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サラヤ 株式会社

「自然派」製品で未来を切り開く。

戦後間もない創業時から、業界の先駆者として事業を展開。


新聞や雑誌、ニュースなどで、「環境」や「安全・安心」「健康」といった言葉を目にしない日はない。多くの人々が、地球規模で進行する温暖化や環境破壊、毎日の暮らしにおける環境衛生、飽食の時代を背景にした健康問題に関心を寄せている。ここ数年間で、とくにクローズアップされるようになったこれらの問題に対して、今から50年以上も前から、事業を通じて積極的な取り組みを行なってきたのがサラヤ株式会社だ。

同社の歴史は、前身となる三恵薬糧として創業した1952年に遡る。当時の日本は戦後間もない時期であり、現在のように社会的衛生環境が整っていなかった。不衛生な環境では、当然のごとく赤痢などの伝染病や、集団食中毒などが頻発。衛生環境の改善が切望されていたこの時期に、日本初の手洗い用の薬用石鹸液と専用供給容器を開発・販売開始したのが同社であった。「手洗い」という衛生の基本を事業領域としてスタートした同社は、官公庁をはじめ、学校や一般企業、工場における疾病予防の「手洗い運動」を積極的に全国展開し、企業としての基礎を築くこととなった。ところが、同社が推進する手洗い運動によって衛生環境の整備が整ってきた頃、新たな問題が持ち上がる。

高度成長期を迎えた日本は、産業の発展と生活様式の変化に伴う大気汚染や水質汚濁への対応に迫られたのである。衛生環境の改善への取り組みで大きな成果をもたらした同社はまず、煤煙による大気汚染の健康被害軽減に向け、多人数に「うがい」の励行を促す「コロロ自動うがい器」を開発し、全国に販売する。これは、足踏み式ペダルを踏むことで自動的にうがい液が噴出され、簡単にうがいができるという、現在ではお馴染みの機械である。さらに、水質汚濁防止に向け、生分解性に優れた家庭用植物系洗剤の先駆けで、同社の代名詞ともいえる「ヤシノミ洗剤」を1971年に発売。さらに、環境負荷の軽減に向けた業界初の取り組みとなる、洗剤の「詰め替えパック」の開発に至るのである。このように、同社は草創期から衛生環境の整備とともに、環境対応製品の開発と市場への投入において、常に業界をリードしてきたのだ。

幅広い事業展開による成長とグローバル化。そして環境対応。

「ヤシノミ洗剤」
「ヤシノミ洗剤」
同社が次に取り組んだのが「健康」の分野である。1984年、ゼロカロリー天然甘味料「ラカント」の開発・販売を皮切りに健康分野に進出。食事と栄養による健康向上への取り組みをスタートさせ、生活習慣病の予防や健康的な食生活の提唱に加え、介護食の開発といった新領域の開拓に乗り出した。これにより、現在の同社が掲げる「衛生・環境・健康の向上」への体制が整ったわけであるが、同社は単なる洗剤や健康食品のメーカーではない。

同社の事業の出発点は「手洗い」を通して、伝染病や食中毒の予防を目指すことであった。その原点ともいえる衛生環境の改善に向けたコンサルティングも同社の事業の大きな柱となっている。各種洗剤・機械といった「ハード」と、それらを有効に活用するノウハウといった「ソフト」の両面から、企業や各種施設へのサポートを積極的に展開しているのだ。食に関する安全性と高い品質を確保するために、食品製造・流通事業者に向けた衛生管理システムのマネジメントのほか、医療機関での感染予防、医療器具の洗浄・消毒・滅菌、さらには企業や学校、商業施設への手洗い・うがいのための各種用品の提供と、幅広い領域で同社へのニーズは高まりを見せている。

現在では国内に25の営業拠点、2つの生産拠点を有するだけでなく、海外にも10の営業拠点、4つの生産拠点を設けるグローバル企業としてその活動領域を拡大。売上高はグループ全体で200億円を超え、更なる成長を続けている。今後も世界各国に「手洗い」による衛生環境の改善と環境対応、健康への取り組みを広げていくという同社であるが、商業的側面からのアプローチにとどまらず、直接的な環境保護対策にも力を注いでいる。

