株式会社 アプレッソ
日本発、世界標準のEAIソフトウェアを目指すソフトウェアカンパニー
注目されるEAI分野に「DataSpider」投入、国産ソフトとしてNo.1に((株)ミック経済研究所調査による)
DataSpider開発チームです!「DataSpider」は、異なるシステム間の自由なデータ交換・連携・統合を実現するデータ/アプリケーション連携ミドルウェア。企業内に散在するシステムやデータを素早く、簡単に連携させるSOA基盤によるEAI(エンタープライズアプリケーション統合)ソフトウェアだ。企業内では、複数のシステムがばらばらの環境で構築され、多くのアプリケーションがばらばらに動いている。これらのシステムを連結することで、情報資産の有効活用が可能になり、素早い意思決定や効率的な企業経営の実現につながるとされているため、EAI分野はかねてから注目されてきた。ところが、市場にはEAIに適したソリューションが存在せず、各SIerが「手組み」でデータ連携プログラムを構築しており、莫大な「コスト」と「手間」がかかっていた。
株式会社アプレッソは、「DataSpider」でその問題に解を与えた日本のソフトウェアメーカーだ。
同社は、Java開発者として著名な小野和俊氏が、サン・マイクロシステムズの開発者としてシリコンバレーで開発に従事していたとき、アメリカですらもそういった製品がないことを知り、ならば自分が作ろうと考えたのだ。
EAI分野は、ここ数年で順調に企業の情報化投資の優先度を上げており、大企業を中心に需要が高まっている。そんな中、「DataSpider」は、出荷本数ベースで国産ソフトウェアとしては2007年にNo.1になったとの調査報告がある。
現在は、IBMで20年間セールスに携わった後、外資系ソフトウェアベンダーの社長を歴任してきた経営者 長谷川氏を社長に迎え、副社長兼開発の陣頭に立つ小野氏を中心に、39人の仲間が集う。自由な雰囲気で生き生きと働く若い社員達が印象的なアプレッソのオフィスをたずねた。
優れたGUIで「ノンプログラミング」の開発環境を実現
ペア・プログラミングを行うエンジニア達「DataSpider」は、直感的なGUIによって、ノンプログラミングで処理フローをサービス化することができるのが最大の特徴だ。「マウス一つで」思ったとおりのデータ連携処理がシステムとして動くようになってしまう。その簡単さは大きな驚きをもって市場に受け入れられているという。
これは、小野氏が言う「ソフトの手触り」を重視した徹底的なGUI向上の賜物だ。ユーザビリティーを高め、ストレスのない使用感を実現するという思想は、機能偏重で使いやすさの面に疑問の残る海外製ソフトウェアと対極をなすものという。また、従来の手組み開発の5分の1という価格も競争力が強い。
年に2度の事例セミナーや月に2度の製品紹介セミナーなど、積極的なプロモーションを行い、代理店も順調に増えている。現在は50社が同製品を取り扱う。その結果、2007年6月現在の導入実績は600社にのぼる。2007年6月期の売上は4.2億円で、次期は前年比140%を軽く超える勢いで推移しているという。
「DataSpider」はミドルウェアであり、多様なアプリケーションソフトと連携する。アプリケーションと連携すると製品の効能を理解してもらいやすいため、同社では例えば、データウェアハウス、EDIシステム、ポータルアプリ、Lotus Notes、SAPなどのベンダー各社と積極的にアライアンスを組み、具体的な使い方を提案している。顧客は大手が中心で、これまでには三井物産、ヤクルト、清水建設、矢崎総業、某自動車メーカーなど、業種を問わずあらゆる企業に採用されている。
新製品と海外展開
代表取締役副社長CTO 小野 和俊 氏現在、「DataSpider」シリーズを唯一の武器に急成長する同社だが、今後はどうなっていくのだろうか。
「従来、BPMとかワークフローと呼ばれる分野で扱われていた経費精算処理などのビジネスプロセスを、データと完全に連携させ、さらに優れたGUIで提供する予定です。2008年度の新製品のリリースが決定しています。」と小野氏が語るとおり、データ連携とユーザビリティーが同社のコアとして引き継がれ、新製品が生れていく。
代表取締役社長 長谷川 礼司 氏また、長谷川氏は、
「当社は、日本の有力ソフトウェアベンダー24社が結集し、製品の相互連携を行って海外展開と国内ビジネス基盤の強化を目指す『MIJSコンソーシアム』に参加しており、日本発の世界標準ソフトウェアを目指しています。」と説明。コンソーシアムの提携各社と共に、海外に乗り出す日もそう遠くはないだろう。
