株式会社 チャンスイット
スピード力と開発力を駆使し、新しいサービスを付加し続ける
個からの出発
インターネット時代を代表するWebサイトが何かについては多様な意見がある。
ただ、一つの時代やニーズを象徴するWebサイトとして、懸賞サイトの存在があるのは誰もが認めるところだろう。この種のサイトの特徴は、膨大な情報がめまぐるしいほど掲載されていく点だ。日々数十から数百の情報が集まり、それを無償で発信し、訪問者に大きな利益を還元する。
懸賞サイトの最大手Chance It!は、株式会社チャンスイットによって運営されている。もともとこのWebサイトは代表取締役社長の辻氏がエンジニアだった時代に個人で開発したものだ。
IT時代黎明期の97年にたった2週間でつくり上げ、2年余りで会員を数十万規模に膨らまし、確固たるメディアとなったのである。Chance It!の成功は、懸賞サイト界だけでなく、広くWebサイト全般の中でも伝説的なものだ。その魅力を余す所なく紹介したい。
Chance It!
代表取締役社長兼CEO 辻 誠 氏同社の主力事業は、何と言ってもChance It!である。
このサイトの強みはいくつもあるが、代表的なものをあえて3つ挙げれば次のようになる。
・認知度
・自社営業
・自社開発
認知度という意味では、同社を抜きに出る懸賞サイトはない。現在、大から小まで合計で二百から三百の懸賞サイトがあるが、同社はもっとも長いキャリアがある。
他の大手サイトが軒並み2000年前後からはじめているのに対して、97年からはじめているという3年間のアドバンテージがあるのだ。そのためどこよりも認知度が高く、様々なノウハウを持っているといえる。
また、自社営業の強みもある。通常この手のサイトは、広告代理店に業務委託してしまうケースがほとんどだが、同社では営業部門を設けて、直接クライアントとつながりを持っており、様々な意味でのコラボレーションが可能になるのだ。
こうした中で一番の強みは、自社でサイトを開発・運営しているという点だろう。これに関して、辻氏はこう語った。
「わが社では自社にエンジニアを抱えて、直接サイトの運営を行っているのです。これによって得られる最大のメリットはスピードです。つまり、どこよりも早く新しい情報を発信でき、どこよりも早く新しい機能を加えていくことができるのです」
懸賞サイトという特質上、スピードが最大の武器になる。
たとえば外部に任せることで2週間かかる時間を、極端な話1時間で済ませられるのだ。事実、同社はそのスピード力と開発力を駆使して次々と新しいサービスを付加し、他社の追随を振り払ってきた。
あらかじめ個人情報を登録することによって懸賞応募がスムーズになる自動入力機能、ポイントがたまるポイント機能などはすべて同社が考案したものだ。
「やはり技術なんですよ。広告も大切ですが、技術によって質を高めることで初めてお客様の目に止まるものなのです」
技術者出身の辻氏だからこそ、胸を張って言える言葉なのだろう。
チャンスイット社の周辺
チャンスイット社の強みは、その技術力もさることながら社内のコラボレーションにもある。同社は、個人向けサイトとしてChance It!とポイント広場を持っているが、それ以外にもいくつかの事業を抱えている。
具体的には、法人向けサイトPR Chance!の他に、ITコンサルティング事業も行っており、広告代理業、エクイティファイナンス業、Webコンサルティング・システムインテグレーション業なども行っている。
ただし、同社においてこれらの事業は独立して行われているものではない。法人向けサイトPR Chance!は、企業がChance It!などでプロモーション活動ができるようにするためのものである。また、広告代理業はChance It!などで広告を展開できるようにするためのものである。
つまり、同社では、あらゆる事業がコラボレーションし、少数の主力メディアによって最大限の利益を出せるようになっているのである。
「当社の事業を売り上げ別に割合を示すと、個人向けサイトが85%、法人向けサイトが5%、広告代理業が10%です。
ただ、各々が関係ないところで利益をあげているのではなく、あらゆるものが連動して動くことによって全体で利益をあげているのです。メディアとしての強みはそこにあります」
単に大きさだけを目指すのではない。単に数だけを目指すのではない。一つの完成形の中で、どう多様なものをかみ合わせ、組み立て、進化させていくか。そうしたところに、同社のビジネスモデルがあるのだろう。
展開と人材
メディアディビジョンマネージャー 杉山 慎一 氏今後、チャンスイット社は二つの事業展開を考えている。
