転職サイトGreen(グリーン)
ログイン会員登録
転職サイトGreen(グリーン)

勤務地

年収
ログイン会員登録
企業トップ画像
企業トップ画像
企業トップ画像

クウジット株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

「空」と「実」をつなぐ技術でユーザ体験価値を追求、位置情報やAR(拡張現実感)技術を核に事業を展開

自社サービス製品あり
グローバルに活動

企業について

リアルとネットとをつなぐ技術でユーザ体験価値を追求することを事業テーマに掲げ、位置情報やAR技術に関連した数々のユニークなアプリケーションやサービスを創出するクウジット株式会社。その社名は、「空(くう=virtual)」と「実(じつ=real)」との融合に由来しているという。現在、ARマーケティングサービス「GnG(GET and GO)」や無線LAN電波による屋内位置測位技術「PlaceEngine」を利用した位置連動型情報配信サービスの開発を手がけている。

マーカー型AR技術「CyberCode」や無線LANによる屋内測位技術「PlaceEngine」は株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)でインタラクションラボラトリーの室長を務めていた暦本氏(現東京大学教授)が発案したもの。同氏が1990年代に研究し、研究成果として収められていたその技術に着目したのが、現クウジット代表の末吉氏だ。同氏はソニーに在籍し、パソコン「VAIO」の開発部隊の中核を担っていた人物。新しいサービスやビジネスを具現化することを追求していた同氏は2005年にソニーCSLへ異動。その後の2007年7月、ソネットエンタテインメント株式会社のグループ会社としてスタートを切った。「事業化に向けプロジェクトを進めるうちに、さまざまな領域で位置情報の基盤技術になり得ることに気づきました。この技術を広く社会に発信すべく、ベンチャーとして独立しました」(末吉氏)。

クウジットでは、ユーザ体験価値の向上を目指し、位置情報やAR技術を駆使したアプリケーションやサービスを企画、開発、提供している。

例えば、東京国立博物館の位置連動型ガイド「とーはくナビ」や、クイーンズスクエア横浜で開催されたショッピング体験イベントなどでは、独自の屋内測位技術「PlaceEngine」を利用し、ユーザの位置に連動して、鑑賞体験を深めるためのガイドやクーポン情報、スタンプラリーなどを提供した。

では、PlaceEngineとはどのような技術なのか。CTOである塩野崎氏に話を聞いた。

「PlaceEnginenを使うと、ビルの多い都心部や地下街、屋内などのGPSが苦手とする場所における位置の推定が可能となり、GPSを補完するとともに新たにビル内のフロア(階数)の情報も推定できます。GPSは人工衛星が発している電波を受信して、位置情報を取得するため天空が開けた場所である必要がありますが、PlaceEngineは無線LANのアクセスポイントが発する電波を利用します。特定施設においては既設の無線LANアクセスポイントに加えて家電量販店で入手できる安価なアクセスポイントを追加設置することによって、より極め細かく位置を求めることができます。#これを PlaceEngine屋内測位ソリューションと呼んでおり、最近ではスマートフォンで動作するアプリケーションと組み合わせ、施設内のガイドサービスを展開しております。」(塩野崎氏)

<font size="2"><CENTER>PlaceEngine屋内測位ソリューションのイメージ</font></CENTER>

そしてクウジットのもう一つの強みとなっているのが、「AR(Augmented Reality=拡張現実感)」技術。「GnG(GET and GO)」は、成田空港が実施するスタンプラリーや、東急ハンズ梅田店におけるデジタルPOP、AKB48総出演ドラマ『桜からの手紙』の番組連動プロモーションなどで導入され、幅広い業界から注目を集めている。

また、先日5/19-22には、ソニーのロボット技術を源流とするマーカレスAR技術「SmartAR」の技術発表会や体験イベントの企画・デモ開発・運営を手掛けた。今後、クウジットはソニーより「SmartAR」技術のライセンス提供を視野に入れた協力体制を構築し、自社のARソリューションの可能性や表現力を向上させていくことを発表している。

<font size="2"><CENTER>「GnG(GET and GO)」サービス事例イメージ / 「SmartAR」技術発表会イベントの様子</font></CENTER>

