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日本メーカーのデザイン開発をリードする |
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車、ケータイ、家電・・・「デザイン」にこだわって選ぶ人は確実に多くなっている。もはやファッションだけでなく身の回りのものすべてに重要な要素となったデザイン。 それは、熾烈なスペック競争の末、機能やサービスによる差別化が難しくなってきた結果でもある。各メーカーのデザイン部門は、消費者の目を引く最新のデザインを求めて試行錯誤している。 そんな中、卓越した情報収集・分析力・コーディネイト力で、デザインの視点からデザイン開発だけでなくマーケティング・ブランディングなどの実践的ノウハウを提供するユニークな企業が、トリニティ株式会社だ。世界のデザインをリードするヨーロッパ・イタリアをはじめ、世界各国に置いた拠点やデザイナーのネットワークを強みに、日本企業のデザイン開発を支援する。 そのビジョンは、「グローバルなデザインの視点によって新たな価値を創り出す」こと。そして、「消費者と企業、デザイナーをつなぎ、豊かな未来を育む」ことだ。 |
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デザインの視点から市場を分析 |
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取締役社長 湯浅 保有美 氏 社員数わずか9人(2008年3月現在)の同社だが、その顧客は各業界の大手企業ばかりだ。同社の仕事は、これらの顧客が100人から1000人単位で抱えるインハウス・デザイナーに対して、彼らの専門外であるマーケティングやブランディングのノウハウを提供することだ。 「これまで、メーカーは企業秘密厳守のため外との交流はしてきませんでした。しかし、既に、業界内の専門知識だけでは新しい価値を創り出せないようになってきたのです。そこで、デザインが注目されました。デザインは外観の意匠的な機能だけでなくユーザーインサイトと企業を結ぶ鍵です。そんなことが今、起きているのです。」と、取締役社長の湯浅氏は説明する。 例えばある自動車メーカーの場合、「日本人の美意識やもてなしの心を表現した車を開発したい」と考えた。同社は、最も洗練された「もてなし」を提供する高級ホテルのインテリアデザイナーと彼らを引き合わせ、互いに意見を述べ合うことで新しいコンセプトにたどり着くことを支援したという。 これはほんの一例で、同社では大小様々なプロジェクトが広がっている。同社のサービスの大きな柱となるのは、デザインリサーチ、デベロップメント(商品開発)、コミュニケーション(展示会をはじめとするプロモーション)の3つだ。 デザインリサーチとは、欧米では確立しているリサーチ活動で、製品の開発に先立って、デザインの視点から市場調査、ユーザ志向調査、デザイントレンド調査などを行うというもの。日本では製品開発に先立ってデザインを行うという文化がなかったため、現時点で同社以外にこれを手がけている会社はないという。 若い女性の嗜好性をインタビュー調査し 次のコンセプトカーに取り入れる例えば、高級車メーカーのターゲットとなる海外富裕層のライフスタイルや嗜好性を現地での対面調査により採取し、仕向け地別にその土地の富裕層にもっとも好まれる「色」や「質感」などに落とし込むなどといった活動もデザインリサーチの一例である。あるいは、二輪車メーカーの依頼で、世界各国のユーザがそのメーカー製品に抱くイメージを聞き取り調査し、メーカーが意図したブランドコンセプトが適切に伝わっているかどうかを検討、想定と実際にどのような差異があり、次期製品でどのようなデザインにしていくべきか等を視覚的に分かるように提案したりといった具合だ。 「当社は、もともとデザインをコアとする会社として、デザインをどのようにマーケティング、ブランディングに活かしていくのかを追求し、『デザインリサーチ』およびこれを遂行する『デザインリサーチャー』という職業を日本に根付かせたいと思っています。」と湯浅氏は語る。 同社のもうひとつの事業の柱は、デベロップメント(商品開発)だ。「デザインプロデューサー」が担当する。例えばパリの「プルミエール・ビジョン」というコレクションを訪れ、トレンド分析を行って来シーズンの携帯のデザインがあるべき姿への提言を行うといった業務を行う。コンセプト作りから素材の選定、GUIまで踏み込む。