株式会社バイクブロス

月間3000万PVを越える国内最大級のバイク専門サイト「BikeBros.」を運営している株式会社バイクブロス。サイト運営だけでなく、バイク雑誌の出版・販売、バイクパーツ・バイク用品のEC販売、イベントの運営など幅広い事業でバイクライフをトータルにサポートしている。

1999年にバイク誌の出版社からスタートした同社だが、紙からネットへ移行する時代の流れを受けてWeb事業を拡大させてきた。現在ではバイク専門サイト「BikeBros.」のコンテンツを拡充し、業界初のバイクのWebマガジンを10タイトル以上発行。イベントやカスタムレポートなどライダー同志の交流の場としても機能しており、月間180万以上のライダーが訪れる巨大ポータルサイトへと成長を遂げた。「ライダーには免許を取得したばかりのビギナーから人生をバイクに掲げたベテランライダー、またこれから免許を取ろうとしている予備軍まで様々な人がいます。私達はこのようなバイクユーザー達が出会う全てのシーンに登場する企業であることを目指しており、それが多様なサービスにつながっています。時代と共にライダーを取り囲む環境は変化していっています。時代は変わっても我々の “バイク好きのためのサービスを追求していく”という想いは変わりません。今まで以上にライダーの視点に立ち、我々にしかできないコンテンツを発信していきたいですね」（代表取締役　渡邉氏）。バイクブロスはバイクの楽しさや夢を乗せて、ライダーとともに走り続けていく。

雑誌の発行からスタートした同社だが、注目すべきは成長を著しいweb事業である。バイク専門サイト「BikeBros.」では、バイクを探す、観る、パーツ用品通販、保険、ローン、輸送、ロードサービス、レンタル、駐車場、査定、カスタム、口コミ、コミュニティなど、バイクライフに関するあらゆるサービスが利用できる業界最大級のポータルサイトだ。「バイクの車種ごとに50万点以上の製品を掲載しています。王道な製品はもちろん、マニアックなパーツやバイク用品も取り揃えており、初心者の方もコアなバイクファンも楽しめるつくりになっています」（代表取締役　渡邉氏）。そしてユーザーが納得して商品を購入できるようにサービスもきめ細かい。たとえば購入者の口コミやレビュー、FAQやランキングなど商品にまつわる情報は非常に充実している。特筆すべきは年間120万以上の全国のバイカー達によるネットワークだ。日記、仲間、サークル探し、ツーリング、カスタムレポートなどバイクコミュニティの規模は日本最大級と言っていいだろう。撮影会、展示会、読者イベントも多数主催しており、オフラインでのユーザー同士の交流も盛んだという。「どんな切り口からでもお気に入りのバイクを検索できる」「なんといっても情報量が豊富」「自分が欲しいバイクを買った人がどんな楽しみ方をしているか分かる」など、バイクユーザーからの評価も非常に高い。そのため会社の売上も前年比120％と絶好調だ。出版不況を受けて紙からWebへ進出する出版社は少なくないが、成功するケースはまだ多いとは言えない。同社は出版の時代の流れにしっかり乗っている企業の一つだといえよう。

「今年からは電子書籍販売サイトやフリーマーケットなど新たなサービスも開始されました。今後も成長を促進すべく、新規サービスの展開とともに既存サービスのバージョンアップを強化していく予定です。すべてのバイク乗りが集まり、バイクライフを楽しむためのあらゆる要素が詰まったバイク専門ポータルサイトを目指してこれからも進化を続けていきます」（同氏）。同社では今後の事業強化を見据えて、Webデザイン部の立ち上げなど社内の組織を強化。新たな成長期に向けて積極採用を行う。

バイク専門サービスを提供している同社では、メンバーもバイクが好きな人間が集まっている。中途入社でもバイクという共通の話題があれば会話が弾み、早く打ち解けられそうだ。自社開発がメインなので、一つのサービスを作り上げるという感覚をじっくり味わえるのも魅力だ。「少人数なのでサービスを作り上げる過程に深く関われます。企画会議から参加して最終リリースまで担当していただきます。一人一人の裁量が大きく、自分の意見がすぐに反映されるのは大きなやりがいになると思います」（代表取締役　渡邉氏）。サービス全般を手掛ける仕事なので、サイト開発だけでなく販促活動に直結する企画やディレクション業務に携わることもある。特定の分野に絞って仕事をしたい人には向いていない仕事かもしれない。だが自社サービスの仕事で欠かせない、常にお客様の視線に立つ“サービス思考”をしっかり身に付けることができる。また、ユーザーからのダイレクトな反応を得られるのはこの仕事ならではのやりがいだ。

「バイクユーザーを楽しませるために、まず自分たちが楽しむことが大切だと考えています。あなたの仕事はどこまでという枠は設けるつもりはありません。アイデアや積極的な意見は大歓迎です。バイクブロスを育てていく過程をともに楽しめる方を是非お待ちしています」（同氏）。未経験であっても向上心や好奇心があれば成長できると断言する渡邉氏。日本最大規模を誇るバイクブロスを舞台で自分の可能性を試したいという熱意あふれる方を待っている。