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株式会社 ヒューマンフォレスト

トータルサポートで急成長!電子機器の設計開発アウトソーシング企業

創立5年目で年商5億を達成した電子機器開発アウトソーシング企業

技術部 部長 黒瀬 健吾氏
技術部 部長 黒瀬 健吾氏
「本当に優れた技術とは、良い商品を安く、早く、そして10万台でも100万台でも均一の品質で作ることができる技術です。良い商品というのは、例えば、会社員が会社帰りに偶然立ち寄った家電店で、ポケットマネーで買えるテレビ。そのようなお客様に喜ばれる商品づくりをするのが我々技術者の仕事です。そうやって作った商品をお客様が買ってくれるのを見た時は本当に感動します。それが技術者の喜びです。」

そう語るのは、株式会社ヒューマンフォレストの技術部部長を務める黒瀬健吾氏。約30年間、技術者として生きてきた同氏の言葉には実感がこもっている。

同社は、液晶テレビやDVDプレーヤー、ブルーレイレコーダーなどのAV家電をはじめとする電子機器開発のアウトソーシング企業である。代表取締役社長・川人正臣氏が、四畳半の事務所から1人で立ち上げた当初は、既成のプリント基板の販売を手がけていたが、顧客の要望に応える形で、CADを導入し設計士を雇い、プリント基板の設計会社として営業を始めた。その後3年間、順調に売上げを伸ばし、製品の開発も手がけるようになった。その時に開発部門の責任者として入社して来たのが、大手メーカーで開発部長を務めていた黒瀬氏である。

こうして本格的に製品開発のアウトソーシングに乗り出し、プリント基板の回路設計やCAD設計、AV機器の開発、基板の試作・部品実装、完成品の動作確認までをトータルにサポートする体制を確立。これが強みとなって、会社設立から5年後の2006年には年商5億円を達成することになった。

プリント基板設計から量産開発までのトータルサポートが強み


液晶テレビなど家電製品の開発工程を大まかに分類すると、①企画、②プリント基板設計、③プリント基板試作、④部品実装、⑤性能テスト・問題解決、⑥量産、の6段階に分けられる。大手メーカーはこれら全ての工程を自社内で行う機能を持っているが、液晶テレビだけでも、国内向けや海外各国向け、サイズ別やグレード別など、少なくとも250のアイテムがある。到底、自社内の開発チームと設備だけでは間に合わない。そこで、外部の協力会社へアウトソーシングするのが常である。その場合、全工程のうち、①と⑥の部分は、クライアントであるメーカー企業が自社内部で行い、②から⑤までの開発部分をアウトソーシングする。

ところが、②から⑤までの全工程を一括で請け負える企業はなかなかない。そのため、各工程ごとに別々の企業に委託するのだが、この工程を反復して問題解決にあたる中で、各企業間の連携が行き届かないという問題は絶えなかった。これらの一貫サポートを可能にしたヒューマンフォレストの急成長にはこのような背景がある。

それに加え、同社はプリント基板を一枚で組む技術を持つ。通常は、電源部の基板、チューナー部の基板など、各ブロックごとに得意な設計者が別々に設計して、それぞれをリード線で結ぶが、それによってコスト高になり、また性能も不安定になってしまう。しかし一枚で作れば、コストの圧縮と性能の安定に繋がる。


「同じ15インチのテレビを買うんだったら、安い方を買いたいというのが消費者心理。性能・動作に影響無い部品を削減するなど、企業努力の積み重ねがコストダウンを実現します。しかし、安かろう悪かろうではお客様の喜ぶ商品は作れない。可能な限り価値のある商品を作りたいと思っています。メーカーにとってもお客様にとってもメリットに繋がるお手伝いをして、しっかり信頼を獲得したい。設計、開発と業容を拡大し、トータルサポートという細い線が1本出来たばかり。今後は、開発チームを増やし、この線をどんどん太くして、数年後には、オンリーワンの優良企業を目指しています。」と、黒瀬氏は目標を語った。

トップ企業のトップ経営者に人間学を学び起業

代表取締役社長 川人 正臣 氏
代表取締役社長 川人 正臣 氏
2007年10月現在の社員数は25名。同規模でなおかつ独立系の企業で、電子機器開発をトータルでサポートできるアウトソーシング企業は皆無に近い。同社では、なぜこのようなことが可能となったのか?

