルアップできる環境です」と胸を張る同氏。1年経てば必ず成長したと感じられるという同社で、エンジニアとしてのスキルを磨いてみてはいかがだろうか。