システムアーツ 株式会社
“人と人との繋がり”を大事にし“先端技術の取り組み”に果敢に挑戦する上級SE集団
技術力と人間力で顧客の信頼を獲得
システムアーツ株式会社は、ITソリューションベンダとして、コンピュータシステムの設計・開発・保守およびコンサルティングを請け負っている。大阪を拠点としながら、東京、広島に営業所を置き、それぞれにSEを配属している。クライアント先へ常駐して業務にあたるのが基本スタイルで、代表取締役・壱丁田淳志氏をはじめとする7名のスタッフの稼働率は、創業以来常に100%を維持してきた。それは、個々のスタッフがクライアントとの間に築いてきた強い信頼関係を物語っている。
広島県出身の壱丁田氏が大阪で同社を設立したのは2003年5月のこと。広島で個人事業主として営業を開始した後、ある大型プロジェクトへの参画を通して、東京、大阪へと活動範囲を広げたことが、会社設立への布石となった。このプロジェクトの中で壱丁田氏は、システム開発の中枢となる共通系(業務方式)の開発に携わり、信頼と人脈を築いた。プロジェクトが一段落ついて一旦は広島に戻った同氏だが、それも束の間、プロジェクトにおける活躍ぶりを知る知人から大型案件の依頼があり、再び大阪に常駐することとなった。当初は、半年から1年程度で広島に戻るつもりだったという。しかし、人とのつながりやビジネススキルの蓄積もあり、そのまま根付くことになる。そして、この時すでに同氏を頼って一緒に仕事をしていた2人の仲間とともに同社の設立に至った。
壱丁田氏のもとに参集した2人はもともと上流工程から開発に携わることが出来る上級SEだ。また、代表の壱丁田氏を始め、人間関係を大切にし、個々人が備える“人間力”を強みとしてきた。設立から3年が経過した頃、ようやく大阪の土地勘に慣れ始め、効率的な営業活動が出来るようになったのをきっかけに、スタッフの増員を図り、2008年1月までに、新たに4名のエンジニアが参画することになったのである。
長期的な視野に立った「先端技術の取り組み」
エントランス
今後の課題は、さらに人員を増強した上での組織作りだ。現在、各々のスタッフが常駐先での業務に携わる傍ら、営業活動も行い、さらに人事や庶務的な役割を兼務している。そこでまずは20名ぐらいの規模での組織だった会社運営を目指しているのである。
また、人員の補強を始めた2006年以降、同社に対する顧客からの要望は、質、量ともにそれまで以上に高まっている。契約ベースの金額も上がり、業績自体右肩上がりで伸び続けている。それだけに顧客の要望に応え切れないというジレンマを抱え始めているのだ。
会社の業績アップや、目前の問題をクリアすることだけを目的とするなら、ブローカー的な役割を果たすことでその目的を達成することは可能だ。しかし、現状では社内のスタッフが現場を管理できる体制が整わない。それでは、顧客に対してもパートナースタッフに対しても責任を果たせないため、今は、そのようなビジネスには着手したくない、と壱丁田氏は語る。
ミーティング風景
このような状況下で、同社は優先的に受注する案件の選択にも慎重である。短期的な会社の利益は追わず、長期的な視野に立ち、個々のスタッフの技術力向上と会社の成長に結びつく業務に積極的に取り組んできた。業務実績には、通信大手企業の料金システムや販売大手企業の流通システムなどの大型案件が並び、言語やデータベースの開発実績も幅広い。それは、「必要とされる会社」を目指し、過去の実績に甘んじることなく常に「先端技術の取り組み」に挑戦し続けてきた結果なのだ。そして、それが同社に在籍するエンジニアの技術を含めたビジネススキルの高さと信用力に結びついているのである。
社員の積極性を後押しする「自由さ」が強み
第1システム開発部 藤原 鑑人 氏
前職時代から顧客からの信望が厚い。
広島における顧客開拓にも積極的に取り組む。
同社に在籍するエンジニアは、入社以前から長年に渡って壱丁田氏と親交を深めた末に、その理念に賛同して集まった人材ばかりである。
第1システム開発部・藤原鑑人氏は、壱丁田氏が東京・大阪へ活動範囲を広げる前からの付き合いがある。藤原氏は広島で大手の開発会社に在籍し、取引先に常駐して業務に携わってきた。技術力とコミュニケーション力の高さにより顧客からの信頼も厚かったが、社内での立場が長年固定されたままで、顧客からの要望に自分の判断で応える権限が与えられなかった。
そのような状況を変えるために、今までの“企業体質”と違いステップアップできるビジョンがある同社の門を開き、転職を決めた。そこには「30歳という年齢を節目に色々なことを見直したい」という意志が込められている。現在は単独で広島に常駐し、個人ではなく“会社として必要とされる”存在を目標に、“上級エンジニア”として、“営業マン”として、日々の業務に取り組んでいる。(藤原氏)
