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レムジャパン 株式会社

圧倒的なシェアを誇る、電流センサの専業メーカー

グローバル企業

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レム(LEM SA)社は、世界にまたがるグローバル企業だ。
電流センサの専業メーカーとしては突出した規模で、本社のスイスの他に中国やロシアにも拠点をもっている。グループの力は圧倒的で、全世界のホール効果を利用した電流センサ市場で50%以上のシェアを誇っているほどだ。

レム社が設立されたのは1972年のことだった。スイスの国際都市、ジュネーブで、電流センサのベンチャー企業として誕生したのである。
時を同じくして、日本でも電流センサのベンチャーとしてナナエレクトロニクス社が設立されていた。
2000年の4月、この二社が合併してできたのがナナレム株式会社だった。

そんな同社がレムジャパン株式会社と名前を改めたのが2007年1月のこと。レムブランドの認知度の高まりと、更なる発展を願ってのことだという。
今回は、その勢いと実力の裏に秘められたものについて迫ってみた。

その強み

代表取締役 溝口 裕明 氏
代表取締役 溝口 裕明 氏
レムジャパン社が電流センサ事業において展開している分野は多岐にわたる。
最大の主力である産業用の他に、自動車用や鉄道用などにも触手を伸ばしている。その占有率は世界規模で5割以上、日本だと3割にもなるという。

代表取締役の溝口氏はその強みについてこう語る。
「この業界では、レムグループはマーケットリーダーの地位を不動のものにしています。強みとしては、完全な独立系であることや、先駆けてASICベースの高精度・高品質の電流センサを開発してきたような実績があげられるでしょう。今後は、ますます市場の拡大が予想されます」

事実、近年になって電流センサの用途が一層広がりつつある。
駆動モータの制御、バッテリー電流のモニタリング、ハイブリッド車や電気自動車の分野などだ。省エネに対する取り組みが高まれば高まるほど、そうしたニーズが増えていく傾向にあるのだから今後の需要の拡大は当然といえるかもしれない。

同社はこうした潮流を踏まえて自動車の分野に力を入れていきたいと考えている。今はまだ同社の売り上げの10%ほどでしかないが、これから伸びる需要と共に数年後には20%ぐらいまで拡大することを目指している。

世界展開


同社の特記すべき優位性は、グローバル企業であることだろう。
スイスの本社を筆頭に、中国やロシアといった大国にも製造拠点を置いている。営業拠点でいえば欧州、北米、南米、アジアなど幅広く展開している。

溝口氏はこういう。
「グローバル企業としての一番の優位性は、グローバル・サポートが可能だということです。世界レベルの規格で製品をつくり、それをグローバルにサポートできるということが他社にはない特徴ですね。レムの製品をつかっていればあらゆる形でサポートを受けられるという安心感を提供できますから」

実際、同社は独立系の外資系企業という特徴をいかんなく発揮している。
英語は必須とされ、技術職も営業職もみなスイスの本社へ数週間から数カ月間研修へいく。また、世界規格で製品をつくっているため、たえず海外とのコミュニケーションの中で開発研究を行っていく環境にある。もちろん、スイスの本社から講師として社員が派遣されてくることなどもある。

「今後は、スイス本社だけでなく、中国とのやりとりも活発にしていきます。中国の製造拠点に業務を移行していくことでコストを抑えたりしていこうと考えているのです。レムグループでは開発研究・製造・販売までをグローバルに展開していく力がありますから」

外資とゆとり

技術開発本部 技術開発部<br />主任 畠山 自 氏
技術開発本部 技術開発部
主任 畠山 自 氏
現場の社員にレムジャパン社の魅力を訊くと、一様に「外資」という答えが返ってくる。技術者とすれば、海外の技術者との協力の中で開発研究を進め、世界規模でのクライアントを見据えて製造できることは大きな魅力だろう。
また、日本の大企業にありがちな凝り固まった体質もない。自由に発言できて、リーダーシップを発揮することもできる。現場で働いていてもそのような「外資」の魅力がひしひしとつたわってくるのだろう。

技術開発本部の畠山氏は、レムジャパン社でなければ自分は活躍できなかったという一人だ。

同氏は学生時代は物理を先行していたものの、商社に就職して営業職についていた。だが、どうしても技術職になりたくて転職を考えた。その時に、営業職の人を技術者として採用してくれる懐の深い企業が同社だったのだ。

今は技術開発部の主任となった同氏は、当時をこうふり返る。
「この会社でなければ、私は技術者として活躍できることはなかったと思います。私のやる気を買って営業マンを技術者として雇い、いきなりヒット商品を任せてくださいましたから。こういう点がレムジャパンという会社の魅力なのではないでしょうか」

技術開発本部 技術開発部<br />主任 松尾 泰自 氏
技術開発本部 技術開発部
主任 松尾 泰自 氏
また、同じく技術開発本部の松尾氏はこう語る。
「当社は、いい意味でゆとりのある企業です。外資というと残業だらけで厳しい印象をもたれるかもしれませんが、我が社は『量より質』の考え方を徹底し、仕事自体にゆとりがあり、各々が自分の意志で何かに挑戦できる環境があるのです」

こういうことからすれば、同社は家族的で温かい社風の中で、外資の利点を活かせる数少ない企業の一つといえるのかもしれない。

会社概要
会社名 レムジャパン 株式会社 
企業の特徴
  • 外資系
  • 社員平均40歳代
  • グローバルに活動
福利厚生
  • 休日120日以上
  • 長期休暇有り
  • 資格取得支援
  • 交通費全額支給
資本金 1600万円 
業績
  2007年 3 月期 2006年 3 月期 2005年 3 月期
売上高 39億1700万円  31億3000万円  33億9000万円 
経常利益 5億1300万円  4億4000万円  5億4000万円 
 
設立年月 1975年 7 月 
代表者 代表取締役  溝口 裕明 
事業内容 電流センサの開発・製造及び国内・海外への販売
 
株式公開 非上場 
主要株主 LEM HOLDING S.A. 
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主要取引先 (株)東芝、川崎重工業(株)、(株)日立、富士電機(株)  
従業員数 110人 
平均年齢 42.0歳 
本社所在地 東京都 町田市中町2-1-2 
交通案内 小田急線町田駅より徒歩8分
JR線町田駅より徒歩10分 

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