株式会社 ウチダテクノ
内田洋行傘下の安定感と自由闊達な社風で幹部候補として働く
内田洋行の子会社として多角的な事業を展開
高い技術力と専門性、安定した顧客基盤を糧に、多角的な事業展開を行う株式会社ウチダテクノ。100年の伝統を持つ大手オフィス事務機器商社、内田洋行の連結対象子会社である。
内田洋行とのシナジーにより、順調な成長を続けているが、その一方で常に新しい取り組みを怠らないベンチャー企業的な風土も備えており、二つの魅力を持つ会社といえる。
内装工事、オフィス機器メンテナンス、その他の事業からシナジー効果を生む
その収益の中心となっているのは、内装工事関連事業だ。内田洋行が顧客の移転やリニューアルに際して機器を納品する時、同社が造作工事を担当するという分業がなされており、いわば同社は自ら営業をかけずとも安定的な商談の供給を得られるのである。
この事業では、LAN敷設、監視カメラ設置などの通信・セキュリティー関連工事や建材の供給まで手がけ、トータルに空間を演出することで付加価値を提供している。
このほかに手がける事業は、内田洋行から営業権譲渡を受けたもので、オフィス機器のメンテナンス&サポート、印刷・製本機器の企画販売から導入・サポート、学校・オフィス向け消耗品の販売など多彩である。
一見、ばらばらに見えるこれらの事業は、内田洋行との関わりや社会のニーズへ対応していく過程で、徐々に増えてきたというのも事実だが、オフィス(及び学校)空間に有用な大小のデバイス・技術サービスを提供するという点がベースとなっている。これらの事業を一つ一つ着実に伸ばし、顧客のニーズをダイレクトに吸い上げ応えてきたことで、業績を安定させている。
しかし、同社は単なる"御用聞き"の営業活動を行っているわけではなく、「こんな風にしたら面白いのでは?」というアイデアを顧客に提案していくことで、新しい境地を見出している。
昨今では、全社のビジネスにさらにドライブをかけるため、部署をまたがっての製品投入プロジェクトも相次いでおり、それが奏功して毎年一つずつヒット商品を生んでいるという。
2007年、そうして生まれた新商品が「UVプリンタ」。これは紫外線でフィルムを焼き付けるというものだが、どんなモノにでも印刷できるのが特徴だ。例えば、従来なら板のパネルに印刷した展示会場の道順案内の矢印マークも、カーペットに直接焼き付けることで、空間に変化とデコレーションをもたらすことができる。内装のプロとして、また印刷機械のプロとして、色々な提案をできるバックグラウンドと製品群を持つことが、同社の仕事にふくらみを持たせてくれるだろう。
自由闊達なベンチャー企業的な社風
こういった新規事業のアイデアは、現場の社員からの突き上げであがってくるものがほとんどだという。
なぜなら同社は、風通し良くスピーディーな意思決定が可能な組織体系となっているからだ。また、理念として「創造と挑戦」を掲げ、「現状維持とは、すなわち衰退すること」との認識が浸透している。現場の意見を吸い上げ、新しいことに取り組み、たとえ失敗しても新しい挑戦の場を必ず与えるという企業風土があるのだと、総務部 課長の野杉氏は説明する。
その風土を表す具体例として、「ジュニアボード」と呼ばれる年に一度の企画がある。これは、その年に会社が直面するテーマに則して、選ばれた社員が事業化の戦略を練るというもので、決裁が下れば投資が行われるという。事業横断的に各部署の各ランクの社員が集まり額を寄せ合い、あたかも企業内でバーチャルに経営を行っているかのように、事業を立ち上げ、推進することができるのだ。
こういった取り組みには、古澤社長の存在も大いに寄与しているという。非常に精力的に動き、全社員の顔と名前を一致させ、さらに社員一人ひとりの状況を把握している古澤社長は、何か心配なことがあればすぐに経営会議で検討をするという。こういった社風だからこそ、社員に裁量権を与え、現場からのアウトプットを大切に育てることが可能になるのだ。
このように、内田洋行の傘下にあるという大きな安定感のもと、会社運営自体はベンチャー企業のように自由で、手を挙げる者にチャンスが巡ってくる、そんな場がウチダテクノなのだ。
野杉氏は次のように語る。
「当社の雰囲気を一言で表すとすれば、『自由闊達』です。より良い方向へ事業を進めていくために、全社員が一丸となって取り組み、社長にも直接意見を具申することができます。だからこそ、言われたことだけをこなすような仕事のしかたでは物足りない職場でもあり、『プラスアルファ』をいかに考えて実行に移すか。自分の付加価値をつけられるかどうか、というところにかかっているのです。」
2005年から新卒採用を始めた同社だが、役員は全員、数年内に退職する世代にあたる。したがって、中途採用の人材には、ぜひとも次世代を育成し、会社の幹部候補として活躍してほしいという期待もかかる。いろいろな面で、活躍の場が広がっている。
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| 会社名 | 株式会社 ウチダテクノ |
| 業界 | 不動産・建設系 > その他不動産・建設系 |
| 資本金 | 3,820万円 |
| 設立年月 | 1990年 10月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 古澤 昌弘 |
| 事業内容 |
【コントラクト事業】
* オフィス内装の設計・施工請負 * オフィス改装工事の施工管理請負 * OAフロア工事請負 * パーティション工事請負 * ネットワークの設計、施工 * デジタルサイン設計、施工 * AV通信会議室施工請負 * 文化施設展示内装工事請負 * 商業施設内装工事請負 * 学校施設改装工事請負 * オフィス移転の総合請負 * 各種家具施工 【サポート&メンテナンス事業】 * 事務機器の修理、納入設置 * ネットワークインフラのメンテナンス * 環境機器のメンテナンス * 空気清浄機のメンテナンス及び販売 * 室内空調設備のメンテナンス * デジタルサインのメンテナンス * PCの設置、調整、指導 * オフィス家具、事務機器の部品、消耗品販売 【メディアソリューション事業】 * 印刷、製本機械の企画、開発、製造 * 印刷、製本機械・消耗品の販売 * 印刷用ナンバリングの販売 * PC、DTP 各種機械、関連ソフトの販売 * 事務用機器、事務用品の販売 * 各種機器の納入設置、保守、メンテナンス 【教育・学校関連事業】 * 理科部品・消耗品販売 * 保健部品・消耗品販売 * 教育教材・理科備品修理 |
| 株式公開 | 非上場 |
| 関連会社 | 株式会社内田洋行 |
| 主要取引先 |
◆メディアソリューション事業 共同印刷(株)、国立印刷局、大日本印刷(株)、図書印刷(株)、凸版印刷(株)、トッパン・フォームズ(株) ◆コントラクト事業 あいおい損害保険(株)、(株)NTTドコモ、(株)大林組、海上自衛隊、財務省、住友信託銀行(株)、東京海上日動火災保険(株)、富士通(株)、本田技研工業(株) ◆サポート&メンテナンス事業 宇宙航空研究開発機構、川口市役所、公正取引委員会、国立職業リハビリテーションセンター、最高裁判所、(株)産経新聞社、総務省、東京大学、一橋大学、本田技研工業(株) |
| 従業員数 | 173人 |
| 本社所在地 | 東京都 荒川区西尾久4-25-3 |
| 交通案内 | ● JR宇都宮線・高崎線(普通「尾久駅」より徒歩5分 ● JR山手線・京浜東北線 「田端駅」北口より徒歩15分 ※線路沿の道路に面しています |





