世界中の医薬品開発をサポートするCROのリーディングカンパニー
1982年に米国・ボストンで創業したCRO(医薬品開発業務受託企業)の日本法人として、1995年に設立されたパレクセル・インターナショナル株式会社。
パレクセルグループでは、世界55以上の国で、800以上の顧客に医薬品・医療機器開発の
サービスを提供し、世界に上市されている医薬品の売上トップ50のうち、実に45の
医薬品の開発を手がけている。
全世界での売上高3位の「グローバルCROのリーディングカンパニー」として、
世界の新薬開発をリードし続けている。
新薬の開発には世界規模での臨床開発が不可欠な現在において、同社にはすでに世界を舞台につみあげた豊富なノウハウとデータベースがあり、これらは国内CROには真似のできない圧倒的な強みとなっている。
また、全世界で5100人の専門的スタッフが在籍し、企業全体としての豊富な経験が合わさって、医療産業の発展のための革新的なサービスを絶え間なく提供することができる。
現在では開発戦略の立案、臨床試験の実施、データ・マネジメント、生物統計解析、薬事コンサルティング、セミナー開催、出版業、IT/ハイテク関連業等と幅広い業務を展開している。
日本でグローバルスタディ案件に携われる数少ない企業
世界規模での活躍が注目されている同社。
特筆すべき点は、グローバルスタディ(世界同時治験)の案件に強い点である。
近年、製薬メーカーにおいても、世界で同時に治験を実施し新薬開発することにより、世界中における新薬の上市時期を早めて、売り上げを最大化することが、世界戦略上不可欠となってきている。
またグローバルスタディを実施することで、データ量が多くなり、稀な副作用の発見や副作用の頻度・重症度などの正確な数字が分かり、品質の向上にも大きな効果が見込めるのだ。
そんな世界的な流れの中、同社の日本法人は、自社が保有するグローバルスタディのノウハウを用いてサービス提供を行なっており、日本での実績も積み上げている。
近年、製薬メーカーのCRO企業への依存度は高くなってきており、求められるサービスの質はますます高くなっている。
今までの「製薬メーカー>CRO」というイメージが、「製薬メーカー=CRO」という対等なパートナーとしての立場へと変化してきている中で、グローバルな強みを生かした同社の日本での活躍も一際目立ったものとなっている。
「売上No.1」ではなく、「品質No.1」を目指しています
売上を順調に拡大している同社だが、実は売上以上に大切にしていることがある。
それは「売上No.1」ではなく、「品質No.1」を目指している企業であること。
「生命科学関連産業に携わる者として、医の倫理にもとらない姿勢を保つことを最重要命題と考え、受託した仕事に対して誠実に倫理観を持って取り組んでいく」という企業理念の表れである。
例えば臨床開発モニター業務では、1人に2つのプロトコールを掛け持ちさせる事は原則として禁止している。(同一化合物の場合、複数を掛け持つこともある。)
これは、ゆとりある仕事環境で、プロジェクトの質を高めるための方策だ。
一義的には品質確保を目的とするものであるが、そこには社員への思いも込められている。
同社では会社の利益や生産性と同時に、社員を大切にし、何より一人ひとりがゆとりを持って快適に働けることを重要視している。
社員への思いやりも「品質No.1」へ必要な要素と考えていることの表れであろう。
また、上記以外にも社員が働きやすい環境づくりには非常に力を入れている。例えば能力開発・人材育成という面に関しては、グローバル企業の強みを生かし、様々な研修プログラムが実施されている。
・ 医薬品などの開発業務に携わるものとしての倫理観を育成するプログラム
・ 医薬品などの開発業務に貢献する志を高く保つ人格の形成
・ 治験の意味、重要性を正しく認識するための教育
・ 治験の科学的妥当性に対する理解を深める教育
・ 薬事法、GCP、GPMSPなどガイドラインについて、遵法の精神を養う教育プログラム
・ データの信頼性を高める業務の進め方を学ぶプログラム
・ よい人間関係を樹立し、円滑に仕事を進める能力の開発
・ 社会人としての人格を備えたビジネスマナーを取得するプログラム
こうした教育研修プログラムの他にも、関連学会やセミナーへの参加、外部講師による最新の医療情報についての学習、業界の動向、世界の動向についての継続的な学習プログラムが用意されており、キャリアアップが可能だ。
また、労務面においては、男女を問わず平均有給取得率は80%。残業そのものも基本的には少ないが、残業した場合でも手当はきちんと支給されている。
製薬関連業界には厳しい勤務条件をイメージする人が多いが、一人ひとりのモチベーション・権利・生活などを尊重する「人にやさしい」企業風土の同社では、社員からは一様に「いつまでも働きたい」といった声が上がってきている。
長く働けることが同社の魅力だが、逆に、転職者に求める要素としても同様のことを求めている。
「目先のキャリアではなく、CRAとしてじっくりとキャリアを積みたいという志向性をもった人材にきていただきたい」と採用担当者は語っている。
これらも全ては本気で「品質No.1」を目指すために必要な要素である。
今後長期にわたって治験の世界でチャレンジしたい方は、是非同社の門をたたいてみてほしい。