株式会社 東研
自動認識システム分野のあらゆるニーズに貢献する
情報管理社会の波の中で
社会は急速な情報技術の発展とグローバル化の波にさらされている。
今は、そのような潮流の中で、どの企業も迅速かつ的確な情報管理が求められている時代だ。
株式会社東研はこうした時代を牽引するように、自動認識技術をベースに物と情報を一体化してトータルに管理するための製品開発とシステム構築を提供し、顧客満足と信頼を得てきたメーカーである。
単なる物作りのメーカーにとどまらず、情報システムのソリューションパートナーとして担うべき使命と責任の追求を会社のモットーとし、自動認識システム分野のあらゆる製品を取り揃え情報管理社会のニーズに貢献できる唯一の企業として更なる飛躍を目指している。現在は、「バーコードシステム」と「X線検査装置」という二つの主力事業を通して、企業経営の効率化・合理化のサポートに取り組んでいる。
昨今、同社は新しく「RFID計測システム」という事業にも力を注ぎ始め、より一層の邁進を目指している。その向かう先について人事採用担当の総務課長・足立氏に話を伺った。
新しい時代の牽引役
<二次元コードリーダ・ハンディーターミナル>東研社は創業37年、一貫してファクトリーオートメーション(FA)の分野でリーディングメーカーとして業界を牽引してきた。
1980年代から続いてきた「バーコード」による情報管理の流れも、ここ数年で大きな変革期を迎えている。より一層の小型化・大容量化に加え、信頼性と高速化が求められるようになったのだ。
現在、世界で注目されている情報管理技術は、2次元コードシステムだ。
従来の縦じまのバーコードよりもはるかに容量が大きく、同じデータ量であれば100分の1の小型化が可能である。多少の破損や汚れもコード自体で復元し、360度全方向から読み取りができるという特性がある。カメラ付携帯電話の普及で数年前から2次元コードの応用がお茶の間まで広がってきたが、同社は10年も前から先駆けて研究開発に着手し、業界トップの製品ラインナップを誇ってきた。
足立氏はこう言う。
「これからは、あらゆる業界の傾向として、全ての工程において生産計画からリサイクルに至るまで一元管理ができるもの、リスクマネジメントのためのトレーサビリーティーができるツールが求められています。消費者の安心・安全を求める声が高まる中、2008年9月までには医療業界において医薬品などすべての製品に新しい基準の2次元コード(RSS合成シンボル)を導入することが、義務付けられています。私たちはいち早くこの分野に取り組んできたことによって、業界のフロントランナーとして、すべての自動認識システムを提供できる唯一の企業としてこれからも成長し、発展を続けていくのです」
高い技術力
<3次元画像検査・X線ナノCT検査装置>東研社の取引先を見ると、日本の大企業のほとんどが名前を並べている。
東芝、富士通、キヤノン、ブリジストン、日立製作所、シャープ、ソニーなど枚挙に暇がない。同社がこうした大企業と肩を並べられるのは、非常に高い技術力と培われた信頼によるものだ。1984年7月には世界初の半導体レーザーを使ったバーコードリーダーの開発と販売をなしえているし、同製品と双璧をなすX線検査装置においても、2003年に世界最高の0.1ミクロンの超微小焦点をもつ高分解能X線顕微鏡の開発をするなど誇るべき業績は数え切れない。
また、同社は、今後新しいRFID計測システムに力を入れていくつもりだ。RF IDは、電波を応用し非接触でデータの読み書きができる電子タグを使用したシステムであり、今後の情報社会に不可欠なツールになると考えられている。同社の電子タグには温度・湿度などのセンサを持つ高機能の付加価値をもった製品を開発している。 さらに複数同時読み取りや汚れなどの影響を受けにくいという利点を産み出している。
同社は、このRFIDの技術をベースに新たな無線通信システムの開発に取り組んでいる。具体的には60GHzミリ波帯で高品位な無線通信システムを開発しているのだ。これによって、高品位で鮮明な画像の通信をやりとりすることができるようになる日は近いだろう。
足立氏は次のように説明する。
