フリービット株式会社
フリービット株式会社は、ブロードバンド事業、モバイル事業、アドテクノロジー事業、クラウド事業、ヘルステック事業、エドテック事業などを手掛ける。インターネットに関わるコアテクノロジーの開発や、大規模システムの運用といった技術力の蓄積を強みに、主にインターネット関連サービスを法人向けに提供。新技術の開発や業務提携などを積極的に進めていることでも知られる。エンジニアとしてバリバリ技術指向の人から、そろそろマネジメントへ進みたいと考えている人、さらにマネジメントと技術の両軸で活躍したい人、もちろん、営業や他の職種としても裁量が多く自由な社風であり、理想のキャリアを築ける会社だ。
ソニー創業者・盛田昭夫氏が示した方向性がその後の道しるべに
フリービット株式会社は2000年5月の設立で、17社のグループ企業を束ねる東証一部上場企業だ。本社は東京・渋谷で従業員数は単体237名、連結880名(2017年7月30日現在)。事業内容はブロードバンド事業、モバイル事業、アドテクノロジー事業、クラウド事業の4つ。グループが掲げるビジョンに基づき、「モバイル」「アドテクノロジー」「生活革命」にベクトルを向けた事業を展開する。
「モバイル」ではMVNEとMVNOの両軸でのサービス展開が出来ることを強みとし、また「アドテクノロジー」では、独自のアドテクノロジー・プラットフォームやアフィリエイト・プラットフォームによるコストパフォーマンスに優れたサービスを提供することで、継続的な成長を図っている。そして、中長期での更なる成長に向け、「生活革命」に位置付ける、Health TechやIoT、不動産Tech分野での事業開発や新サービスの提供にも注力している。
2015年1月にはMVNO事業を展開するフリービットモバイル株式会社(現トーンモバイル)を設立。また投資会社として「フリービットインベストメント」も立ち上げた。
代表取締役社長を務める石田宏樹氏は1972年生まれ。小学校4年生の時に映画「ウォー・ゲーム(原題:WarGames)」に出会い、富士通の8bitパソコン「FM-7」でBASICやマシン語を習得した。中学時代に仲間とゲーム制作ビジネスを始めたものの、PTAの反対などで頓挫。一時期コンピュータから離れていたが、ある日ソニー製ビデオカメラを購入する際、販売方法に不誠実な点を感じ2週間かけてソニーのAV製品に関する手紙を執筆。「ソニーを動かす人間になりたい」というメッセージを添えて当時の盛田昭夫会長に送りつけた。すると2週間後、ソニーの社員が手紙を携えて石田氏を訪れた。そこには、「君は起業をしなさい。ソニーには来るな。分野はAVではなく通信がいいだろう」というメッセージが。これが企業家への道を歩む大きなきっかけとなった。
その後、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)へ進学。仲間とともに草の根BBSをつなぎ合わせるグループを立ち上げ、やがて「リセット」の社名で法人化。
創業の理念は、「Being The NET Frontier!/インターネットをひろげ社会に貢献する」というもの。具体的には、ISP向けバックボーンの提供、仮想サーバーや大規模メールシステム提供などのクラウド事業、M2M/IoT、モバイルなど事業範囲は広い。サービスの多くは継続課金型のビジネスで、契約のある顧客からは定期的な収入が見込めるため、安定した財務体制とベンチャー企業の動きの早さを最大限に活かし、積極的な新規ビジネス投資を続け事業の裾野を広げている。
モバイル、アドテクノロジー、生活革命の3分野で「目の効く」事業を展開
フリービットは、インターネット・通信に関わる基盤部分を提供していることからほとんどの契約が継続課金型、つまりストック型ビジネスと言う特徴がある。主に法人向けのサービス提供で、インターネット・セキュリティ・クラウドなどに関わるサービス企画からセールス・コンサルティングまでワンストップで対応。ほとんどのサービスを内製化しており、技術分野の開発にも積極的だ。国内・海外を含め60件以上の特許を取得し、これらを自社サービスに惜しみなく投入することで低コストかつハイパフォーマンスのサービス提供を実現している。社内にR&D部門を持ち、社長の石田氏と部門のメンバーが研究開発に取り組む。
その他の事業優位性としては、常にマーケットイノベーターとして市場をリードしていることが挙げられる。例えば3キャリア以外ではMVNOに早期に進出。未来予測をベースとしたマーケット開拓はフリービットの強みで、「目利き」の良さを活かして常にマーケット開拓を行っていくことで、他社と差別化を図っていく考えだ。
今後の事業展開としては、好調な「モバイル」「アドテクノロジー」の成長に加え、「生活革命」と位置付けているHealth Tech、IoT、不動産Techに注力した中長期の事業拡大を図る。そして、目標達成に向けて、グループシナジーの最大化を図り、効率的かつより機動性の高い経営体制を構築していく。
技術者の夢「毎日発明する会社」を実現するさまざまな制度を完備
企業理念「Being The NET Frontier!/インターネットをひろげ、社会に貢献する」やコーポレートメッセージ「毎日発明する会社」をカタチにしていくため、フリービットが強く意識している点は3つ。「常に顧客志向を持つ」「プロフェッショナルとして自身の仕事を科学する」「常にチャレンジし、改善・前進し続ける」の3点だ。各事業領域で最も専門的で深い洞察力を持つことを目指し、環境の変化やニーズの多様化に速やかに対応できるよう、自律的に最善の判断・行動を現場で行う「全員参画型」の組織開発を続けている。
フリービットのカルチャーとしては、「向上心・探究心」「本質を理解し究める」の2つがキーワードだ。学び続けることは技術者として誰しも必要だが、闇雲に勉強してもあまり効果はない。フリービットは学んだことをサービスにフィードバックさせることが常に求められるため、知的好奇心やチャレンジ精神を発揮しやすい風土といえる。
社員教育制度としては、200以上のコンテンツを選択受講できる充実した研修メニューを完備。上司とのヒアリングのもと、スキルに合わせて社内研修や外部研修、e-learningなどそれぞれのスタイルでスキルを磨いていくことができる。部署独自の技術研修も開催している。評価制度ともリンクし、メンバー各自が先に目標設定を行い上司と面談のうえ各評価項目を決定。評価内容や方法を明確にし、半年ごとに評価する。もちろん自分のやりたい事を目標にすることも可能だ。
福利厚生面も充実しており、育児休暇からの復職率は100%だ。産休を取る際にすでに復職予定日が決まっているのも独特だろう。また自己成長のために必要となる書籍の半額補助(月上限1万円)や、自社サービスの優待利用(スマホの本体代金と初期手数料を補助)などの特典に、「道真公シリーズ」という名前を付けているのもユニークな遊び心だ。
そのほか、野球やフットサルなどの部活動や、軽井沢の自社宿泊・研修施設、社内カウンセリング制度など、目標を持って安心して長く働ける諸制度を完備している。WEBコンテンツだけではないインターネットサービスの基盤を作っていきたいと願う技術者にとっては、自己の成長を社会への貢献として実感できる環境だろう。
フリービット 株式会社の社員の声

20代後半
2016年10月入社

30代前半
2015年11月入社

30代前半
2015年11月入社
自分が作成した資料や分析した数値を...続きを読む