日研化成 株式会社
糖アルコール分野のパイオニア
糖アルコール分野のパイオニア企業
“塩辛くないけれども保存性の高い梅干し”“甘いけれども虫歯にならない歯磨き粉”――一見すると相反する機能を備える食品や医薬品を作り上げるために広く使われる素材が、ソルビトールに代表される糖アルコールだ。
日研化成は、1969年の創業以来、一貫して糖アルコールや関連製品の供給に取り組む「糖アルコールのパイオニア」である。東京に本社と営業機能を有する他、名古屋に研究開発と製造部門、営業拠点を展開している。
現在、糖アルコールの主な供給先である食品や医薬品の市場では、「安心・安全」なものづくりが重要なキーワードとなっている。同社では、多くの同業他社がコスト面を考慮して海外に生産拠点のシフトを進める中、国内での一貫供給体制にこだわることで、「安心・安全」を高いレベルで追求してきた。
経営企画部長で新素材研究開発センター長を務める槇島氏は「お客さまによってニーズは千差万別ですが、当社としては『安心・安全』なものづくりに熱心なお客さまと少しでもお取引を拡大し、市場での商品の価値を分け合いたいと思っています」とこだわりを語る。
こうした同社の姿勢は、着実に市場からの評価を集めており、年間国内生産25万トンと言われる糖アルコールの市場でおよそ3分の1に相当する生産実績を誇るなど、トップブランドとしての地位を固めている。さらに市場での高いポジションを磐石なものとするために、糖アルコールを核とした新製品の開発にも余念がない。
経営企画部 新素材研究開発センター
部長兼センター長 槇島 氏「これまで有効利用がされていなかったデンプン以外のバイオマス素材から抗がん作用などの機能を有する糖素材を抽出する方法や、動物や植物の成長を促進する糖アルコール、アレルギーに効果のある糖素材など、5つほどの有力な開発案件が動いており、マーケットを見て随時商品化を図っていきます」と槇島氏。
同社では、従来から培ってきた「安心・安全」へのこだわりと、付加価値の高い新製品の投入やサイエンスに根ざした効果的な営業提案を組み合わせることで、糖アルコールの市場をもっと広げることができると睨んでいる。
社員自らが「新生・日研化成」の主役に
およそ40年の歴史をもつ同社だが、2003年に三井物産の100%出資に切り替わり、従来の開発・生産機能に加えて、ユーザーに直接アクセスできる販売機能が加わったことで、事実上新しい会社に生まれ変わった。そのような動きに伴い、同社は「新生・日研化成」として中長期的な成長を遂げるために社内改革を進めている。改革の先頭に立つのは、ほかでもなく社員一人ひとりだ。
個人がもつスキルやノウハウの共有や新しい人材発掘を目的に、職種を超えた人材異動にも積極的に取り組んでおり、ここ数年で全社員の半数以上が異動を経験している。柔軟な人材配置は、それまで生産一筋の人材が営業の第一線で頭角を現すなど、さまざまな効果をもたらしている。
「外部の方から見れば大胆にも映るかもしれない人事異動ですが、年功序列などがもたらす弊害をいい意味で壊して、組織を活性化する狙い、また主体性のある人材にスポットを当て、活躍の場を提供する狙いがあります」(西山氏)
同社では、男女雇用機会均等法が施行される前から、職種の分け隔てなく女性を積極的に採用するとともに、育児休暇や復職制度などの充実を図ってきた。現在も性別や年齢で差をつけることなく個人のCDP(Career Development Program)を尊重し、成長・成果に応じた考課を行うことで組織の強化を図っている。こうした長所を活かしながら、これからの時代を勝ち抜ける企業へと一層の進化を遂げようとしている。
声を上げた人には必ず恩恵がある
将来性の高い糖アルコール市場を開拓し、社内改革にもスピード感をもって取り組む同社では、従来の既成概念にとらわれない新しい価値を創造できる人材を求めている。
「取扱製品だけを見れば理系の素養があるに越したことはありませんが、必ずしも当該業界の経験がなくても問題はありません。逆に重視したいのは、自分の活躍できる場所を自分自身で生み出すことができる人材であること。急速な社内改革を進めている当社では、大企業のようにすべての仕組みが確立しているわけではありません。そのような仕組みづくりから参画して、自ら環境をつくっていける人材を当社では強く求めています。黙って待っている人には大きな恩恵は与えられませんが、声を上げた人には必ず何らかの恩恵が与えられるのが今の当社です」と槇島氏。
実際、同社は自らの領域を積極的に広げようとする人材に手厚いサポートを行っている。資格取得や語学習得の援助はもちろん、すでに複数の技術者を対象に大学院で専門知識を学ぶ機会を提供しているほか、業務レベル全般の向上を望む場合には三井物産グループの研修システムなど、社外のリソースを積極的に活用できる状況にある。
「糖アルコールの市場開拓は、従来は塩や砂糖が占めていた市場を開拓していく難しい作業が待ち受けています。単に自社の成長のみを考えて行動するのではなく、市場全体のパイを広げるようなビジネスを実践できる人材と一緒に仕事ができれば言うことはありません」(槇島氏)
「糖アルコールのパイオニア」としての地位に甘んじることなく、「安心・安全」かつ付加価値の高い製品供給を通じて、食品や医薬品の発展に貢献する同社。そんな進化の先頭に立ち、自らの前向きな気持ちを実行に移すことを望む人材にとって、同社は限りなく魅力的な環境となるだろう。
| 会社名 | 日研化成 株式会社 | ||||||
| 資本金 | 2億5千万円 | ||||||
| 業績 |
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| 設立年月 | 1969年 10月 | ||||||
| 代表者 | 代表取締役社長 宮沢 裕保 | ||||||
| 事業内容 |
(1)ソルビトール、その他の糖アルコール類及び関連商品の製造販売
(2)食品及び食品添加物の製造販売 (3)医薬品、医薬部外品、化粧品及び工業薬品、その他精密化学品の製造販売 (4)前各号の附帯関連する事業 |
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| 株式公開 | 非上場 | ||||||
| 主要株主 | 三井物産株式会社100% | ||||||
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| 従業員数 | 120人 | ||||||
| 平均年齢 | 42.0歳 | ||||||
| 本社所在地 | 愛知県 知多市北浜町24番地12号 | ||||||
| 交通案内 | 名鉄常滑線 古見駅より徒歩10分 |