ある携帯端末メーカーと、イタリアの著名なインテリアデザイナーであるステファノ・ジョバンノーニ氏を引き合わせ、人気のキャラクターを起用した携帯電話を開発した。 コミュニケーション事業においては、在外スタッフと協力し、海外の主要な展示会への出展における会場確保、アートディレクション、施工や運営にいたるまであらゆるサポートを行う。例えば、イタリアのミラノサローネ。各国からデザイナーが出展・視察し、27万人を集客する国際見本市だ。海外でのシェア確保に苦戦したり、海外に進出を考えたりしている日本メーカーがこれらに出展するための支援、デザインPR、プレスやパーティー開催なども行う。 「圧倒的な情報量と分析力を持ってデザインの視点からアプローチし、クライアントに対して、これまでと違うやり方や気付きを与えることが、当社の存在意義なのです。それが日本メーカーの世界戦略への突破口となっていくだろうとも考えています。」(湯浅氏) |
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プロフェッショナル・アットホームな社風 |
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デザインプロデューサー 山口 崇 氏同社には、建築やプロダクトデザインなどの経験者が多い。年齢構成にばらつきがあるため、あまり競いあうような雰囲気はなく、男性と女性が半分ずつのアットホームな社風だという。個々人が独立してプロジェクトを推進しているため、自由で、忙しい時は自宅で勤務することも可能。とはいえ「仲間意識は強く、人間関係は良好。もっとライバル意識を燃やしてもよいのではと思うくらいですが・・ハートフルな人ばかりです。」と湯浅氏は笑う。 デザインプロデューサーの山口氏は、大学の工業デザイン学科でグラフィックデザインを学び、スポーツアパレル企業で企画・デザイン業務に携わった後、デザインを経営やブランディングにどう活かしていくかに興味を持って、米国公認会計士の専門学校に通いながらIT企業の営業や高級アパレルブランドでの販売を経験した。数社を経て、ブランドコンサルティング会社で戦略プランニングに携わった後、デザインとマーケティング、ブランディングを結び付けようと日本で最初に挑戦をしている同社に共感し、転職した。 現在は、生活雑貨メーカーの新しいキッチン用品ブランドの立上げで、コンセプト立案からデザイナー提案、ネーミング、パッケージ製作、製品化までを支援している。 「ブランドコンセプトに従ってフランス人デザイナーを起用し、異なる文化圏に属するデザイナーとのコミュニケーションに苦労をしつつも、クライアントと一体となってブランドを開発していく過程はとても楽しくやりがいがある」と笑顔を見せる。 社内はアットホームな雰囲気。今後、入社してほしい人材像について、「心の中のフレキシビリティーが高い人」と湯浅氏。色々な仕事を楽しめる柔軟な遊び心が、忙しく海外を飛び回る同社の仕事には必要なのかもしれない。リサーチャー、プロデューサー共に、取組む業務の範囲はとても広く、可能性もたくさんある。このため、自分の専門分野に特化することにこだわると、行き先を見失ってしまうかもしれない。広い視野で仕事をとらえ、日本においてこれらの仕事のパイオニアになりたいと思う人に応募してほしい。 |
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| 会社名 | トリニティ 株式会社 |
| 業界 | マスコミ・エンターテインメント系 > 広告・デザイン・イベント |
| 企業の特徴 |
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| 福利厚生 |
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| 資本金 | 1000万円 |
| 設立年月 | 1997年 11月 |
| 代表者 | 取締役社長 湯浅保有美 |
| 事業内容 |
工業デザインに関する
・各種リサーチ ・デベロップメント(商品開発) ・コミュニケーション(展示会をはじめとするプロモーションづくり) |
| 株式公開 | 非上場 |
| 従業員数 | 11人 |
| 本社所在地 | 東京都 千代田区紀尾井町3-29 紀尾井町福田ビル2階 |
| 交通案内 | 「永田町駅」南北線, 半蔵門線, 有楽町線 「赤坂見附駅」銀座線, 丸ノ内線 「麹町駅」有楽町線 |