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株式会社安田精機製作所

  • 製造・メーカー系

全産業向けのあらゆる素材に対応する、国内有数の試験機総合メーカー

グローバルに活動
企業について
株式会社安田精機制作所は、国内有数の工業用試験機の総合メーカーである。
プラスチックや樹脂、電線、繊維、塗料など、全産業向けのあらゆる素材に対する物性的な評価を行うための「材料試験機」や、「製品品質向上・新製品開発研究用試験機」の設計・製造・販売・保守を行っている。
各素材メーカーや、自動車関連、光学機器、家電等の国内主要メーカーや、各自治体の工業試験場等を顧客として、製品の品質を守り、ひいては日本の物づくりを支える重要な役割を果たしている。




“物性”とは、それぞれの素材が持つ性質(引っ張り強度や衝撃強度、摩擦強度、耐熱性、疲労性など)で、それらの評価基準は、各素材が使用される製品によって変わる。また、ユーザー企業ごとに求められる使い勝手も異なるため、試験機製造は、通常、1点ごとの受注生産で行わる。
あらゆる産業製品に適した試験機を開発する同社も、JISやASTM、ISO等の規格に準拠した標準仕様品を幅広く揃えており、それらをユーザーの要望に応じてカスタマイズして提供している。また、「よりハードな使い方をしたい」「コスト削減のために全自動化したい」など、さらに特殊な要望には、オリジナル試験機を設計して提供する。




このような性格上、試験機の製造は大量生産には適しておらず、大規模な生産ラインを抱えて大量生産を行う機械メーカーの参入が困難なニッチな市場である。さらに、これらの試験機から得られる評価データには、機種差が発生しやすいため、他メーカー製品への乗り換えが比較的少ない。試験機の使用は、自社製品の品質管理や顧客に提出する評価データの収集を目的とするため、大きすぎるデータのバラつきは敬遠されるのである。




以上のような特性を持つ試験機市場において、同社は、1955年における創業時以来の実績とデータの蓄積を強みに、持続的な成長を続けているのである。

国内の産業界において、試験機の存在が特に重要性を増してきたのは、バブル景気が終焉を迎えた1980年代後半から1990年代初頭にかけてである。自動車関連産業を始めとする各産業界において、品質管理体制が強化されたことに伴い、各素材メーカーが納品先の最終製品を生産する企業に提示するデータにも、一層の細かさと正確さが求められるようになった。
1970年代から同社に勤続している工場長兼技術部長・宿利次男氏は、試験機に求められる役割が劇的に変化した時代を実体験した人物の1人だ。




「以前は試験機を持つメーカーは、自発的に製品に使われる材料の物性評価データを採取し社内にて活用していました。しかしバブル期以降、市場において品質への意識が高まるとともに、各企業とも製品の安全性や性能を裏づけするためのデータを、納品先やエンドユーザーに開示する義務が発生したのです。それと同時に試験機に求められる性能も高度化し、同時に生産量も飛躍的に伸びました。」(宿利氏)




さらに、アジア諸国の工業化に伴い、国内の素材メーカーにおける高機能素材の開発が活発化したことや、自動車を始めとする産業のグローバル化が、新たなニーズを生み出す要因となった。500℃の熱に耐えるエンジニアリングプラスチック、極寒の地でも劣化しないタイヤ等、あらゆる分野で規格の変更が行われ、それらに応じた試験機の開発が求められているのだ。




近年では、国内におけるコーポレートガバナンスの再認識や、BRICs諸国における品質管理認識の目覚め等、今後も試験機のニーズは拡大する見通しだ。それに伴い同社の社会的責任にも重みが増している。同社は現在、ユーザーにとってより使い勝手の良い試験機の開発や、国内で数社しかない総合メーカーとしての責任を果たすための商品ラインナップの一層の拡充といった課題に取り組んでいる。

2008年7月現在の同社の社員数は約40名で、機械設計、電気設計、組込ソフトウェアの設計から、製造までを一貫して社内で行っている。2005年以降、4億円代から6億円規模にまで年間売り上げを伸ばす一方、市場の急激な伸びに受注制限をかけている状況だ。