「クウジットの考えるARは、人の五感や能力の拡張が本質。リアルとネットをつないでユーザ体験価値を追求するための要素技術の一つとしてとらえています。あくまでも、現実世界の魅力を引き出し、ユーザの体験価値を増幅することができて、クウジットのテクノロジーやサービスは存在価値を持つのです。例えば、商業施設や文化施設でのガイドソリューションのような場合、ユーザに、スマートフォンなどのディスプレイに没入し、バーチャルに浸ってしまうことを極度に強いるのは逆効果な場合もあるでしょう。」(末吉氏)

同社の社員は現在12名。研究者や開発者のみならず、大企業やベンチャーでのマーケティングや新規ビジネス開発経験を持つ人間など様々なバックグラウンドや能力を持ったメンバーが揃っている。そんな同社が社員に求めるものは、自身の成長意欲と会社を育てていく気概だ。「今後の成長分野と期待されている位置情報やARサービスを手がける当社は、成長したい方には絶好の環境であると思います。また、私を始めとし、今いる社員の持つ知識や技術を伝えることによって、新しく参画される方の成長をサポートしていければと思っています」と塩野崎氏は語る。

リアルとネットをつなぐ技術で、ユーザ体験価値を追求する。そんなビジョンに賛同し、力を貸してくれる人材を同社は待ち望んでいる。

インタビュー

クウジット株式会社のインタビュー写真
<strong>代表取締役社長 末吉 隆彦 氏</strong> 慶応義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻修士課程修了。 1992年ソニー株式会社入社。ソフトウェアプロジェクトリーダーとして、「VAIO C1」などのノートPCの商品化を手がける。同商品に、コンシューマ製品としては世界初となるARアプリ「CyberCode Finder」の標準搭載を実現させた。2005年よりソニーコンピュータサイエンス研究所勤務。無線LANによる位置推定技術「PlaceEngine」のサービス立ち上げと企画運営を行う。2007年クウジット株式会社を設立。代表取締役社長に就任、現在に至る。

── 起業の道を選んだ理由を教えてください。

技術は、その進歩とともに、それを生かすビジネスニーズとがうまくマッチして初めてその価値を発揮します。位置情報やAR技術も同様。様々な業界やサービス・アプリケーションと組み合わせることによって無限大の価値が生まれます。ベンチャーとしてスタートを切ったのは、その価値を追求するため。多くのパートナーとフットワーク軽く組んで、様々な領域や用途でいち早く商用化したいと思いベンチャーとして起業しました。

もともと、起業意欲が強かったわけではありませんが、ソニーコンピュータサイエンス研究所の暦本純一氏(現東京大学情報学環教授、クウジット共同創業者)と一連の研究成果と... 続きを読む

企業情報

会社名

クウジット株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

企業の特徴
自社サービス製品あり、グローバルに活動
資本金

2億1,961万2500円

設立年月

2007年07月

代表者氏名

代表取締役社長 末吉 隆彦

事業内容

■無線LAN電波による屋内測位技術「PlaceEngine」技術のライセンス提供
■位置連動型の情報配信サービス「ロケーション・アンプ」のカスタマイズ提供
■ARマーケティングサービス「GnG(GET and GO)」の提供
■位置情報やAR技術サービスやソリューションの企画・開発・運営

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

株式会社電通国際情報サービス テクノロジーカーブアウト投資事業有限責任組合 ソネットキャピタルパートナーズA投資事業有限責任組合 NIFSMBC-V2006S1投資事業有限責任組合 NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合 JAIC-アドバンスドテックファンド1号投資事業有限責任組合 日本アジア投資株式会社 アーキタイプ株式会社 役員

従業員数

15人

平均年齢

30歳

本社住所

〒105-0014 東京都港区芝2-30-11 芝コトブキビル 3B

この企業と同じ業界の企業

この企業と同じ業界の企業:株式会社 Greenspoon
株式会社 Greenspoon
「 自分を好きでいつづけられる人生を 」ーGREEN SPOONを届けるあなたも。働く従業員も。ー
この企業の募集は終了しました。他にも求人を募集している企業がたくさんあるので、
ぜひ探してみてください🔍
他の企業の求人を探す
この企業の募集は終了しました。他にも求人を募集している企業がたくさんあるので、
ぜひ探してみてください🔍
他の企業の求人を探す
掲載をお考えの企業様
IT転職に強い求人サイト Green
Copyright© Atrae, Inc. All Right Reserved.