ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ 株式会社
日本の「ものづくり」を支えるコンサルティング集団
ハイテク製造業のプロセス改善を支援
2000年7月に創業したビジネスキューブ・アンド・パートナーズは、ハイテク製造業の組込み機器の製品開発に特化した「技術経営コンサルティング」と「ソフトウェアプロセスコンサルティング」、および「新規事業プロデュース」を中心にビジネスを展開している。
創業者で代表取締役社長兼CEOのエステベス氏は、会社設立の経緯についてこう語る。
「私はかつて大手コンサルティング会社で仕事をしていたのですが、様々な改善案の提案や実行サポートを行ってはいたものの、本当の意味で「困っている」人たちを助けるために必要な製品開発現場の支援まで踏み込むことが許されずジレンマを感じていました。それならば自らの判断で必要なサービスを提供しようと会社設立を考えたのです。」
売上の多くを占めるコンサルティング事業については、車載組込みソフトウェアの製品開発プロセス改善分野に注力している。自動車のエレクトロニクス化が急速に進む中、制御などに用いられる組込みソフトウェアに対する品質向上やコスト削減の要求レベルは高まっており、製品開発プロジェクトを支える「ソフトウェア開発プロセスの枠組み」が必要とされている。同社では、このようなニーズに応えるために欧州自動車メーカーが中心となり策定した新しいソフトウェア開発プロセスの枠組みの「Automotive SPICE(R)」に基づくコンサルティングを展開しており、日本の自動車産業でも導入が急速に進んでいる。
同社の大きな強みは、製品開発のマネジメントを対象とした「技術経営コンサルティング」と現場の改善を推進する「ソフトウェアプロセスコンサルティング」を組み合わせたソリューションを提供できることである。特に「ソフトウェアプロセスコンサルティング」では、「Automotive SPICE(R)」に沿って対象組織を評価(アセスメント)できる「アセッサー」と呼ばれる人材が多数活躍している。「Automotive SPICE(R)」には国際認証であるISO/IEC15504を基に開発プロセスの要求事項が記されているが、同社にはアジアで2名しかいないISO/IEC15504の上級アセッサー、同じく1名しかいないiNTACS(ISO/IEC15504アセッサー国際認証機構)認定のインストラクターが在籍し、質の高いサービスを提供している。また、日本の民間企業として唯一のiNTACS設立メンバーとして、「Automotive SPICE(R)」の紹介セミナーや、アセッサー育成のためのトレーニング、関連書籍の発行などを行い、「Automotive SPICE(R)」の普及・推進役としての役割も果たしている。
代表取締役社長兼CEO エステベス氏さらに、もう1つの柱として据える新規事業プロデュースについても、経済発展の著しい中国に現地法人を設立しており、今後の成長が期待される。
「車載組込みソフトウェアの品質は最終的に人命に関わるため、個人に依存した対策ではなく「プロセス」で支えるという視点が重要です。そのため、当社では短期的にはニーズの強い自動車に注力しつつ、中長期的には医療機器やロボット、航空機など不具合が人命に直結するハイテク製造業全体を対象にしたコンサルティングでビジネスを拡大していく方針です」(エステベス氏)
お客様と「ひざづめ」でとことん話し合う
同社のコンサルティング業務で求められる力とは何か――それは顧客が「困っていること」を徹底的に見極め、それを体系化することを通じ具体的な改善策を提示することである。
「一般的にプロセス改善と言うと、『プロセスの標準化』と思われがちです。しかし、実際には企業の規模が大きくなったとしても、少数の異なる力量や性格をもったエンジニアに支えられており、このキーマンたちが活躍しやすい仕組みをを考慮した上でコンサルティングをしなければ製品開発プロセスの改善は実現できません」(エステベス氏)
そのため同社のメンバーは、一般的なコンサルティングビジネスから想像されがちな「机上の仕事」に陥ることなく、顧客との密接なつながりを大切にしている。特に組込みソフトウェア開発プロセスを改善する際には、顧客企業の「職人気質」の強い技術者と粘り強く交渉する過程は欠かせない。
「従来のやり方を変えようとすると、作業負担増などを嫌い反発するお客様がたくさんいます。変化することが必要であることを理解していただくには、地味であってもとことん話し合って、議論を尽す以外に道はないのです」(エステベス氏)
