株式会社 コーチ・エィ
日本初の「コーチング・ファーム」
エグゼクティブに伴走し、ビジネスの目標を達成させる
社名の「エィ」である「A」をかたどった
受付エントランスとガラス張りの社内コーチAは、「コーチング」を専門とする世界的にも珍しい「コーチング・ファーム」だ。
ここ数年で書店にはビジネスにおけるコーチング関連の本が並ぶようになり、コーチングに対する注目度や期待が高まっていることはご存知だろう。特に国際的な競争にさらされる大企業を中心にそのニーズが高まっている。
コーチングとは、「相手の自発的な行動を促進するコミュニケーションの技術」(取締役社長鈴木氏)。もともと「コーチ」(COACH)とは馬車を意味し、馬車が人を目的地に運ぶところから、「コーチングを受ける人(クライアント)を目標達成に導く人」との意味が派生したといわれている。クライアントが目指す状態を手に入れるために、クライアントのおかれた現状と目指す状態を明確化し、実現のための手立てを共に考えていく。コーチといえば、スポーツの指導者を思い出す人も多いだろうが、ビジネスの世界にコーチングが適用されるようになってからは、その効用が注目され、米国でコーチの養成機関が設立されるようになった。
コーチAで提供する「コーチング」には、企業の経営層を対象に、ビジネス上のゴールを設定し、モチベーションを高め、自発的な行動を引き出し、目標達成まで伴走する「エグゼクティブ・コーチング」を中心に、主に管理職を対象にコーチングスキルを実践とともに学んでいただく「インタラクティブ・コーチ・トレーニング」、組織に対して業績向上を目的としたコーチングプログラムメニューを開発実施していく「プロジェクト型コーチング」など、様々なバリエーションがある。
あたかもアスリートが競技目標に到達するまで指導するスポーツコーチのように、ビジネスにおけるコーチとなるのが、同社の「ビジネスコーチ」達なのである。
日本で初めてのコーチング・ファームとは
1996年に米国で勃興したコーチングを知り、直談判でコーチ育成企業のCEOを来日させ、そのノウハウを学んだ同社。日本初のプロフェッショナルコーチ養成機関、「コーチ21」を1997年に創設し、1999年からは法人に対してコーチングビジネスの展開を始めた。コーチングがまだほとんど知られていなかった当時、何社かの日本のリーディングカンパニーが管理職向けの研修プログラムとしてコーチ21のコーチングを導入した。その後、2001年に法人事業部を分社独立させたのが同社だ。
戦略系コンサルティングファームが課題を発見し解決のための行動プランという「回答」をクライアントに与えるのと違い、「コーチング・ファーム」は、企業の様々な戦略をいかに組織に浸透させ、実現するのかをプランニングするのみならず、人や組織を動かすためのエキスパートであるプロフェッショナルコーチが直接関わることで、戦略実現をより早くより確実に導いていく。
人はモチベーションがなければ動かない。人を動かさなければ組織は動かない。企業を創る「人」にフォーカスし、さまざまな角度から社員一人ひとりのモチベーションを高め自発的な行動を促すことで、企業全体に、そして社会に貢献していくのが、コーチAの目指す姿である。
新たな「天職」に出会った
執行役員 エグゼクティブコーチ 粟津 恭一郎 氏「コーチングに対する需要は高まり続けている」と語る、執行役員粟津氏。現在、同社では50名以上のコーチを抱えているが、企業からの要望に応えきれていないという。日本初の「コーチング・ファーム」として、これらの需要に応えうるコーチの育成を進める必要がある。なぜなら、コーチという職業を名乗るのは一部の個人だけで、同社のように組織的にコーチング事業を行っている会社はないからだ。多くのコーチが集い、ノウハウを共有し、チーム編成して企業に入り変革を支援することができる同社のような組織は、世界的にも珍しいと評価されているという。将来的にはノウハウを米国に「逆輸入」していく構想もある。
同社のクライアントからは、たとえば、こんな声が届いているようだ。「コミュニケーションの量が増え、その質も変わってきている。」「今までは一方的に指示命令型のコミュニケーションが多かったのが、きちんと相手の話を聴くスタンスが芽生えた。」「部下から発言する頻度が増えた」「今まで聞けなかった提案が出てきた」。クライアントが自分のビジネス上の課題に真剣に取り組み、具体的な成果を報告してくれた時はコーチとしてのやりがいを最も感じる瞬間だとコーチたちは口を揃える。