「当社のような企業にとっては、新製品を絶え間なく生み出せる企業風土が必要不可欠なのです。そのために、開発拠点として調布市に3ヶ所のテクニカルセンターを持ち、大学院との協同で技術開発を行ったりしています。こうした絶え間ない開発への努力が当社の誇る信頼とネットワークを生み出しているのです」
グローバルな企業へ
<医療用医薬品2次元コード・RSS合成シンボル>東研社の今後の目標は海外進出の新戦略もある。
グロバールスタンダードの世界的な風潮により、同社はこれを飛躍のチャンスと捉え、新たな海外戦略をスタートさせた。2005年から米国のシカゴ、ヨーロッパのオランダ、中国の上海の3大市場に現地法人を順次設立し、従来からの合弁会社を含めて世界規模の「東研ブランド」を浸透させていく計画だ。同社はそれを今後の目標としてしっかりと前を見据えている。自社の商品を世界レベルで売り出そうとしているのだ。
「世界規模の標準化(グロバールスタンダード)は、人類の言葉の壁を超えた世界的な新認識文明の幕開けです。例えば、物と情報の一元管理の代表であるEDIシステムの普及が目の前にあります。国際間ビジネスがますますペーパーレス化され合理的になり、統合された環境にバーコードシステムが必然的に適合してくるのです。情報をいかに上手に管理するかが企業の生き残りに関わります。これからもこの波はますます大きくなっていくことでしょう」
足立氏は、同社の社訓の中に「人を大切に」という言葉が第一位にあると言っている。そのコンセプトには、一企業は、社員を含めその家族や取引先の家族まで含め、生活の糧を絶やさず供給していくものでなければならず、次の世代へ引き継いでいくものでなければならない。絶やすことができない家族のような場所だと表現する。100人採って5人を育てるのではなく、1人を採って一生育てたいという社風がうかがえる。
「ファミリー的な関係の中でしか腰をすえて研究ができません。当社は高度な技術を目指しているがゆえに、技術者には落ち着いて研究開発に没頭できる環境を作っていきたい、また、営業職を中心とした他の職員には、個人の個性と各人の最大の能力が発揮できる環境を作っていきたいと思っているのです。」
| 会社名 | 株式会社 東研 | ||||||||||||
| 資本金 | 11億3420万円 | ||||||||||||
| 業績 |
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| 設立年月 | 1970年 5 月 | ||||||||||||
| 代表者 | 代表取締役 社長 小平 学 | ||||||||||||
| 事業内容 |
各種自動認識システム(バーコード、2次元コード、産業用X線検査装置、60ギガヘルツミリ波帯画像通信システム)の企画、製造、開発、販売
*(2002年ISO9001、ISO14001取得) |
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| 株式公開 | JASDAQ | ||||||||||||
| 主要株主 | IDEC株式会社、株式会社エヌ・アンド・エム、小平学、東研社員持株会、株式会社みずほ銀行 | ||||||||||||
| 関連会社 | 東研X線検査株式会社、TOHKEN USA,INC.(株)ユー・エム・サービス | ||||||||||||
| IDEC 株式会社 | |||||||||||||
| 主要取引先 | 富士通、ダイフク、日立製作所、三洋電機、日本通運、村田機械、東芝、NEC、東芝テック、日立ハイテクノロジー、パナソニック、ブリヂストン、サトー、福山通運、シャープ、キューピー、キャノン他 | ||||||||||||
| 従業員数 | 139人 | ||||||||||||
| 平均年齢 | 40.1歳 | ||||||||||||
| 本社所在地 | 東京都 新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビル10階 | ||||||||||||
| 交通案内 | JR新宿駅西口から都庁を目指し、徒歩約12分。ホテルハイアット東京隣のアネックスビルの10階 |


