株式会社 エス・エス・ビー
接骨院向けパッケージソフトに特化。高齢化社会を背景に成長中
接骨院向けシステムの草分け。堅実な成長でトップシェアを誇る。
取締役 総務部長 原 重文 氏
「業界トップシェアの信頼感で全国展開しています」
現代の我々の生活に切っても切り離せないツールとなったコンピューター。一見つながりが無さそうに見える接骨院経営においてもコンピューター化が進められている。
株式会社エスエスビーは創業以来、システムの受託開発の時期を経て、接骨院(柔道整復師)向けのパッケージソフトに特化して事業展開している。当初数人で始まった同社も今や80人を越える勢いだ。またこのようなある特定の分野のみのシステム開発は地場の企業が行う場合が多いため、全国10拠点で活動する同社はきわめて珍しい例だと言える。このような展開が可能なのは同社がこの分野における草分け的な存在だからだ。昭和52年に創業してから31年間この道一筋であり、全国シェアも約25%で業界内でのゆるぎない地位を誇っている。
同社の取締役であり、総務部長の原重文氏は同社が全国展開できる理由を「ニッチな分野とはいえ、業界規模が2万8千名から3万名とされる中で、全国のユーザーへのきちんとした保守、サポートを行うためには、ある程度の固定客数を確保していないと、安定した事業活動ができません。当社の場合はリース契約をされるユーザーがほとんどで、リース期間終了に伴うリプレース(契約更新)において、9割のユーザーを確保しています。この安定した基盤があればこそ、全国のユーザーへの安心と信頼のおけるサービスを提供し続けていけるのです。」と説明している。
また、各接骨院向けのソフト販売以外に、業界団体、組合の事務局向けにホスト・コンピューターを設置。団体レベルでの事務の効率化、省力化にも寄与しており、業界内での存在感が大きい。
接骨院(柔道整復師)の日々の業務は通常業務以外に療養費支給申請書と言われるレセプトの発行や患者のデータ管理に関する事務処理に追われている。また、法改正や保険制度の改正、新しい技術の導入などにも対応しなければならない。
同社の主な製品である柔道整復師向事務管理システム「三四郎くんX plus」と超音波による診断画像を取り込み解析する「ウルトラ三四郎」はこれらを強力にサポートするシステムだ。
「三四郎くんX plus」は領収書印刷機能、各証明書の印刷の管理、近接部位の入力チェック機能、電話番号入力による住所、氏名検索機能など接骨院の日常の事務処理に必要な機能が網羅され、会計ソフトとの連携もでき、業務を強力にサポートできるパッケージソフトである。
総務部 課長 積 正則 氏
「腰を据えて、スキルアップができる環境です」
「ウルトラ三四郎」は超音波により得られた画像データをコンピューターに落とし込み、解析をするためのソフト・ウエアで「三四郎くんXplus」と共に業界内で安定した地位を得ている。
いずれにしても特定の分野向けの製品であるため、不特定多数のユーザー向けに開発される製品と比べ、激しい競争の波にさらされるというわけではない。その分、同業界の業務内容に即した内容が求められる。このためには営業においても、開発においても業界のことを良く知る必要があり、だからこそ同社はこの分野でシェアを維持し続けているのである。
筑波山をのぞむ社屋で快適な職場環境。
屋上にはテラスハウスやゴルフの練習台が。
晴れた日には筑波山が見える憩いの場だ。
「生き馬の目を抜くような熾烈な競争の中で勝負したいという人よりも、落ち着いた環境の中で腰をすえてスキルアップしていきたいと考える人が望ましい」と総務部課長の積正則氏。特定の業界を相手にしているだけに、できるだけ長く勤めてもらい、業界のことを良く知ってもらいたいとの思いがあるのだ。「接骨院の多くは家族経営であるなど、従業員数が少ないところが多い。お客様は先生や先生の奥さんなどであり、営業においては、より人間力やコミュニケーション能力、明るさなどが求められます」(原氏)。さらに「開発職については基本的なプログラムを組む知識があれば十分。業界やシステムに関する知識は入社後の研修やOJTでフォローします」と、第一は人間性と語る。
分からないことがあれば相談。
社内は和気あいあいとした雰囲気。