シニアビジネスコーチとして活躍中の長田氏は語る。
「前職では7年間、大手化粧品メーカで営業担当として販売スタッフのマネジメントをしていました。売上にダイレクトに関連する彼女達のモチベーションをコントロールすることが何よりも大切な仕事でした。その仕事を通して、コミュニケーション一つで相手は驚くほど変わり、モチベーションを高められるということを知り、そしてそれがいかに重要かが分かりました。」
そこで、モチベーションを高めることに注力できる仕事をしたいと考えるようになり、コーチAに出会ったという。しかし、「天職だった」と言える仕事を辞めるのには大きな勇気が必要だった。
シニアビジネスコーチ 長田 祐典 氏今、「コーチという仕事も天職だと思っています。」と笑う長田氏。自分ならではの価値を表現しながらやりたいことをしたいという想いはかなったようだ。今後の目標の一つは、今でも大好きな前職の会社を、コーチングを通して支援し、「さらにいい会社になるように貢献すること」。長田氏のように、何らかの成功体験を持ちつつそれを次なる想いのために一旦手放し、コーチという仕事を一生勉強しながらやっていこうと選びとった人が多いという同社。彼らは、コーチングの現場でこれまで培ってきた専門性を遺憾なく発揮しているようだ。
チャレンジ精神を持って、自分の専門性を背景に、コーチングを通して貢献し、自らの価値を高めていこうという人が多いのだ。
コーチになれる人とは?
シニアビジネスコーチ 山本 多佳子 氏コーチングの経験は一切問われないが、「自分にコーチという仕事ができるだろうか?」という疑問は残るだろう。ヒントを与えるものとして、山本氏が語る以下の言葉がある。
「相手と短時間で信頼関係を築くことができ、その人の目標達成を最後までサポートするという強い思いを抱けるかどうかがポイントです。人に対する興味とそれに伴うコミュニケーション力、人を励まし、人の力を引き出すエネルギッシュさも必要でしょう。また、どんな場面でも自分らしいコミュニケーションができる人。コーチが使うコーチングスキルとは、戦略的なコミュニケーション技術です。自分のコミュニケーションを自由に操れることも大切な要素でしょう。」
成長意欲が高い社員たちはトレーニングで
常にスキルアップを図ります 社内は、一歩足を踏み入れれば驚くほどに賑やか。騒がしいということではなく、あちこちで明るいトーンの声で話し合っているのが聞こえるという感じだ。写真撮影の際に山本氏が一声かけると、全員がいっせいに耳を傾け、あちこちから冗談を交えつつ反応し、協力してくれる。そんな爽やかで熱い空気を感じる会社だ。
同社で常に問われるのは、「何をしたいのか」ということだという。そんな問いを投げかけられ、「今日は何をしようか」と考えられる幸せを感じると真剣な目で語るコーチ達。何かを変えたいという熱い想いをビジネスの場で実現させ、個人と組織の活性化につなげていくプロフェッショナルの集団だ。
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| 会社名 | 株式会社 コーチ・エィ |
| 業界 | サービス系 > 人材関連 |
| 企業の特徴 | |
| 福利厚生 | |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立年月 | 2001年 10月 |
| 代表者 | 代表取締役会長 伊藤 守 |
| 事業内容 |
クライアント企業の組織力を高めるためのコーチング・プログラムの提供、および、組織変革、業績向上をキーワードとしたコンサルティングサービスを実施。 |
| 株式公開 | 非上場 |
| 関連会社 |
株式会社 コーチ・トゥエンティワン 株式会社 ディスカヴァー・トゥエンティワン 株式会社 キャッチボール21・インターネット・コンサルティング |
| 従業員数 | 78人 |
| 平均年齢 | 35.0歳 |
| 本社所在地 | 東京都 千代田区九段南2-1-30イタリア文化会館10階 |
| 交通案内 | 東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」2番出口徒歩10分 東京メトロ有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷駅」A3出口徒歩15分 東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」5番出口徒歩15分 |