そこで同社は、技術の充実を図るため、設計に携わる技術者を中心に人材を募集している。経理部課長の安田陽太氏は、その背景を次のように説明する。




「全産業向けにあらゆる素材の試験機を提供し、さらにISOを取得している総合メーカーは国内に数社しかありません。しかし、現在のポジションで安穏としていると衰退してしまいます。常に新しいものを生み出していかなければ淘汰されてしまうという危機感を持ち、新しい技術の蓄積と商品の拡充を図っているのです。また、近年では海外のメーカーからの受注も増えています。今後の海外市場の拡大も見込み、営業体制も整備しているところです。」(安田氏)




同社は、「産業社会への貢献」を理念に掲げる。「社会からあらゆる資源を借りて企業活動しているからこそ、仕事を通じて社会に還元していこう」という思いを経営に反映させている。同社は、その理念に共感した人材が集まる会社であり、部門間や上下間の垣根がない社風が定着する中で、全社を挙げてより良い物づくりに邁進しているのだ。




同社が採用にあたって重視するのは物づくりへの意欲。50年以上に渡る実績のもと、あらゆる産業、あらゆる製品、あらゆる素材に関するデータが社内に蓄積されている。同社に蓄積されたそのノウハウを吸収し、みんなで協力しあって、仕事を進めていける人材を求めている。




「仕事をする上で重要なのは商品への興味です。試験機の設計・開発に興味を持てる人材に来ていただきたい。試験機は社会の動きにも密接に関わっており、好奇心旺盛な方には特に魅力的な仕事だと思います。展示室もありますので、デモ機を触ったり、工場を見学していただいて試験機の魅力を感じて欲しいですね。」(安田氏)

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インタビュー
株式会社安田精機製作所のインタビュー写真
<strong> 安田真太氏</strong> 昭和49年生まれ。大学工学部卒業後、大手半導体製造装置メーカーで4年間、機械設計に携わった後、2002年安田精機制作所入社。同社創業者の孫にあたり、銀行で営業の経験を積んだ実弟の陽太氏は営業面と財務面、真太氏は技術面と、二人三脚で同社の経営を切り盛りしている。
── 2002年にご入社される以前は、他の企業に就職されていたそうですね。

大学は工学科を出ており、卒業後は電機か機械の設計に携わりたいと考えていました。長男ですが、先代である父は、私達兄弟に家業を継がせるという方針を持っていなかったので、比較的自由に進路を決めさせてもらいました。

しかし、徐々に父親を助けて行きたいと考えるようになり、当社への入社を決めたのです。以来、機械設計科で技術者としてCADで図面を書いています。

以前在籍したような大きな組織で設計に携わっていた経験は貴重ですが、自分が設計したものがアウトソースで組み上げられ、自分が知らない間に出荷されていました。当社の場合は、自分で設計したものが自社の工場で... 続きを読む

企業情報
会社名

株式会社安田精機製作所

業界

製造・メーカー系 > 電気・電子・機械・半導体

企業の特徴
グローバルに活動
資本金

20,000,000円

売上(3年分)

200966億1560万円

200866億380万円

200765億7,200万円

設立年月

1955年07月

代表者氏名

代表取締役 安田 淑子

事業内容

プラスチック、ゴム、電線、皮革、紙、繊維、塗料などの素材の物性的な性質(例えば、引張強度、圧縮強度、屈曲強度、摩耗強度、衝撃強度、耐熱性、防水性など)を測定、評価する試験機器の設計、製造、販売、保守。
製品のほとんどがJIS、ASTM、ISO規格などの工業規格に準拠したものになります。ISO9001認証取得済み。

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

旭化成、宇部興産、カネカ、クラレ、JSR、住友電気工業、ソニー、デンソー、東レ、トヨタ自動車、日本ペイント、パナソニック、三菱化学、村田製作所、アイシン精機、出光石油化学、王子製紙、キヤノン、神戸製鋼所、シャープ、住友化学、積水化学工業、帝人、日本ゼオン、富士フィルム、三井化学、三菱レイヨン、ライオン、その他世界数百社。

従業員数

39人

平均年齢

40歳

本社住所

兵庫県西宮市山口町下山口121-1

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