IT技術者も最近は派遣会社に登録して仕事単位で動く人が増えているが、「保障のない中で仕事から仕事へ飛び歩くよりも、一つの会社でじっくりと仕事に取り組んでみては」と語っている。
実際、同社の定着率は良いようだ。「営業もだんだん高齢化してきています」などと冗談が飛ぶほど、一度勤め始めたら長い人が多いという。それだけ職場環境が安定しているということではないだろうか。教育体制も万全であり、入社後3週間は教育期間にあてられる。
その後はOJTで随時フォローしていく。
残業が少なく、ライフワークバランスも良好です。
落ち着いた雰囲気の中、
あせらずに仕事に取り組める。
同社の本社機能がつくばにあるということも、落ち着いて仕事をしたい人を求める理由のひとつだ。特につくばは緑豊かな自然に恵まれ、晴れた日には筑波山が見えるなど都心に通う通勤ラッシュとは無縁の環境であり、これならゆったりと仕事ができそうだ。自動車通勤も認められているので全員車で通勤している。
しかし、職場環境が良いとしても、気になるのは勤務時間だという人も多い。特にシステム開発の職場は勤務時間が長時間に及ぶというイメージがある。ワークライフバランスに目を向ける人が増える中、残業時間も職場選びの重要な要素だ。
この点、積氏は「他社の求人情報を見ていると、残業はあまりありませんと書いてあるものの、実際に勤務してみると違うというケースがあると聞いたりもしますが、当社の場合は毎日あるとしても1時間程度」という。家族を持ち、仕事も生活も充実させたいという人には願ってもない環境だろう。
つくばエクスプレスが開業したこともあり、東京都内へのアクセスが早く快適になったが、現在の社員はつくば市を生活圏にしている人がほとんど。通勤圏、生活圏としてのつくば市にスポットが当たっており、人口も増えつつあるようだ。「職場につくば市を選ぶ」ことも選択肢の一つとして魅力的なのではないだろうか。
高齢化社会を迎え、接骨院もこの数年で開業数が激増している。4年前に柔道整復師の専門学校数が14校であったのに対し、現在は100校に上るほどに増えている。さらに、卒業生数も4年前の1000人から4000人~7000人に増え、同業界へのニーズが高まっていることを物語っている。
ニッチな分野でありながら、市場規模は拡大する傾向にあり、同社は「今後はパッケージソフトの開発、販売以外にも同業界を対象にした新たな事業展開も模索している」という。同社の今後の新展開が期待される。
| 会社名 | 株式会社 エス・エス・ビー | ||||||
| 企業の特徴 |
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| 福利厚生 |
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| 資本金 | 1億4500万円 | ||||||
| 業績 |
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| 設立年月 | 1977年 6月 | ||||||
| 代表者 | 代表取締役社長 大城英夫 | ||||||
| 事業内容 |
オリジナルパッケージソフトの開発/販売
システム設計、システムソフトウェア開発、 及び導入指導、パソコン、OA機器、超音波装置の販売 |
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| 株式公開 | 非上場 | ||||||
| 主要株主 | ― | ||||||
| ― | |||||||
| 主要取引先 | 株式会社富士通パーソナルズ、キャノンマーケティングジャパン株式会社、エプソン販売株式会社、 株式会社日本ビジネスリース、オリックス株式会社 | ||||||
| 従業員数 | 80人 | ||||||
| 平均年齢 | ― | ||||||
| 本社所在地 | 東京都 千代田区東神田2丁目4番5号 東神田堀商ビル6F | ||||||
| 交通案内 | ※JR「秋葉原」駅 徒歩7分 ※TX「秋葉原」駅 徒歩7分 ※日比谷線「秋葉原」駅 徒歩5分 ※都営新宿線「岩本町」駅 徒歩5分 |

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