人工衛星、防衛システム、制御ソフト、Webアプリなど大規模案件で実績多数
キャッスルコンピューター株式会社は長野県松本市に本社を置くシステム開発会社だ。
これまで人工衛星、防衛システム、大規模ストレージ、Webアプリ、TV会議システム、半導体製造装置など、社会インフラを整えるネットワーク系から組み込み制御系まで、実に幅広い分野での実績を持っている。
東京の赤坂、六本木にも拠点を置き、関東地方や中部地方でも積極的にビジネスを展開。官公庁、国内外の大手電機メーカー、半導体製造装置メーカーを主要顧客とし、最先端分野の大規模プロジェクトの企画設計開発業務を中心に、業績を拡大中(2009年度売上:対前年度比伸長率15%アップ)だ。
同社は1984年、代表取締役社長・小口一登司氏が設立した会社である。それ以前は、経営コンサルタント職に従事していた小口氏は、業務を通じてIT分野の市場に商機を見出し、技術者を集めて同社を設立した。
製造業向け制御系ソフトの開発からスタートし、以来25年間にわたりノウハウを蓄積して来た。多彩な実績は、そのノウハウをベースに築き上げられたものである。
エンジニアのスキル・キャリアを可能な限り生かす採用スタンスで持続的に成長
同社は今後、人工衛星や防衛分野、制御系ソフト開発で培った信頼性と技術力を活かして、ネットワーク・インフラを支えるサービス・サポート領域での業務も拡大していく計画だ。
そのカギを握るのは、エンジニアの可能性をできるだけ生かそうとする、人材採用における基本スタンスである。
同社の採用面接では人事・営業・技術、各部門マネージャーが同席し、あらゆる視点から応募者の特徴や良い点を見つけ出す。そこでは「募集したポジションに応募者が合っているか?」ではなく、「応募者のスキル・キャリアを最大限生かせる案件はないか?」が重視される。仮に、応募者のスキルやキャリアに魅力を感じ、採用したいが、その時点でマッチした案件がないといったケースでは、クライアント先にそのエンジニアのスキル・キャリアを紹介し、マッチした案件に配属できるよう最大限の力を注いでいる。
“人を大切に、人を育てる会社でありたい”
それが代表取締役社長・小口氏が掲げる理念だ。この理念が、幅広いスキルやキャリアを持ったエンジニアの確保につながり、さらにそれが、同社の多彩な実績と持続的な成長を支えてきたのである。
充実した人材育成制度、社員同士助け合う風土。自分の得意分野を伸ばせる会社
「PGやSEのスペシャリストを目指す人にはその道に、マネジメントに長けた人はそれに合ったスキルを磨ける…。メンバー一人ひとりが自分の得意分野を伸ばせる会社でありたいと考えています」(小口氏)
と小口氏が語るとおり、同社では、資格取得報奨金制度、社内ベンチャー制度など、社員一人ひとりの長所を磨き、輝かせるための多様な人材育成制度(HRD:Human Resource Development)を充実させている。
中でも同社のエンジニアたちから好評なのが、コラボレーションミーティング(以下CM)である。CMは、毎月1時間、プロジェクトチームの各メンバーがそれぞれのチームのマネージャーと、将来の夢や仕事で達成したいことなどをざっくばらんに語る場だ。マネージャーは、その思いに対するアドバイスや指導を行ない、本人と一緒に将来のキャリアプランを形成していく。これは、各エンジニアの仕事上のストレスをも解消する機能を果たしている。
加えて、頑張れば頑張った分をきちんと評価する体制や、多様なスキル・キャリアを持ったエンジニア同士、分からないことは教え合い助け合うアットホームな社風など、同社はエンジニアにとって働きやすい条件が揃った会社だ。