能動的に、好奇心と向上心を持って
Developer Labsはエンジニアが
作った開発空間です2007年、本社の隣のビルの一室に「Developer Labs」がオープンした。一歩足を踏み入れると、その自由で開放的なオフィスに驚かされる。木材を敷き込んだ床をダウンライトが柔らかく照らし、その下には「DataSpider」のクモのエンブレムを配した打合せスペースやデスクが並ぶ。観葉植物やお土産が並べられた休憩スペースは、広々とした空間のアクセントとなっている。その奥では、開発チームがバランスボールに座って思い思いのスタイルで開発に没頭している。ところどころで、ペア・プログラミングを行っている様子が見られる。
このラボは、入居する開発・サポート・SEチームに予算が与えられ、コンセプト立案、内装業者の選定から施工立会いまで、すべて自分達で行ったのだという。それだけに、若くクリエイティブな感覚が活かされた空間だ。主役である技術者たちを中心に、裁量権を与える会社のスタンスが見て取れる。それだけに、能動的に好奇心と向上心を持って取り組むことが求められる。
同社では、経済産業省の外郭団体である独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の「IPA未踏ソフトウェア」として予算を得て開発した会議ツールを利用して、経営・開発の効率を上げている。「こんなソフトがあったら便利だ」というユーザオリエンテッドな発想から、徹底した「ソフトの手触り」にこだわって開発する、アプレッソの開発スタンスをあらわすエピソードだ。
副社長の小野氏も、開発チームに席を設け、現役エンジニアとして開発にあたる。彼の下で学びたいと集まる若手もいる。その小野氏から、メッセージをもらった。
「日本のIT業界では、設計と実装を担当する人が乖離するという問題が起きています。当社のようなソフトウェアメーカーは、そういった構造的な問題から解放されています。自分で設計し、それに責任を持って実装を融合させていくということは、エンジニアのキャリアという視点からも重要なことだと思います。そういった仕事をしたいという方、楽しいだけでなく大変なこともありますが、一緒に、プレッシャーをも楽しみに変えていくような仕事をしましょう。」
| 会社名 | 株式会社 アプレッソ | ||||||
| 資本金 | 2億6,700万円 | ||||||
| 業績 |
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| 設立年月 | 2003年 12月 | ||||||
| 代表者 | 代表取締役社長 代表取締役副社長 長谷川 礼司 小野和俊 | ||||||
| 事業内容 |
「DataSpider シリーズ」の開発、販売、サポートを中核とするソフトウェアパッケージ事業 |
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| 株式公開 | 非上場 | ||||||
| 主要株主 | 株式会社クレスコ、株式会社ジャフコ、日興アントファクトリー株式会社、長谷川礼司、小野和俊 | ||||||
| ― | |||||||
| 主要取引先 | 株式会社アシスト、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社エクサ、NECインフロンティア株式会社、キヤノンシステムソリューションズ株式会社、クオリカ株式会社、株式会社セゾン情報システムズ、ソフトブレーン株式会社、TIS株式会社、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社、日本オフィス・システム株式会社、株式会社日本システムディベロップメント、株式会社ビーコンIT、株式会社日立エイチ・ビー・エム、富士ソフト株式会社、株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、株式会社ワイ・ディ・シー 他 | ||||||
| 従業員数 | 39人 | ||||||
| 平均年齢 | 34.9歳 | ||||||
| 本社所在地 | 東京都 文京区関口1-20-10 住友不動産江戸川橋駅前ビル 2F | ||||||
| 交通案内 | 東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」3番出口からすぐ |

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