人事営業部 棚倉 葉子 氏
「技術力の高さだけではなく、当たり前のことを
当たり前に出来る仲間を増やしたい。」
一方、人事営業部・棚倉葉子氏は、前述の大型プロジェクトで壱丁田氏と出会っている。当時を振り返り「常に各個人のモチベーションを気に掛けてくれ、それぞれの持ち味を活かし能力を引き出すことが上手なリーダーだった」と壱丁田氏に対する印象を語る。そのプロジェクト後、棚倉氏自身、個人事業主として活動することになるが、「ホームグランドが必要」と感じ、同社に合流した。
「社長には何でも相談できますが、間違っていれば厳しく指摘される。戸惑いもありましたが、後々感謝することが多かった。我々は技術職ですが、人と人との繋がりやコミュニケーションを何より大事にしています。技術スキルが特化していなくても、前向きで礼儀正しく、自分の仕事に責任を持って取り組めば、社会は認めてくれる。それが実感できる会社だし、その社会人として当然のことを、きちんと意識できる人材、または成長意欲が旺盛な人材を増やしていくのが、人事担当者としての目標です。」(棚倉氏)
棚倉氏の言葉通り、同社のスタッフは全員、会社の運営に積極的に携わっている。常駐先との折衝はもちろん、ルーティンのすき間を活用した営業活動、そしてアフター5や休日には社内の雑務をこなす。普段はそれぞれが常駐先に勤務するため、電話やテレビ会議システムを活用して、密に連絡を取り合うが、広島常駐の藤原氏や東京のスタッフも、大阪のオフィスにはよく足を運び、社内の情報や課題を共有している。「お酒を飲みだすと長くなる」と棚倉氏が笑うほど社内の仲間意識は強い。
勿論、同社は個々の技術力向上にも余念なく取り組んでいる。例えば、2008年1月に入社したwebソリューション部・西出むつみ氏は、前年まで他社で一般事務の職に就いていた。2007年の春、派遣社員として配属されたその職場で壱丁田氏と出会い、インターンとして同社に通い始めた。それから入社するまでの期間に国家資格である「初級システムアドミニストレータ」、JAVA言語の認定資格である「SJC-P」などの資格に合格し、さらにスキルアップに向けた資格・試験にチャレンジしている。また、入社後に取り組むプロジェクトに合わせ、外部の研修を受け必要なスキルを身に着けた。
「派遣ではなく、正社員として力を発揮できる場が欲しいと考えているときに社長と出会いました。それ以来、インターンの時期も含め、先輩方には細かいところまでサポートしていただいています。自分自身も、人を育てられる立場になりたいという目標を掲げ、スキルアップを目指して努力しています。」(西出氏)
未経験から転職した西出氏に限らず、従来から在籍するエンジニアでも、プロジェクトに応じて足りない知識や技術があれば、その都度習得できるよう、会社としてバックアップしている。
「社長は数字に表れない社員の働きに対しても細かく気を配り評価してくれる」と語るのは藤原氏。それに応えていきたいという気持ちと、「社長が後ろにいるという安心感」が、それぞれの社員の積極性を後押ししている。
棚倉氏いわく、同社の強みは「自由さ」。会社の成長を仲間と実感し、ヒューマンスキルを磨ける会社だ。
| 会社名 | システムアーツ 株式会社 |
| 企業の特徴 |
|
| 福利厚生 |
|
| 資本金 | 1000万円 |
| 設立年月 | 2003年 5月 |
| 代表者 | 代表取締役 壱丁田 淳志 |
| 事業内容 |
1.コンピュータシステムの設計、開発、保守及びコンサルティング
2.インターネット等の情報通信システムによる情報処理、情報提供 3.システムエンジニア、プログラム技術者及び操作要員の派遣業務 |
| 株式公開 | 非上場 |
| 主要株主 | ― |
| ― | |
| 主要取引先 | 株式会社アクシオ、株式会社イーウェーヴ、住生コンピューターサービス株式会社(SLC)、西部電気工業株式会社、株式会社第一コンピュータリソース(DCR)、株式会社テクノアイ、ノバシステム株式会社、株式会社ファインドシステム、株式会社マネージ 他 |
| 従業員数 | 10人 |
| 平均年齢 | 31.0歳 |
| 本社所在地 | 大阪府 大阪市中央区久太郎町4-2-10 大西ビル9F |
| 交通案内 | 地下鉄御堂筋線・四つ橋線・中央線 (本町駅) 15・21号出口、伊藤忠本社ビル横徒歩1分以内 |

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