一つ目が、2007年中に新しいサイトをつくるということだ。これはChance It!とコラボレーションさせるような形で、30代のOLや主婦をターゲットとした情報サイトになる予定だ。二つ目は、Chance It!にショッピングコーナーを設ける予定である。膨大な数のユーザーに対して懸賞情報だけでなく、ショッピング情報も提供することによって、サイトの幅を広げていこうという試みである。これもまた内なる意味でのコラボレーションということになるのだろう。
こうした中で、必要となる人材とは、幅広い知識と興味をもつ人間だという。同社では、役割分担があるが、それ以上に様々なコラボレーションを目指し、実行している。だからこそ、一つのシステムをつくるだけではなく、それをどう他と結びつけていくのかということを考案していく必要性があるのだ。逆に言えば、想像力を働かせながら、大きな夢を実現しようとするような人にとっては最良の環境なのだろう。
コンテンツグループのマネージャー杉山氏はこう語る。
「うちのオフィスには本当に色んな人がいます。システムエンジニアもいれば、デザインをする人もいるし、コンテンツ制作者もいます。その上みんな若いメンバーばかりです。そういう意味では、オフィスにいるだけで色んな刺激が受けられるはずです。そうしたことを成長の糧にできる方にとっては本当に良い環境だと思います」
実際に、社員の多くが明るい社風に惹かれて入ってきている。
システム開発の現場とは思えないような自由な空気の中で、一人一人が楽しみながら仕事に没頭している。もしかしたら、こうした空間が、これからの新しいシステム開発の時代に求められているのかもしれない。
| 会社名 | 株式会社 チャンスイット | ||||||
| 企業の特徴 |
|
||||||
| 福利厚生 |
|
||||||
| 資本金 | 2億1150万円 | ||||||
| 業績 |
|
||||||
| 設立年月 | 1999年 6 月 | ||||||
| 代表者 | 代表取締役社長 山口 義徳 | ||||||
| 事業内容 |
1. インターネットを利用した各種情報提供サービス
2. インターネットのホームページ作成及び更新の受託 3. 広告代理業 4. 会員の募集並びに各種サービスの提供 5. コンピュータのソフトウェアの開発及び販売 6. 書籍の出版及び販売 7. 各種マーケッティング業務 8. プロモーションの企画・立案及び実施 9. 通信販売業務 10. 上記各号に付帯関連する一切の業務 |
||||||
| 株式公開 | 非上場 | ||||||
| 主要株主 | 株式会社アドバックス 100% | ||||||
| 関連会社 |
チャンスラボ株式会社 株式会社アドバックス 株式会社アドクロス 株式会社ADVAX-MASH 株式会社ロムテックジャパン 東都アイ・エヌ・ティー株式会社 有限会社パワープレスト |
||||||
| ― | |||||||
| 主要取引先 |
キリンビール株式会社 伊藤忠エレクトロニクス株式会社 GMOインターネット株式会社 株式会社サイバーエージェント 株式会社サイバー・コミュニケーションズ サントリー株式会社 株式会社セプテーニ トランスコスモス株式会社 株式会社NIKKO ぴあ株式会社 株式会社まぐクリック 三井物産ヴィクシア株式会社 楽天株式会社 |
||||||
| 従業員数 | 23人 | ||||||
| 平均年齢 | 29.0歳 | ||||||
| 本社所在地 | 東京都 中央区銀座7-13-10 日本興亜銀座ビル8F | ||||||
| 交通案内 | 東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅より徒歩5分 JR山手線、東京メトロ銀座線、新交通ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩7分 都営大江戸線「築地市場」駅より徒歩6分 都営大江戸線・新交通ゆりかもめ「汐留」駅より徒歩7分 東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線「銀座」駅より徒歩8分 |

-
懸賞・アンケートサイトで賞品やポイントをもらおう
【nikkei Bpnet - 2005/12/22】
![]()

クロスフォーメーション
『IT』・『情報』・『人』のフォーメーションをプロデュースし、新たな価値を創造!
テレビ朝日メディアプレックス
各種メディアを活用し、新たな価値を創造!
エヌネットワークス
インターネットの時代に不可欠な運用・監視サービスで成長!
コミュニケーション・プランニング
ビジネス開拓に貪欲なソフトウェア会社!
テクノデータ
コンサートホールの座席・チケット管理システムに強み

