大企業と提携し上流工程からの業務を担当
ビジネスユースのオープン系OSであるUNIXとLINUXを中心に、コンピューター受託開発事業を行っている株式会社プリシード・システムズ。設立は2000年3月。現在は社員数20名と、決して大きいとはいえないが、クライアントは大手通信系などの、名の知れた大企業ばかり。その理由は、代表取締役社長である岡本氏の人脈と、確実に成果を出すスタッフの努力にある。
人とのつながりと、「やる気、協調性、技術力」を胸に
大手SI会社を経て、株式会社プリシード・システムズを設立した岡本氏。前社での経験は、経営ノウハウだけではなく、「人と人のつながり」という面においても、同社の発展と成長を支えている。「前社で築いたネットワークを基に、大企業から依頼が来ることも多い」と語る同氏。技術力はもちろん、仕事に対する情熱や人柄が、多方面から支持されているのだ。
もちろん、人脈だけで高い評価は実現しない。能力の高いスタッフが確実な結果を出しているからこそ、次の依頼を得ることができるのだ。「参画意識の高い社員が、提携先においても『自分の会社』と思って業務を担当している」と岡本氏。言われたことをただこなすのではなく、「業務に能動的に参加する姿勢」を持ったSEが、各企業で活躍している。同氏が社員には望むのは、「やる気、協調性、技術力」の3つのマインド。技術力はあくまでもベースであり、チームワークを持って課題に立ち向かうことのできる人材が求められている。
社員一致となって新たなフェーズへ
少数精鋭で会社を成長させ、今年で第7期を迎えた株式会社プリシード・システムズ。今後は、中堅スタッフのもとで業務に携わる若手SEの育成にも力を入れる予定だ。「弊社クラスの規模では部分的な業務の受注が多いと思われがちですが、あらゆる工程のプロジェクトに携わっています」と岡本氏。同氏を中心とした全社員の能力が高評価を受けているため、これから参画する人材も、先輩のサポートを受けながら、OJTであらゆるノウハウを学ぶことができる。
業務を行う環境は、クライアント企業にチームとして常駐するスタイルがメインだが、各スタッフのコミュニケーションを深めるために、月に1回の帰社日が用意されている。ここで会社の課題や方向性を確認しながら、モチベーションを高め、同社を新たなフェーズへと発展させるためのアイデアを交換できるのだ。同社が必要とするのは、「その他大勢」ではなく「然るべきメンバー」として提携先とパートナーシップを結び、プリシード・システムと共に自分を成長させたいと願う人材。意欲があれば、フレッシュな人材にも、広い窓口と確たる未来が約束されているといえる。