コンサルティング担当 上村氏地道な作業の大切さは、メンバーの誰しもが共有している。2005年にシステムインテグレーターから転職し組込みソフトウェアのプロセス改善コンサルティングを担当する上村氏は「相手に考え方を変えてもらうには、とにかく誠実に説得するしかない。当然、その過程では抵抗に遭うこともありますが、最終的に『前よりよくなった』と言っていただけるとうれしいですね」と語る。
同社では、スキルアップを望むメンバーのサポートに力を入れており、「Automotive SPICE(R)」のアセッサー資格取得についてはもちろん、その他の資格取得や外部研修・セミナーなどを受講する際には費用補助を行っている。また、実際の業務は案件ごとに2名以上のチームを組んで進められるため、経験の浅いメンバーは熟練者から実務を通じて学べるようになっている。
人の役に立ち、感謝される仕事がある
ハイテク製造業で実行力のあるコンサルティングビジネスを展開しつつ、新規事業プロデュースについても拡大を目指す同社では、成長の原動力となる新しい人材を求めている。
エステベス氏は求める人材の条件について次のように説明する。
「大前提として、困っている人をサポートしたいという気持ちが重要です。相手方の話をしっかりと理解し整理する力と、自分の考えを述べつつお互いの議論を体系化するための言葉のキャッチボールができることを重視したい。ただし、当社のお客様が『ものづくりのプロ』であることを考えると、単にうわべを取り繕うだけのコミュニケーションは不要。相手方への敬意を忘れずに洗練されていなくても実直にしっかり話ができる『しみじみ感』をもった人材であることを期待します」
スキルの要件については、自動車業界を中心としたハイテク製造業でのソフトウェア開発経験もしくはコンサルティング経験が必須であり、当該業界での組込みソフトウェアの開発経験があるエンジニアや開発支援ツールの開発、コンサルティング経験をもつ人材優遇される。また、欧州における最新情報を収集・発信するため、
TOEIC750点以上の英会話力も求められる。
新しく同社の一員となったメンバーは、各案件の実務担当者となるコンサルタントからスタートし、プロジェクト案件を統括するディレクター、さらに新規事業開発や既存事業の顧客について責任をもつプロデューサーへステップアップしていく。20代後半で入社し、わずか4年でプロデューサー(子会社の社長)に昇りつめたメンバーもおり、すべては力量次第である。プロデューサーとなったメンバーが将来的に独立し「Biz3パートナー」となりビジネスパートナーとして取り引きすることも、同社では「卒業」と呼び奨励している。社名にもある「パートナーズ」はこのような仲間達を指している。
最後にコンサルタントとして活躍する上村氏、そして社長のエステベス氏に同社で働くことの魅力について語ってもらった。
「いい意味で手取り足取り世話を焼かれることなく、自然にプロとしての主体性を身につけられる環境ですね。自分が前向きにアクションを起こすことができれば、それだけ大きなものを得られると思います」(上村氏)
「いつも衝突していたお客様から、ある日ぽつりと『あなたの言ったとおりにやってよかった』と言っていただき、大変感激したことがあります。当社には、誰かのお役に立ち、感謝される仕事がありますし、新規事業プロデュースなど自らがより主体的にビジネスを実行する楽しみもあります。そのような喜びを得られる大きな器が、当社には存在すると確信しています」(エステベス氏)
| 会社名 | ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ 株式会社 |
| 企業の特徴 |
|
| 福利厚生 |
|
| 資本金 | 2000万円 |
| 設立年月 | 2000年 7 月 |
| 代表者 | 代表取締役兼CEO ファン・マヌエル・エステベス |
| 事業内容 |
1.経営コンサルティングサービス事業(製造業に特化)
2.企画・プロデュースサービス事業 3.ビジネスプロフェッショナル達のコミュニティー運営事業 |
| 株式公開 | 非上場 |
| 主要株主 | ファン・マヌエル・エステベス他 |
| 関連会社 | 碧智三維(江蘇)諮詢有限公司 ※中国現地法人 |
| ― | |
| 主要取引先 | ※守秘義務契約により非公開とさせていただいております。 |
| 本社所在地 | 東京都 渋谷区恵比寿1-20-18三富ビル新館10階 |
| 交通案内 | JR恵比寿駅東口より徒歩5分 |

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