同社が手がける「自然派」商品の原料としてだけでなく、食用や工業用など幅広い用途で用いられるパーム油は、アブラヤシの木から抽出されるが、その約90%がインドネシア、マレーシアで生産されている。それらの地域では熱帯雨林の伐採、アブラヤシプランテーションの開発が活発化しており、生態系の破壊や森林の荒廃が深刻化している。そこで同社は、生産から消費までのサプライチェーンと環境保護対策の観点から、ボルネオ島で環境保全活動を行なうNPO法人、現地政府系機関への寄付と、ボルネオ象の保護に積極的に貢献している。さらに、企業活動の一環として「省資源」「省エネルギー」「廃棄物削減」「リサイクル」を同社の組織活動とする環境マネジメントシステムを採用。ISO14001の認証も取得した。そのほか、商品のエコ・デザイン化の促進、CO2排出の削減に取組み、「環境にやさしい事業」を推進し、自然派商品を手掛けるメーカーとして、実直に事業を展開しているのである。

企業のベクトルと、社員のベクトルが一致する企業。

「ラカント」
「ラカント」
衛生環境の整備と環境問題に真摯な態度で臨む同社で、実際に活躍している社員たちはどのような認識で仕事に取り組んでいるのだろうか。入社3年目の北尾氏に話を聞いた。「これまではコスト重視の過当競争が繰り広げられてきたが、環境対応への要求がますます高まってきている。早くから環境への取り組みを重視してきた当社が、真価を発揮するのはこれからだ。多くの人々が明るく、楽しく、快適に暮らしていくために、当社の製品とサービスでお役に立ちたい」そう語る北尾氏は、一人の企業人であると同時に、三児の父でもある。「子供たちがこれから生きていく20年後、50年後の未来を考えながら、環境や健康を守っていくことが自分たちの使命であり、それに結び付く仕事ができることが嬉しい」という。

営業統括本部 食品衛生部<br />次長 北尾 美樹 氏<br /><br /><br /><br />
営業統括本部 食品衛生部
次長 北尾 美樹 氏



さらに北尾氏は「当社が長年目指してきた方向に時代の追い風が吹き始めた。世界的な視野に立つと当社のシェアはまだ小さいが、その分今後の成長の伸びしろは大きい」としたうえで、「実直に衛生・環境・健康に取り組みながら、過去に培ってきたノウハウと信頼を活かして、少し遊びゴコロのある商品・サービスを企画してみたい。積極性のある者に仕事を任せてくれる社風がそれを後押ししてくれるはずだ」と力強く語ってくれた。

同社の綱領の中には「開拓の場は永遠にある」という言葉がある。「手洗い」という衛生の基本を浸透させ、業界に先駆けた製品の開発・販売を手掛け、世界各国に拠点を展開。今後も「衛生」「環境」「健康」をテーマに、世界の市場と未来を開拓し続ける同社に身を置き、自分自身の未来を開拓してみてはいかがだろうか。

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会社概要
会社名 サラヤ 株式会社 
企業の特徴
  • 社員平均30歳代
福利厚生
  • 休日120日以上
  • 交通費全額支給
資本金 4,500万円 
業績
  2006年 10月期
売上高 201億円 
経常利益  
 
設立年月 1952年 4 月 
代表者 代表取締役  更家 悠介 
事業内容 家庭用・業務用洗浄剤、消毒剤、うがい薬等の衛生用品および薬液供給装置等の開発、製造、販売。
食品衛生・労働衛生のコンサルタント事業
健康食品の開発、製造、販売
 
株式公開 非上場 
主要株主 ― 
関連会社 国内/東京サラヤ株式会社・サラヤ産業株式会社・有限会社熊野薬草園
海外/ベストサニタイザ-ズ、サラヤカナダ、ベストサニタイザーズロシア、サラヤヨーロッパ、サラヤオーストラリア サラヤインターナショナル(タイ)、サラヤコリア、サラヤ香港、他  
greenに掲載中の関連企業 ―  
主要取引先 量販店、外食産業、官公庁、医療機関、福祉施設、ドラッグストアー 等  
従業員数 603人 
平均年齢 37.1歳 
本社所在地 大阪府 大阪市東住吉区湯里2-2-8 
交通案内 近鉄線「針中野駅」駅から徒歩5分
地下鉄「駒川中野」駅から徒歩9分 

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  5. 図研

    エレクトロニクスものづくりのパートナー
greenのサービスは年間5000kWhのバイオマス発電による自然エネルギーでまかなっています。