オーリック・システムズ 株式会社
次世代のWeb解析ソリューションを提供
独自の技術を持って日本に進出した外資系ベンチャー
Web解析市場が拡大しつつある近年。そのニーズに応えられる技術、製品やサービスが求められている。オーリック・システムズ株式会社はそうしたニーズに沿うように米国から日本に進出した外資系ベンチャーだ。
親会社であるAuriQ Systems, Inc.は、同社CEOでもある幾留氏により1997年に米国カリフォルニア州に設立された。当初は、米国または世界市場でのビジネス展開を考えており、特に日本への進出は考えていなかった。しかし、2001年に日本で自社製品を紹介したところ、様々な企業から関心を集め、代理店を通して日本国内での販売を始め販路が築かれた。その後、日本でのWeb解析市場が成長するのにあわせて、2002年に米国本社の子会社として設立された。以降、順調に売上を伸ばしている。
同社の主要製品は、Web解析製品「RTmetrics™」と、Webアプリの性能や帯域監視を行う製品「RTbandwidth™」の2つである。
Web解析製品「RTmetrics™」は、ユーザがWebページをリクエストしてきた時に取得できるリクエストデータをパケットにし、ネットワークの入り口で捉えることができる「パケットキャプチャ型」のアクセス解析製品だ。この製品の一番の特徴は、PCサイトだけでなく携帯サイトのアクセス解析も可能であるということ。加えて、リアルタイムでのデータ取得が可能で、システム環境に依存しない上、蓄積されたデータは軽く、高スピードでの処理が可能だ。このため、1日に1億PVあるような大規模なサイトにも対応し、200社2000ユーザ以上(2006年度実績)もの各業界大手企業がメインクライアントとなっている。
もう一つの製品である「RTbandwidth™」は、従来のシステム監視ツールの持つ機能に加え、Webサイト内のページ切れやコンテンツが張られていないなど、個別のアプリケーション毎にWebサイトを監視することができる。複雑かつ大規模な環境にあるWebサイトであっても、1つのツールとして全てに対応するため、運用・監視・管理業務をシンプルな物にすることができる。まさに今求められている製品だ。
代表取締役社長 幾留 浩一郎 氏幾留氏は、「様々なことをやっている間に顧客からのニーズを聞き、その中でWeb解析を始めた」と言う。例えば、「RTmetrics™」はWeb解析サービスを中心に、お客様の様々な要望を伺っている中から、Web解析に必要とされる様々な機能やテクノロジーに対するニーズを読み取り、それを実現させるところから製品提供が始まった。
最新の技術を持ってスタートした同社は、常に市場のニーズを把握しながら、そのニーズに自社の技術をマッチさせた製品を生み出しWebビジネス市場で邁進している。
日本の市場で実績を残し、グローバル展開を目指す
従来のWebビジネスは、米国先行型で日本は追いかける立場にいた。しかし、携帯電話のインターネット機能は日本で一番活用されており、携帯電話のアクセス解析に関しても日本は先行して市場ができている。例えば「ワンセグ」という新しいメディアが世の中にでたことも、携帯電話のデータ解析へのニーズを大きくしている。「まずは、日本で実績を作ることが大切だと考えています。海外における携帯電話の活用が深まるにはまだ時間がかかると思いますが、将来的には海外、特にヨーロッパでの展開も十分に考えられるでしょう。」と語る幾留氏の目は世界にも向けられている。
それと同時に、日本国内でも更なるビジネス拡大を目指す。現在「RTmetrics™」はパケット型製品として販売しているため初期投資が必要だ。今後はISP型も提供し中小企業を対象に販路拡大を目指す。
また、現在は製品の販売を主力としているが、今後は取得データの分析やコンサルティングも自社で提供する予定だ。
様々な背景を持つスキルの高いスタッフが集い、製品を中心に繋がっているフラットな会社
管理部 部長 前田 泉 氏「とにかく楽しくやれればいい。楽しいとは、結果がでてきて味わえるもの。今いる社員は、技術的またはビジネス的な興味を持って、当社の製品を面白いと思ってやってくれている人が多いと思っています。」と幾留氏は言う。
同社のクライアントの多くは、専門知識が高い。新卒の採用も視野に入れているが、現時点ではレベルの高いクライアントにきちんと対応できる経験や専門性のある人を必要としている。また、本社が米国にあるが、本社には日本人スタッフもいるため英語力は必須ではない。
「ベンチャーでは共通していると思いますが、既存のビジネスが出来上がっているわけではないので、チャレンジ精神のある人に来ていただきたいです。」と幾留氏は言う。
前田氏には、同社でのモチベーションを聞いた。「事業の組立て方によって次々と進むことができるところや、考えないと走らない部分があるところ、そういったところが仕事をしていて楽しいと感じるところです。」と充実感漂う答えが返ってきた。
「代表の幾留はお客さんの意見を聞いて、ニーズを聞き出し、それに対してどういったことができるかを考えるという対話型の人なのです。そしてとてもフラットな方なので社内も非常に風通しがよいです。」と前田氏は言う。
実際にインタビューさせていただいた際、幾留氏も前田氏も「フラット」に質問に答えてくださった。
日本ではまだ「ベンチャー=若い会社」と言うイメージが強いが、同社は違う。「新しい技術や高度な知識を軸に、大企業では実現しにくい創造的・革新的な経営を展開する企業」というベンチャービジネス本来の定義どおりの会社である。
| 会社名 | オーリック・システムズ 株式会社 |
| 企業の特徴 |
|
| 資本金 | 6000万円 |
| 設立年月 | 2002年 4 月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 幾留 浩一郎 |
| 事業内容 |
■10億ビューを超える大手メガサイトで実証される技術力。
■他の追随を許さないパケット解析の実力 【事業内容】 米国本社(96年設立)は米カリフォルニア州パサデナ。 オーリックは、パケットキャプチャ型ソフト「RTmetrics」(自社開発ソフト)を活用することにより、拡大するWebビジネスに明確なソリューションを提示し、最先端のマーケティング戦略を可能としました。 Web解析によるソリューションをユーザに提供。大規模Webシステムに対応可能なパケットキャプチャ型のリアルタイムアクセス解析ソフトウェア「RTmetrics」他、「RTシリーズ」の販売及びサービスを提供。世界の大規模ユーザがRTシリーズを導入し、モバイルを含むEビジネス、社内業務システムなど、200社以上のWebシステムで活用されており、iDC(データセンター)ユーザを含めると、ユーザ数は2,000社以上に及びます。 |
| 株式公開 | 非上場 |
| 主要株主 | AuriQ Systems, Inc. (U.S.A.) |
| ― | |
| 主要取引先 |
【RTシリーズ導入主要企業】 ゴルフダイジェスト・オンライン、イオンビスティー、エヌ・ティ・ティ エムイー、エプソン販売、オリコン、KDDI、サイバード、JALUX、ソフトバンクBB、東急百貨店、東京電力、トイザらス・ドット・コム ジャパン、ドワンゴ、日本航空、ヤマハなど。 |
| 従業員数 | 30人 |
| 平均年齢 | 32.0歳 |
| 本社所在地 | 東京都 港区赤坂2-5-1 赤坂東邦ビル8F |
| 交通案内 | 【交通】 千代田線赤坂駅より徒歩3分(2番出口) 銀座線・南北線溜池山王駅より徒歩6分(10番出口) 銀座線・丸の内線赤坂見附駅より徒歩8分(山王口出口) |

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