創業者の川人氏は、20代の頃から歴代総理の指南役と言われた安岡正篤師の高弟である豊田良平氏に師事し、経営学や政治学、人間学を学んだことが、人生の根底を作り上げてきたと語る。そして35歳の時に豊田氏から言われた一言が人生を変えた。

≪何をボヤボヤしてるんだ。目的もなしにやっていると大成出来ない。
40歳を過ぎてからでは遅いんです。≫

当時、電子部品メーカーで営業職に携わり、幹部候補とも言われた。家族もいたために躊躇もあったが、この一言に突き動かされて起業を決意し、数年間の助走期間を経て、40歳で独立を果たす。4畳半のオフィスからのスタートだった。

「ここまでこられた最大の要因は人間的なつながりです。もともと取引先の社員だったベテラン技術者の入社で開発を丸ごと請ける背景も出来ました。設備投資がかかる部品実装の工程も、提携会社との連携で可能になっています。“三方良し”の理念を掲げ、自分だけではなく、外注先にも、お客さんにもプラスになるように取り組んできた。会社設立以前から長年苦楽を共にしてきた大森専務をはじめ、社員や家族も含め多くの人々に支えられて今日まで来られました。」

そして、年商5億円を達成した時、「もう、自分だけの会社ではない」と判断した川人氏は、将来に向けた大きな夢と目標を明確にして、ヒューマンフォレストは社員全員の会社であることを宣言しようと、創立5周年記念祝賀会を大阪市内の一流ホテルで開催した。「一流の場所で開催して、一流の来賓を招きました。社員さんは、会社の規模は小さいけれど中身は一流なんだと感じてくれたと思う。」と川人氏。そして、25年後は自社ブランドの商品を開発してオンリーワン企業を達成しようという目標を公表し、社員一丸となってこの目標に向かってチャレンジしていく決意を示した。

涙を流して感動できる、最高の楽しみを持てる会社

川人氏が企業経営において、最も力を入れているのは“社風作り”だ。

「一人一人の社員が“自分の会社”と思える社風を作ることが出来れば、間違いなく企業は大きくなります。5年経って、私の考えや目的が社内で完全に共有できていれば、この会社は非常に大きくなっているはずです。」

<涙を流して感動しよう>がテーマという同社では、12時間で50kmを歩き抜く大会への参加や、富士山の登山など、年に数回の体験&実践セミナーを開催している。自分の身体で過酷なチャレンジを実践することで、自分の努力に感動することが本当の感動体験でありそれが最高の楽しみ、という川人氏が目指すのは、そのような“楽しみ”を持てる会社。また、様々な個性を持った人間同士が、お互いの弱い部分を、それぞれの長所で助け合う“優しさ”のある会社。そして、客先からの要望は、何が何でもやり抜く“強い”姿勢を持った会社である。

このような社風作りに取り組む川人氏が求める人物像は、家族との関係を大事にする人だという。

「近年、お客様の要求が高度化し、技術者にも、安く早く作る技術力以外に、お客様と交渉をして合意形成をするための人間力が求められています。家庭環境を築けない人物が、外でそのような人間関係を築けるはずがありません。5カ年計画で社員の人間力形成に力を入れていく」という川人氏。《ヒューマンフォレスト=人間の森》を共に育てていける仲間を求めている。



会社概要
会社名 株式会社 ヒューマンフォレスト 
資本金 1000万円 
業績
  2006年 11月期
売上高 5億円 
経常利益  
 
設立年月 2001年 11月 
代表者 代表取締役社長  川人 正臣 
事業内容 電子機器回路設計・CAD 設計・プリント基板試作・プリント基板海外調達・ジャンパー、アキシャル、ラジアル部品の実装・BGA 等の高密度面実装・鉛フリー対応・手挿入・動作検査・電子機器の測定及び解析・リワーク・調整・完成品組立。
各種本の作成編集及び出版事業。
 
株式公開 非上場 
主要株主 ― 
関連会社 株式会社サンセイ
株式会社西園製作所  
greenに掲載中の関連企業 ―  
従業員数 20人 
平均年齢 ― 
本社所在地 大阪府 大阪府門真市上馬伏424- 1 
交通案内 【大阪方面から】
・京阪電車淀屋橋駅より急行(又は準急)で守口市駅下車、普通電車に乗り換えて4つ目「京阪大和田駅」で下車。
・京阪バス(2)門真団地行、「四宮住宅前」下車徒歩2分。
【京都方面から】
・京阪電車三条駅より急行(又は準急)で寝屋川市駅下車、普通電車に乗換えて2つ目「京阪大和田駅」で下車。
・京阪バス(2)門真団地行、「四宮住宅前」下車徒歩2分。
【萱島駅から】
 徒歩16分。 

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